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八ヶ岳・杣添尾根から赤岳登山(1) [山歩き]

7月の海の日3連休で八ヶ岳の赤岳に登ってきました。
予約取れたかどうかわからないけど赤岳天望荘っていう素晴らしい山小屋はあるし、テント場もあるんだけど、3日間のうち最終日しか使えなかったので、八ヶ岳が好きな一番下の子も連れて、日曜夜からいつもの「車中泊日帰り」で行くことにしました。

しかし、前日あたりから子どもが風邪をひいてしまったので、登山は中止・・・ではなく、「お前は明日1日寝てろ」と命じて子どもを家に置いて出かけます。ひどい両親ですが(笑)

連休中日の中央道上りは大渋滞。夜遅くなってもヘッドライトの列が眩しく光っています。
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これまで赤岳へは、西側の美濃戸口から登っていましたが、今回は東の野辺山側から登ることにしました。美濃戸より近い気がしますし。
なお、本来の登山口は海の口の別荘地の中なんですが、林道を使ってすこし山の上の方にアクセスすると、30分ほど歩く時間が短くなることもあって、須玉インターから国道を北上し、JRの最高地点あたりを左に入って林道に向かいます。
雨が降っていたようで地面が濡れていましたが、雲が切れて星空が見えてきました。
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いや、星空が見えてきたレベルじゃない。
ああ、こうして道草してどんどん睡眠時間が削られてくんですね。
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林道は砂利道ですが凸凹も少なく道幅もあって、とても走りやすい極上のフラットダート。
写真は途中のゲートですがこんな路面が続いています。
コーナーでアクセルを抜くだけで後ろが滑り出すくらいです。調子に乗って落っこちないようにしないと。
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さて、杣添尾根の登り口となる通称「貯水池」と呼ばれる場所には1時ごろ着きました。
車は3台。
写真なんか撮ってないで早く寝ないと・・・
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そして朝4時半。
いつの間にか車いっぱいになっていました。といっても10台くらいしか停められませんが。
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4:45スタート。
案内板の先の森の中に入っていきます。
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すぐに沢をわたると本格的な登りが始まります。
このコース、途中にこういうしっかりした案内板がついています。
とりあえず横岳ー赤岳縦走路の交点まで標高差900mちょっとですかね。
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日が差してきました。
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きつい登りが続きます。
もっとゆっくり歩いたらいいんだと思う。きっと。
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森の中を2時間ほど登っていくと、東側が開けたところに出ます。
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富士山が見えるところから10分ほどで、ハイマツを切り開いた稜線に出ます。
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そしてすぐに「見晴台」という木製のデッキに着きます。
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赤岳の眺め。
挫けそうな斜面が待っています。
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振り返れば富士山。
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小休止して再び出発。
勝手に「木の根っこ地獄」と呼びたくなる超急斜面を登ります。
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振り返ればなかなかの絶景。
雲もきれいです。
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このお花が見ごろのようで、左右に見ながら岩の急斜面を登ります。
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7:30、登り始めて2時間45分で縦走路の分岐に到達しました。
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分岐のところのピークに登ってみます。
三叉路の横にあるから「三叉峰」というのでしょうか。
富士山から南アルプス、御嶽山ー乗鞍岳ー北アルプスは白馬の方まで、ぐるーっと見渡せます。
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赤岳と阿弥陀。奥は南アルプス、さらに奥に中央アルプス(と思う)
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槍・穂高もくっきり見えます。
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なんかもうここで下山していいんじゃないかと思ういい眺望なんですが、ここから南下して八ヶ岳最高峰の赤岳まで行ってみましょう。
(つづく)
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2023年5月~6月のサイクリングまとめて [先月のサイクリングまとめて]

今年は学校の夏休みと合わせるように昨日梅雨明けとなりました。
そんなに雨が降り続いた記憶もないのですが、振り返るとあまり自転車に乗っていない先月と、先々月のサイクリング。
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5/5 蔵王エコーライン+αサイクリング 58km
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2023-06-18
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2023-06-26



