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202403鹿児島旅行(3)高千穂峰登山 [山歩き]

日豊本線の霧島神宮駅から自転車で霧島連山の高千穂峰まで登ってきました。
とってもいい天気!山もすぐそこなので、高千穂峰まで登っちゃいます。この場所が約950m、高千穂峰山頂が1573mと標高差600m。
12:25スタート、鳥居をくぐって広い参道を歩いていきます。
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もちろん事前に山登りの準備はしていましたが、この週末は寒波が到来して鹿児島もかなり寒くなる予報。防寒着も少し多めに背負ってきています。

数分歩くと「古宮址」。1235年の噴火で焼けてしまったとのこと。
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15分ほどで木がなくなり、いかにも火山な軽石の急斜面の登りになります。
高千穂峰までのコースタイムは登り2時間、下り1時間半ですが、2時間半くらいで往復して15時過ぎには下山したいので息を切らしながら登っていきます。
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こんな急坂を登ってきました。木がないから眺めは良いです。
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歩き始めて40分ほどで噴火口の「お鉢」が見下ろせるところに来ました。
ここまでエグイ登りと思っていたらさらに登りが続いていて、奥に一段と高い山が。
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噴火口の向こうにうっすら桜島
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新燃岳と韓国岳。韓国岳はうっすら雪をかぶっています。
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そしてでっかくそびえたつ高千穂峰。登ってみると大したことなかったけど結構威圧感ありました。
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お鉢と高千穂峰との鞍部。ここまで約50分。
霧島神宮は当初ここにあったようですが、8世紀くらいに噴火で焼失したとのこと。
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先ほどの鞍部からは15分ほどで登って、13:35山頂着。
一番てっぺんには「天逆鉾」が突き刺さっていて、坂本龍馬が新婚旅行で訪れたときに引っこ抜いたという伝説(?)があるとのこと。鉾のところには立ち入れません。
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新燃岳・韓国岳方面。
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小屋がありました。
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360°の展望です。
向こうは宮崎県の都城方面かしら?
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幸いにして風も穏やかで寒くない。
高菜のおにぎりをいただきます。
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山頂で居合わせた人とおしゃべりしたりして、14:05下山開始。クレーターのような噴火口を上から見下ろすのは不思議な感じです。
ザレザレの斜面を小股で早足でザクザク下って14:55に高千穂河原に下山しました。
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紅葉の白駒池・高見石登山 [山歩き]

中央本線の富士見駅から自転車で麦草峠に登ってきまして、少し先の駐車場に自転車を停めて、白駒池への散歩とします。ちょうど紅葉が見頃とのことで、平日でしたが駐車場は満車。
12時出発。
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整備された広い道を歩いて行きます。
途中の「十字路」を青苔荘の方へ左折して・・・
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駐車場から10分ほどで湖畔に出ると、鮮やかな紅葉がお出迎え。
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しかし、こうして離れてみると、湖畔ギリギリだけ赤くて、なんだか公園の池のほとり感があるなと思ってしまいました。
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この池を見下ろす「高見石」という高台があるので少し登ってみます。
「白駒荘」の奥から登っていきます。
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足元悪いですねえ。前回の栗駒山に続いて靴を泥だらけにします。
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25分ほど、標高差にしたら170mくらい登ると小屋が見えてきました。多くの人で賑わっています。
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小屋の横のごつごつ岩を5分ほど登ると。。。
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おー
いい眺め!
ここから見る木々のどれが紅葉するのかわからないのですが、全体的に緑色が多くて、もうちょっと落葉松が黄色くなるのが見えるかなと期待して来たので少しがっかり感もありました。
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さっきのきれいな紅葉をアップで。
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あんまり紅葉って感じではないとはいえ、ポカポカで気分がいいので、30分くらい岩の上で過ごして、下山。
下りは北側の、さっきの「十字路」に出る道を通り、30分ほどで駐車場に戻りました。
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週末パスで東北旅行(4)栗駒山登山(続き) [山歩き]