5/21 川崎/日本民家園 64km
川崎にあちこちの古民家を移転保存しているところがあると聞いて・・・というか、あるのは30年くらい前から知っていたけどこれまで見たこともなかったので行ってみました。
いったん大和の図書館に寄ってから、R246を東へ走っていきます。
横浜北部~川崎北部は本当に坂が多い。アップダウンの多い246を江田のあたりで離れ、もっとアップダウンのある道を走って「生田緑地」と呼ばれるところに行きます。
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入館料は550円ですがなぜかWAONカードを持っていると440円になります。
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深い緑の残る谷戸に点々と古い家が建っているのですが、これが川崎市内とは思えないいい雰囲気を醸し出してます。
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これなんかほとんど富山遠征状態。
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なかなかこれは楽しいぞ。一眼でいろんなものを撮り歩くのもいいかもしれません。
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帰りは丸子橋まで川沿いを南下。
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5/27 いつもの海 50km
夏っぽいけど海の家が建つ前のいつもの海。
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さあ今年も酸っぱいアクエリアススパークリングの季節がやってきた。
通年販売してくれればいいのにと思うけど、冬はあまり飲まないかなあ。
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6/4 山北往復 119km
夏になる前にお弁当用の酸っぱい昔ながらの梅干を買いに出かけます。
いつものごとく買って来いというくせにガソリン使うなというので自転車で行きます。
途中通過した海老名の相模線社家駅。風情がある昭和初期の駅舎です。
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この日は相模川沿いの某所でプジョーの集まりがあったので顔を出しました。
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R246を西へ走り、山北町へ。
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農産物直販加工所「とれたて山ちゃん」へ。
梅干のほかに夏ミカンを買って帰ります。これから数十キロの距離を背負うのはちょっとしんどいですが。
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「切り通し」って見ればわかるんだけど、標識があるということは地名なのかな。
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南足柄駅前には金太郎の銅像があるんだけどクマがリアルなのが気になります。それも子連れってやばいやつじゃん。
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小田原まで足を延ばして、小田原城の中のアジサイとアヤメを見て帰りました。
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なんと、6月に走ったのはこの1回だけ。
平標山に山歩きに行ったというのはあるけど、なんとなく不完全燃焼感もある6月のサイクリングでした。
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花の平標山登山 [山歩き]

6月中旬の週末、梅雨の中休みで土日ともに好天の予報が出ていました。
奥さまからは、「明日天気いいから山行こう」と言われます。さあどこ行く?夜出発?土日テント泊か?と行く場所も決まらぬまま、肝心の奥さまは酔っ払ってひっくり返ってます。
そんな感じなので、翌朝も早起きするわけもなく、普通に起きていきなり「平標山に行こう」と言い出します。

はあああ??こんな時間に???どこにあるか知ってるん???

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登山口は上越国境の向こう、渋滞なしでも3時間半ですが、既に土曜の朝で圏央道も関越道もガッツリ渋滞が始まっている時間です。なんだか前の日あたりにメルマガが配信されてとても花がきれいだから、ということのようです。

この記事らしい→https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=2529

その日の天気予報をチェックすると、幸いにも夕方まで安定した晴天の予報。それに、6月中旬の日の入りは19時過ぎなので、正午スタートでも日暮れまで7時間あるし、歩いたことがあるところなので大丈夫。

平標山は去年の10月に登っています。
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2022-12-15
その時は前日のサイクリングの疲労と微妙な天気で、もう登山なんか辞めたいと思ったところですね。その時お会いした御婦人から「次は彼女を連れていらしたら如何」と言われたのですが、まさかこんな早く実現するとは(笑。確かその方は花の季節がいいとも言ってたような気がします。

そんなわけで、ほぼ休憩なしで4時間半、ほぼ満車だけど下山してきた人の隙間がいくつかあった駐車場に昼前に到着、正午ちょうどに歩き始めます。こんな時間からのスタートなんて、山なめてる・・・
この日は第2駐車場もびっしり埋まっています。
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最初からなかなかの急な登りですが、この時間から登る人もいないので、マイペースで登れます。早朝だったらなかなか進まないのではと思います。
スタートして45分で鉄塔下を通過。
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あまりこの時期山歩きしないので鮮やかなお花が新鮮です。名前はさっぱりわからないので省略します。
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なかなか急な登りです。下山してくる人はたくさんいます。
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1時間半ほどで松出山へ。ここからは見晴らしの良い道になります。
午前中だと真正面から日を浴びるので、奥さまは「午後で良かった」とのこと。
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振り返る。
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こういう白い花はみんなチングルマと思っちゃうけど違いますね。
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こんな感じで、斜面にたくさん咲くところを過ぎて、
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2時間半で山頂着。
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やはり気になる土樽へのルート
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東側、仙ノ倉山に向かう斜面にお花畑があるとのことで・・・
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写真難しいな・・・

お花を見たり、山頂でコーヒーを入れたりしてゆっくりして16時下山開始。
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平標山乃家。おいしい水が飲める。
テントがテント場に入り切れず、こんなところまで。
16時半なのでみんな晩ご飯の時間でした。
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夕方遅くなると熊恐いな・・・
山小屋から山道を下ること45分、林道歩き45分。
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18時過ぎに駐車場に戻りました。
梅雨の合間とは思えない、すっきりした青空の1日でした。
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2023年3月~4月のサイクリングまとめて [先月のサイクリングまとめて]

パナチタン9年目の春。
子どもたちの進学でバタバタだった去年と違って、何もない平穏な春。
年度代わりのこの時期にしては珍しく遠くに出かけた春になりました。
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3/19~21 横浜-京都サイクリング 463km
春分の日の飛び石を利用して自宅から京都駅まで自走。
天気よければ大阪まで行きたかったけど満足です。
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2023-04-10
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2023-04-16
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2023-04-19
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2023-04-22


4/1 しまなみ海道(愛媛県側) 79km
橋も桜もきれいだった春のしまなみ海道を子どもたちとサイクリング。
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2023-05-08
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2023-05-14
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2023-05-19


4/16 南青山往復 77km
この日はAtwightさんが出展している写真展を見に行きます。
横浜の田舎を走る電車がこの3月から東横線と直通するようになったのですが、その線路に沿って自転車で走って都内へ向かいます。
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丸子橋から洗足池の横を通って五反田→白金台→広尾と、初めて立ち入るエリアを走っていきます。
都内に入ると雲行きが怪しくなってきて、広尾のあたりで土砂降りに捕まります。おまけにヒョウまで降ってきました。
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やらかしたw
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しかし、少し経つと雨も小降りになって日が差してきたので、その隙を狙って走ります。
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この会社、こんな立派なビルを建てているのか。もっと登録している人の給料を(略
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路地を入ったところのギャラリーへ。
お邪魔しました。
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帰りは五反田から国道1号線(第二京浜)を走って帰りました。
こちらも初めて走る道ですが広くて意外と走りやすかった。
横浜市内まで戻ると雲一つない青空でした。
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4/23 いつもの海 50km
この時期海岸に咲いているちょっと地味だけどきれいな花。
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ロードバイクのタイヤが古くなってきたので、3月の遠乗りの前に交換しました。まあ消耗品ですからね。パナレーサーのレースA、いくら丈夫だからってここまではちょっと使いすぎだったかもw
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これまで最初の1年を除いてずっとパナレーサー使ってたのですが、ここで心機一転、別ブランドのタイヤを使ってみることにしました。
コンチネンタルのGRAND PRIX 5000。サイズは25c。
2本で新幹線の東京ー大阪に乗れるくらいのお値段でした。パナレーサーよりちょっとお高い。
https://www.mizutanibike.co.jp/products/detail/1698/
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カタログでは1本225gとなっていますが、ほぼ合ってますね。
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転がり抵抗が小さいと評判のタイヤですが、乗ってみると走りが軽く感じます。1万数千円払ってるのを差し引いてもなんだかよく転がってる感があります。

パナレーサーもタイヤをモデルチェンジして、アジリストという新シリーズを出していて、それにしようかとも思ったのですが、近年、ロードバイクのタイヤが少し太くなったのがトレンドで、このタイヤはその太いリムに合わせて作っているようです。
自分のホイール(シマノRS21)は15Cというリムサイズで、アジリストのパッケージには「非推奨」となっていたので別会社のタイヤにしちゃったんだけど、今ウェブサイト見てみたら「非推奨」ではなくなってました。次はまたパナに戻そうかな。自転車もパナソニックだし・・・
https://panaracer.com/sp-content/agilest/

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宮城県道255号青根蔵王線 [自転車(ロードバイク)]