秋の3連休の栗駒山。
いわかがみ平から東栗駒山経由で、栗駒山(須川岳)に登ったものの、山頂は多くの人でごった返していたので、もう少し先に進んでみたいと思います。
山の北側(写真右手)は雲が切れていますね。
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視界が開けると山の北側はこんな感じのいい眺めです。
いかにも火山なんだけど、蔵王に比べると草木が多いです。
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一瞬だけ雲間から光が差しました。ちょ、なんかいいぞ。
少し感動しながら写真を撮っていると、居合わせた女の子に写真を撮ってほしいと頼まれます。
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話を聞くと、栗駒山北側の須川温泉へ歩いていくとのこと。
行く手を見ると、左側から登山道が小高い丘まで続いています。その丘まで行くとなんとなく眺めがよさそうな気がしたので、自分も一緒にあのあたりまで行ってみることにします。
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北斜面は一面の紅葉。
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そして、展望岩頭という名前が付いた「眺めのいいところ」にたどり着きます。
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眼下に広がっていたのはこの景色。
ちょうど日も差してきましたが、これはすごい!
きっと一人ではここまで足を延ばさなかっただろうと思います。出会った彼女はまさに女神。
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誰も立ち入れないような草紅葉の高層湿原を、空から眺めている感覚。
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そして鮮やかな紅葉。
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後方を振り返ると西側の「昭和湖」。
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女神さまはずーっと向こうの稜線を歩いていくそうです。羨ましすぎます。
自転車を残していなければ自分も歩いていったのになあ・・・
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ひとりでガスの栗駒山に戻ります。
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が、一瞬ガスが切れて薄日が差して素晴らしい紅葉が現れました。
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14:30に山頂に戻ると、さっきの喧騒がどっかにいって静かな山になっていました。いわかがみ平のシャトルバスの最終が15時なので、みんな下山された後のようです。
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自分もきれいな紅葉を見ながら下山します。
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これが「神の絨毯」なのかな?
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いわかがみ平へ下山するコースはよく整備されていました。整備されてはいるものの、こういう道って歩きづらいんですよね。変な凸凹に足をついてひねりそうなのです。
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40分ほどで駐車場に着きました。シャトルバスがなかなか来ないようで、バスの最終の15時を過ぎていましたが大勢の人が並んでいます。
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ふたたび「いわかがみ平」の看板の前で写真を撮ってから下山開始。
ものすごいスピードが出る急坂を下って・・・
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45kmを1時間45分ほどで走り、日が暮れるころにくりこま高原駅に着きました。
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ここから輪行して帰ります。
次の新幹線「はやぶさ」は全車指定席。これに乗って帰れば早いのですが・・・
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買ったのは自由席券。大宮まで新幹線なんてずいぶん奮発したもんだ。ちなみに大宮で降りるのは上野東京ラインor湘南新宿ラインに座って横浜まで帰りたいから。
時刻表(紙)の隅には「仙台ー盛岡間の途中駅に停車する〔はやぶさ〕〔はやて〕〔こまち〕は、同区間を相互に利用する場合に限り自由席特急券で普通車をご利用になれます」と書いてあるので、自由席券ですが全車指定席のはやぶさに堂々と乗って、空いてる席に座って仙台で下車、仙台始発のやまびこ号の自由席に乗り換えます。
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お土産を買う時間も欲しかったので、1時間後の19:20発のやまびこ220号にしました。時刻表によると、この列車は17両編成で自由席が前4両、後6両と多く、秋の3連休でも座れるだろう、という見立てです。
17両編成のうち緑色の前10両が先にホームに入り、発車8分前に赤い後7両が連結部を開いた状態で入ってきました。
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「絶対座れるだろう」どころか、福島まで1両貸切でした。3連休の中日なんですが。
横4人掛けなので新幹線にしては豪華な感じがします。
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仙台で買った温まる牛タン弁当を遠慮なくいただきます。他のお客さんいないから匂いも気にしなくていいし。牛タン弁当に続けてくりこま高原のイオンで買った海鮮丼を食べて、今回の東北旅のしめくくりとしました。
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抜けるような秋空と真っ赤な絨毯のような紅葉を期待して登った栗駒山はちょっと外したけど、久々の汽車旅、初めて訪れた震災遺構、伊豆沼から飛んでいく渡り鳥、秋の田園風景の中のサイクリング、そして、栗駒山の先の展望岩頭から見た素晴らしい景色。1泊2日でしたが、とても充実した楽しい東北旅行となりました。
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週末パスで東北旅行(3)栗駒山登山 [山歩き]