蔵王エコーラインを自転車で登り、蔵王連峰最高峰の熊野岳へのハイキングも終え、自転車で下山します。
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まっすぐ下ってしまうのももったいないんで、ちょっと寄り道してみよう。ということで、13:15、エコーラインの途中のこの交差点を左へ「峩々温泉」という方に曲がってみます。
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山の中の道を抜けると、遠刈田温泉を通っている国道に抜けることができます。これが県道255号線ですね。
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新緑がまぶしい!
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谷に向かって急な坂を下り、美しいと思えてしまう急カーブのスノーシェッドを通り抜けると
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濁川の渓谷沿いに見えてくるのが峩々温泉。携帯も圏外になってるホントの山奥の一軒宿。
https://gagaonsen.com/
2名1室1泊2食で3万数千円から。若い頃は中年になったらこういう渋いところに泊まって旅したりするんだろうかと思っていたけど、そんな機会は訪れてこないようです。
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峩々温泉のところから谷の対岸に渡ります。
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急な登り坂を上ると南蔵王の山が見える見晴らしの良いところに出ました。
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車も少ない、こんな感じの道を走ります。
なんか、観光道路よりもこういう名もなき山道を走るのって、自分のサイクリングの原点に戻ったような気がして楽しい。
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そして新緑の細い山道を下って
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40分ほど山道を堪能し、国道に出たところが青根温泉。
国道との交差点わきの売店でアイスが売ってたので思わず買ってしまう。
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14:30 鳥居のところに戻ってきました。
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駐車場に戻り、自転車を車に雑に積み込みます。
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さて、自分は”カラスの行水”なので日帰り湯に入ることもあまりないのですが、渋い浴場があったので立ち寄ってみます。遠刈田温泉は古くから信仰登山の基地でもあり、湯治場としても知られてるそうです。
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しかし、ここのお湯、ものすごく熱くて、結局5秒くらいしかお湯に浸かれませんでした。温泉に入るなんて慣れないことはするんじゃなかったな。

さてさて、ここから自宅までは約400kmあります。
この日はGW後半3日目。当然東北道は大渋滞。
とりあえず4号を2時間ほどかけて二本松まで走り、二本松から高速に乗ったのですが、こんな感じ。いやあ混んでますなあ。蓮田から都賀まで数十キロつながってるっぽいし、郡山から浦和まで4時間くらいかかるような道路情報もあったので、那須のあたりからの渋滞を避けるべく、19時過ぎに白河で高速を降りました。
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R294、R293と走り、1時間半ほどで氏家へ。
そこからいつものR4→新4号で、五霞まで1時間半、草加まで2時間でここまで下道は渋滞なし。23時前に草加から外環に乗り、環八へ。環八が混んでて結局家に着いたのは1時前。
自転車よりも車の運転が疲れた1日となりました 笑。
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蔵王山熊野岳登山 [山歩き]

蔵王エコーラインの宮城県側を登り、車道の最高点を過ぎて大きな駐車場へ。
自転車をここに止めて山歩きをしようと思います。
奥に見えるのがリフト乗り場。往復800円。
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リフト乗り場の横に登山道があるのですが、雪がガッツリ残っていました。あいにく今日は軽アイゼンを持っていません。そりゃ自転車乗りに来たんだから・・・
雪は溶けかけてるので、アイゼンなしで行けないことはないんだろうけど、ここは無理せずリフトへ。せっかくここまで人力で登ってきたのにリフトとは・・・という敗北感とリュックを抱え、8分ほどで山上へ。
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リフトを降りたところの標高が1700m、蔵王最高峰の熊野岳が1841mだし、距離も短く、登山というより散策に近い感じです。一応100名山のひとつのようです。
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まずは南側の刈田岳へ向かいます。遊歩道を10分ほどで山頂に着きます。
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振り返ると御釜というカルデラ湖があっていかにも蔵王って感じの景色です。
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ここからは北上して熊野岳を目指します。
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途中雪渓を横切って
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刈田岳から30分ほどで蔵王山最高峰の熊野岳山頂に着きました。
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北を向いて地蔵岳方面を望みます。山形県側から向こうの山にロープウェイが出ています。
遠くにうっすら見える山は月山?鳥海山?ちょっとわからない。
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こちらは西。方角的には朝日岳かなあ。これも山の形を知らないのでよくわからない。
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荒涼とした山上の景色の中をゆるゆると歩いて
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正面に御釜を見ながら山を下って、
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休憩あわせて2時間弱の散策を楽しんで、リフトで下山しました。
リフトからは、雪の登山道をアイゼンなしで歩く人を見かけ、やはり下りでも悔しい思いをしたのでした。
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蔵王エコーラインサイクリング [自転車(ロードバイク)]

6連休となった2023年のGW後半。西日本から天気が崩れてくるものの、東日本は好天続きとなりました。カレンダーと天気だけ見れば少しまとまった旅行もできたのですが、自分一人ばかりずっと家を空けるわけにもいかないし。

でもせっかくなので夜発日帰りで少し遠めのところに行ってみたいと思い、宮城県の蔵王に行ってみることにしました。蔵王は日本百名山ですが、宮城から山形へ抜ける車道の「蔵王エコーライン」が山頂近くを通っていて、これを自転車で登るのが今回のサイクリングです。

夜叉神峠、大菩薩嶺と連日出かけた翌日は1日家で休み、夜10時すぎに自転車を積んで出発。草加23:30に外環を降りていつもの新4号を北上し矢板まで2時間。矢板から高速に乗って1時間ちょっと走った安達太良SAで仮眠を取りました。
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朝5時。今日もいい天気みたいですね。
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早朝で空いてそうなので二本松からまた4号線で北上していきます。
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蔵王町に入り、県道12号を走るようになると正面に高い山が見えてきます。
こういうの見るとワクワクしますね。
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朝7時すぎ、遠刈田(とおがった)温泉の町営駐車場に車を止めてスタートします。
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10分ほど走るとエコーラインへの分岐になります。
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分岐にある「蔵王大権現大鳥居」がスタートのいい目印。7:25、ここから標高差約1200mのヒルクライムです。
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この時期はまだ朝8時にならないと通りぬけできないようです。早く登ってゲートで8時の開通を待てないかなと思ったのですが、結局この後の急坂でスピードが上がらず、閉鎖ゲートは8時半に通過しました。
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きれいな新緑の中登っていきます。
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鳥居から約7km、50分ほどで「峩々温泉」への分岐を通過。
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標高を上げると残雪の山が前方に見えてきます。
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途中の「駒草平展望台」から見る荒々しい風景。
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そしてその展望台の先、雪壁の間を通過。
標高1500m程度でまだまだこんなに残雪残ってるのか。
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絶景ですね。
渋滞が始まりました。山頂の駐車場からつながっているようで、全然動いてなさそう。
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9:50、自動車道の蔵王ハイラインとの分岐に到着。最高地点に近い場所です。
そこに居合わせた地元の自転車乗りの人が、トレッキングシューズ履いてる自分の足を見て「そのペダル(ビンディングで固定されない)で登ってきたんですか!」と驚かれました。その方はGWで蔵王に登るのは2回目だそうで、そっちの方が驚きです。
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こんな景色。
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つづく。
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大菩薩嶺登山  [山歩き]

夜叉神峠に行った次の日は大菩薩嶺に行きました。前日ほんとは来ようと思っていたところです。
わざわざ山梨から家に帰って翌朝また中央高速に向かって走っていくのも変な感じですが、この日からは世の中的にも祝日で学校も休みなので、「百名山に行く」と言ったらなぜかやる気を出した下の子二人を連れていきます。
いつも高速に乗る相模湖インター手前の甲州街道で事故があり、相模湖インターに乗るのに30分くらい余計にかかり、駐車場に着いたのは8時過ぎ。途中案内の方がいて、登山口である上日川峠の駐車場はすでに満車ということで、ダム湖のほとりの広い駐車場に案内されました。
8:30スタート。
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登山口の峠まで15分、そこから福ちゃん荘という小屋があるところまで30分ほど。
福ちゃん荘から大菩薩嶺に直接上がるルートと、いったん大菩薩峠を経由して上がるルートがありますが、今回は峠経由にします。
自転車でも走れそうな緩い道がしばらく続きます。
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木々の間から富士山がちらちら見えるのがいい雰囲気。
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福ちゃん荘から30分ちょっとで大菩薩峠に着きました。
よく見る看板ですね。これが実物かあ。
奥の方には白い山々が見えています。
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少し上がると南アルプスが見渡せました。
見事な大展望です。
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後学のために見えている主な山の名前と標高を入れてみました。
写真の左側、ディープな南アルプスは歩いたことないからなかなか覚えられないです。
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そして、富士山とダム湖。
これもいろいろな人の写真で見る景色ですね。
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親不知の頭という1952mのピークへ登っていきます。
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親不知の頭でも同じように富士山から南アルプスまで見渡せるのですが、ここでは八ヶ岳も見えています。左奥の白い山は乗鞍かなあ?
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旧峠、それからこれから歩いていく明るくてなだらかな稜線です。
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このコース、反対回りにすると富士山を正面にずーっと稜線を歩けるんですね。
そうすればよかったかな・・・
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「雷岩」という、先ほどの「福ちゃん荘」から直接大菩薩嶺まで登ってくる道との合流点付近には11時に着きました。大菩薩峠から1時間ほど。たくさんの人が登ってます。子連れもたくさん。
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大菩薩嶺まではここから数分、林の中を歩いていくのですが、山頂はこんな感じで展望はありません。記念撮影の行列ができていましたが、秒で引き返します。
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雷岩の近くの展望のいいところで富士山を見ながらいつものようにみんなで業務スーパーの78円ラーメンを食べて、コーヒーを飲んで、真正面に富士山を見ながら急坂を下り、1時間ほどで大日川峠まで戻りました。
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下に見えていたダムに寄ってみました。
ダム湖から見上げる大菩薩嶺ってこんな感じ。
山から見た大展望は素晴らしいんだけど、山自体の形はこれが百名山なの?って思うショボさでした。
GW後半初日なのに中央道上りはやっぱり渋滞していて、大月から下道で帰りました。
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夜叉神峠 [山歩き]