くりこま高原駅からいわかがみ平まで自転車で登ってきました。
ここから山頂まで歩きます。
自転車で足がパンパンになっていて攣りそうなのでゆっくり登らないと。
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いわかがみ平から山頂まで登山道が2本ありますが、東栗駒山を経由するルートを登っていきます。標高差は500mくらいですから、まあ、大丈夫でしょう。
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ところどころきれいな木があります。
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沢を遡上するようなところもあり、変化があって楽しいルートです。
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晴天だったら、もっと紅葉が進んでいたら、と思わずにいられないこの景色。
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もうすぐ東栗駒山。
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栗駒山にはガスがかかってしまっています。朝早くだったら良かったんだな。この夏の山が好天に恵まれすぎていて、イマイチ気分が乗らない。
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ところどころ道が悪い場所があります。
ひとり長靴の人を見たけどそれが正解なのかも。
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・・・・・
さすがに脛くらいまで浸かってしまう深さです。
ここは脇の藪の中を回り道できるように誰かが開いてくれていましたが、
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こんな感じ。
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なかなかいい感じです。帰りはこれで上野東京ライン乗るのかw
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標高が上がるときれいな紅葉も増えてきました。
少し青空も見えてきて、雲間から差した薄日が当たるときれい。
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栗駒山に向けてもう一登りです。
山頂に向かう人の行列が見えました。
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山頂直下の登り。登る人も下る人も多い。
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12:40、いわかがみ平から2時間半かけて山頂へ。
山頂には何百人もの人がいて、大きな標識で記念撮影をしようとしている人の列が数十人も連なっていたので写真は諦めて、更に山頂の先に道が続いているので、もう少し歩いてみます。自転車を停めてあるので、シャトルバスの時間を気にしなくていいので気楽です。
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つづく
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大弛峠からの金峰山登山 [山歩き]

8月の双六と立山、2週続けたテント泊山行は、天気も景色も素晴らしすぎました。

だからなのか、燃え尽き症候群みたいになってしまって、9月も天気がそこそこ良い3連休があったのに、どこかに行くあてもなくだら~んと過ごしていたら、奥さまがお友達と山梨と長野の県境の金峰山に行きたいというので車出しがてら自分も登ることにしました。ちなみに読み方は、山梨では「きんぷさん」、長野では「きんぽうさん」らしい。

金峰山に一番近い登山口は大弛峠で、標高が2365mあります。金峰山の山頂は2599m。途中のアップダウンを無視するとたったの230m、累計の登り標高差も400mしかありません。コースタイムは登り2時間半、下り2時間です。

山登りでいつも辛いのが駐車場確保です。
3連休の最終日なので、少し夜早めに出て、塩山市街から細い山道をくねくね登り、12時半ごろ大弛峠に着くと空き区画は残り3台程度、朝には満車になっていました。
日が昇る頃の5時半にスタートします。
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いくらユルユル登山とはいえ上り坂はありますわな。
夫婦二人だけだと、語らずとも「山頂まで2時間切るぞ!」みたいな雰囲気になるのですが、今日はお友達もいっしょなのでゆったりペースです。
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40分ほど歩くと立ち枯れた木々の合間から富士山が見えてきます。いい眺めです。
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そして標高2579mの朝日岳手前、岩の尾根になって見晴らしがよいところに出ました。ここまで1時間ほど。
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不思議な雰囲気の朝日岳。
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朝日岳の西側も視界が開けます。ここで朝ご飯休憩。
遠くに南アルプスの峰々が見えていますし、向こうにはこれから歩いていく金峰山の四角い岩場も見えます。
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30分くらい進むと賽の河原という岩の稜線になります。
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瑞牆山が見えます。標高差で350m程度ですがずいぶん低く見えます。
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8:20山頂着。
向こうの四角い「五丈岩」は登ってはいけないそうです。
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岩がゴロゴロした山頂です。
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朝9時前ですがコーヒーを淹れておやつタイム。
このお気に入りだったマグカップでコーヒーを飲むのはこの時が最後となりました。今は丹沢の山中のどこかで深い眠りについているかと思います。寂しい。
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さて、ここで奥さまとお友達はまっすぐ西へ向かい、瑞牆山荘まで歩きたいとのこと。
自分は大弛峠の駐車場に戻って、車を回すことにしました。
もうすっかり雲がかかってしまった金峰山。
1時間半ほどで駐車場に戻ります。
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気軽に車を回すと言ったものの、大弛峠から瑞牆山荘までの距離は47km。Googleマップさんは約2時間と示していますが、そんなにかからないのでは・・・
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途中の林道は「クリスタルライン」なんて立派な名前がついていますが、すれ違いも難しい部分もある細くてカーブの多い山道。ここは広いから車止めて写真撮れたんですけどね。。。
がっつり2時間かかってしまい、徒歩組の方が先に着いていました。
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この日は3連休の最終日。中央道は当然渋滞。いつもの下道で回避しながら、横浜まで5時間かけて帰宅。山歩きの疲れはほとんどないんだけど、大弛峠からの7時間のドライブはさすがに疲れました。

<おまけ>
新しい靴を買いました。この金峰山でデビューです。
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サロモンの"X WARD LEATHER MID GORE-TEX"。重さ400gを切る軽い靴です。
まあスペックのとおり軽快に歩けます。そのせいか、中敷きもペナペナなので変えようと思っています。
ちなみにボトムスはGUのドライストレッチジョガーパンツで、2000円くらいで買ったもの。北アルプスもこれで歩いてるので、靴といい服といい山なめんなと怒られそうですが。
レビュー記事(アウトドアギアジン)

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八ヶ岳・杣添尾根から赤岳登山(2) [山歩き]

八ヶ岳の野辺山側、杣添尾根から横岳へ。
7:50、八ヶ岳の主峰、赤岳に向かいます。
横岳から赤岳に向かう区間は、ハシゴもある岩場の昇り降りになります。
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岩の間にいろんな花が咲いてました。
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50分ほどかけて、お地蔵さんが鎮座する地蔵尾根へ。
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そのちょっと先が赤岳天望荘。また泊まりたい。
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天望荘9時過ぎに出発、ここからは足場の悪い急な登りになって、
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30分ほどで赤岳山頂。
雲がわいてきてしまい、東側の展望はありませんでした。
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しかし西側はこのとおり。諏訪湖も見えます。
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山頂の山小屋でコーラを買いました。
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この高度感が八ヶ岳の魅力の一つなのかもしれない。
ここ数年でだいぶ慣れたとはいえ、高いところ苦手ですが。
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10:15下山開始。
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天望荘前で少し休憩。
横岳への登りを考えるとそのまま左側の行者小屋→美濃戸へ降りていきたい。
「私こっち降りるから美濃戸に車回してくれる?」
なんて本気で言われそうです。
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その前方にはだかる壁。
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さあ、頑張ろう。
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帰りもやはり岩の間に咲く花に目が行きます。
写真撮るのは難しい場所もたくさんありますが。
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ゆっくり1時間ほどかけて横岳の三叉峰へ。
東斜面はガスったままでした。
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やっぱりここ歩きにくい。
雨だと木の根っこが滑りそうです。
三叉峰から貯水池の駐車場まで2時間、14時半過ぎに下山です。
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下山したはいいけど3連休最終日なので中央道はやはり渋滞。
途中から下道に降りて帰るからか、毎回山歩きよりも運転に疲れている気がする。

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八ヶ岳・杣添尾根から赤岳登山(1) [山歩き]

7月の海の日3連休で八ヶ岳の赤岳に登ってきました。
予約取れたかどうかわからないけど赤岳天望荘っていう素晴らしい山小屋はあるし、テント場もあるんだけど、3日間のうち最終日しか使えなかったので、八ヶ岳が好きな一番下の子も連れて、日曜夜からいつもの「車中泊日帰り」で行くことにしました。

しかし、前日あたりから子どもが風邪をひいてしまったので、登山は中止・・・ではなく、「お前は明日1日寝てろ」と命じて子どもを家に置いて出かけます。ひどい両親ですが(笑)