GWの旅行の計画は難しいです。
晴れれば新緑と青空の素晴らしい旅が待っているのですが、雨のことも多く、かといって交通機関の予約は難しい。

ということで、2023のGWは後半に狙いを定め、航空券のセールで早くから安い切符を取っていたのですが、どうやら後半になればなるほど天気が悪くなるとのこと。
安い切符はキャンセル料も高い。残念ながら8000円ほどで手放しました。
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GWの合間の月曜日は仕事でしたが次の日はお休み。
2日~7日まで6連休になるのでまとまった旅ができるチャンスではあるんだけど、自分だけ長く家を空けるわけにもいかず、近場で適当に過ごすこととしました。

そんなGW後半の初日。
奥さまも仕事を休んだので、日帰りで大菩薩嶺にでも行こうとしたのですが、あまりの天気の良さに、これ残雪のアルプスきれいなんじゃないの?と思って目的地を変更、中央道を先に進みます。
ほらね。
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新緑の細い山道を上がっていきます。
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着いたところは夜叉神駐車場。
平日の昼過ぎですが数台分しか空きがありませんでした。
夏はここを通るバス便があるんですが6/23から。
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ここから夜叉神峠までは標高差400mほど。新緑の山道を歩いていきます。
若いころに峠までMTBを押して登ったことがあります。勾配も緩くてお散歩ですね。
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40分ほどで鞍部に出ます。
夜叉神「峠」という名のとおり峠なんですね。
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鞍部から少し上がると、白峰三山が目の前に現れます。
ここが夜叉神峠です。
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お互い登ったことがある北岳です。自分は昨年夏。
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コーヒーを入れて、プロテインバーをおやつ代わりにしてゆっくりしました。
つい数日前にガシガシ歩いたので、敢えて歩かないのも贅沢だと思う。
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山を見てると時間が過ぎるのは早いですね。
1時間半ほど滞在し、鳳凰山から降りてくる人たちで賑わう峠を後にしました。
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下りは30分かからず駐車場へ。
隣に弟分のような車が止まっていました。でも今日どこかでこの車見た気がするなと思ったのですが、あとで見返したら1枚目の写真に写っています。
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さて、山を下って、芦安のバス停の近くにある「南アルプス市芦安山岳館」に立ち寄ってみました。
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展示も良かったのですが、山岳関係の図書が1万冊あるとのこと。
山と渓谷も(全部かどうかはわかりませんが)創刊号からあったりするので、1日ここで本読んで過ごしたい。

帰りの車中から。
富士山も1日きれいに見えました。
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さて、芦安山岳館で古い地図が売られていたので買って帰りました。
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同館に保管されていた「五万分一 白根山近傍図」。昭和6年、陸軍の陸地測量部発行のもののようです。陸軍が一般向け(?)の地図を売っていた時代なのか。
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=6841
去年の夏、北岳から帰ってきてこの地図の存在を知って悔しい思いをしたのですが、まだ在庫がありました。

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古地図の復刻とのことですが、折り目に沿った変色まで復刻されています。南アルプス林道ができる前、どうやって歩いていたのか、たまに開いては思いを巡らせてます。
この地図400円でしたが、国土地理院の2万5千分の1地形図だって435円ですから、安いですよね。
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丹沢主脈縦走 202304 [山歩き(丹沢)]

丹沢山地を北端の道志川沿いから、県内最高峰の蛭ヶ岳を通り、丹沢山→塔ノ岳→大倉とまるまる縦走するコースを2年ぶりに歩いてみました。
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距離22km上り標高差2100mって、中房温泉から燕山荘ー大天井ー常念小屋ー一ノ沢に相当します。なお活動量の2600kcalはごはん茶碗11杯分ですね(どうでもいい)

まずは横浜線の橋本駅からバスを乗り継いで、丹沢の北端、道志川沿いの登山口へ向かいます。この道志川沿いのバスは朝夕1本ずつ。それに間に合うように朝6時過ぎに橋本駅に着きましたが、2年前と比べてバス待ちの列は半分以下、三ヶ木からの小柄なバスも増便なしでした。

さて、丹沢エリアを走る神奈中バスには1050円で1日フリー乗車券があります。
最初のバスで料金を払うときに「1日フリー乗車券ください」と運転手さんに告げて料金箱にタッチするとsuica(pasmo)に記録され、次からはお金が引かれない仕組みです。
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その1日フリー乗車券ですが、いつの間にか「土日祝は同伴者1名無料」となっています。
橋本から三ヶ木で乗り換えて下車予定の東野へのバス代は954円。下山後のバスが210円なので、一人でも元が取れるのですが、2人で1050円で済むなんて実に家計に優しい。あまり知られてないようで、他に使っている人はいなさそうです。ヤビツ峠の方は小田急のフリーパス使う人はよく見るのですが。

7時半、標高400mの青根でバスを降りて歩き始めます。さあ20km頑張らないと。
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最初の40分ほどは車道歩きです。
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車道から山道に入ると急登の連続。石段もないホントの上り坂で、アキレス腱が伸び切りそうです。それでもきれいな新緑に癒されます。
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ツツジがきれいなところを過ぎるとだいぶ上がったなという感じです。
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歩き始めて2時間でひとまずきつい登りは終了。
焼山ー黍柄山を通る「ホントの丹沢主脈縦走」と合流です。
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10時、標高1,420m、ベンチもある姫次に到着。
富士山は見えそうで見えない、いや、ちょっと見えるかな、という感じ。
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姫次のちょっと先、西側に開けているところから富士山が見えました。
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そして遠くには南アルプス。
雲が多い日だけどなんか得した気分です。
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蛭ヶ岳までは楽しい林間の散歩道。
姫次と蛭ヶ岳の中間地点は10:40に通過。
このコースを歩く人は健脚が多いのか、何人もの人に抜かされていきます。
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ここから丹沢名物(?)木の階段になって登っていきます。
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11:30に標高1673mの蛭ヶ岳山頂に着きました。富士山はもう雲の中に消え入りそうですね。
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山頂の東側、丹沢湖が見えるところでお昼を食べました。
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12:10、午後の部スタート。ここからしばらくアップダウンの繰り返しです。
西からの風が強く吹いてました。雨になったら辛そう。
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ちょびっと鎖場もある。
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12:50、県内で2番目に高い不動ノ峰から。これからずーっと歩いていく丹沢山~塔ノ岳の稜線と、奥に見える大山。
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いったん下って、丹沢山へ登り返し。
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登山道わき、強風に負けずに散らずに残る桜をあちこちで見れました。
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13:25丹沢山。右奥が100名山用(?)の看板です。
夫婦二人の写真を撮ってあげますという親切な人が多いのですが、「いや、ちょっと写真まずいんで・・・」と断ったらどうだろう、なんていう下らないことを考えました。
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丹沢山と塔ノ岳の間はホントに桜がきれいだった。GWの丹沢も侮れないです。
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14:30塔ノ岳。ガスってきました。
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ここからは歩きなれた大倉尾根。
登山口まで1時間40分ほど、ちょっと寄り道をして17時前という全然明るい時間に大倉からバスに乗りました。
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