連休中日の中央道上りは大渋滞。夜遅くなってもヘッドライトの列が眩しく光っています。
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これまで赤岳へは、西側の美濃戸口から登っていましたが、今回は東の野辺山側から登ることにしました。美濃戸より近い気がしますし。
なお、本来の登山口は海の口の別荘地の中なんですが、林道を使ってすこし山の上の方にアクセスすると、30分ほど歩く時間が短くなることもあって、須玉インターから国道を北上し、JRの最高地点あたりを左に入って林道に向かいます。
雨が降っていたようで地面が濡れていましたが、雲が切れて星空が見えてきました。
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いや、星空が見えてきたレベルじゃない。
ああ、こうして道草してどんどん睡眠時間が削られてくんですね。
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林道は砂利道ですが凸凹も少なく道幅もあって、とても走りやすい極上のフラットダート。
写真は途中のゲートですがこんな路面が続いています。
コーナーでアクセルを抜くだけで後ろが滑り出すくらいです。調子に乗って落っこちないようにしないと。
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さて、杣添尾根の登り口となる通称「貯水池」と呼ばれる場所には1時ごろ着きました。
車は3台。
写真なんか撮ってないで早く寝ないと・・・
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そして朝4時半。
いつの間にか車いっぱいになっていました。といっても10台くらいしか停められませんが。
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4:45スタート。
案内板の先の森の中に入っていきます。
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すぐに沢をわたると本格的な登りが始まります。
このコース、途中にこういうしっかりした案内板がついています。
とりあえず横岳ー赤岳縦走路の交点まで標高差900mちょっとですかね。
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日が差してきました。
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きつい登りが続きます。
もっとゆっくり歩いたらいいんだと思う。きっと。
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森の中を2時間ほど登っていくと、東側が開けたところに出ます。
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富士山が見えるところから10分ほどで、ハイマツを切り開いた稜線に出ます。
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そしてすぐに「見晴台」という木製のデッキに着きます。
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赤岳の眺め。
挫けそうな斜面が待っています。
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振り返れば富士山。
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小休止して再び出発。
勝手に「木の根っこ地獄」と呼びたくなる超急斜面を登ります。
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振り返ればなかなかの絶景。
雲もきれいです。
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このお花が見ごろのようで、左右に見ながら岩の急斜面を登ります。
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7:30、登り始めて2時間45分で縦走路の分岐に到達しました。
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分岐のところのピークに登ってみます。
三叉路の横にあるから「三叉峰」というのでしょうか。
富士山から南アルプス、御嶽山ー乗鞍岳ー北アルプスは白馬の方まで、ぐるーっと見渡せます。
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赤岳と阿弥陀。奥は南アルプス、さらに奥に中央アルプス(と思う)
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槍・穂高もくっきり見えます。
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なんかもうここで下山していいんじゃないかと思ういい眺望なんですが、ここから南下して八ヶ岳最高峰の赤岳まで行ってみましょう。
(つづく)
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花の平標山登山 [山歩き]

6月中旬の週末、梅雨の中休みで土日ともに好天の予報が出ていました。
奥さまからは、「明日天気いいから山行こう」と言われます。さあどこ行く?夜出発?土日テント泊か?と行く場所も決まらぬまま、肝心の奥さまは酔っ払ってひっくり返ってます。
そんな感じなので、翌朝も早起きするわけもなく、普通に起きていきなり「平標山に行こう」と言い出します。

はあああ??こんな時間に???どこにあるか知ってるん???

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登山口は上越国境の向こう、渋滞なしでも3時間半ですが、既に土曜の朝で圏央道も関越道もガッツリ渋滞が始まっている時間です。なんだか前の日あたりにメルマガが配信されてとても花がきれいだから、ということのようです。

この記事らしい→https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=2529

その日の天気予報をチェックすると、幸いにも夕方まで安定した晴天の予報。それに、6月中旬の日の入りは19時過ぎなので、正午スタートでも日暮れまで7時間あるし、歩いたことがあるところなので大丈夫。

平標山は去年の10月に登っています。
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2022-12-15
その時は前日のサイクリングの疲労と微妙な天気で、もう登山なんか辞めたいと思ったところですね。その時お会いした御婦人から「次は彼女を連れていらしたら如何」と言われたのですが、まさかこんな早く実現するとは(笑。確かその方は花の季節がいいとも言ってたような気がします。

そんなわけで、ほぼ休憩なしで4時間半、ほぼ満車だけど下山してきた人の隙間がいくつかあった駐車場に昼前に到着、正午ちょうどに歩き始めます。こんな時間からのスタートなんて、山なめてる・・・
この日は第2駐車場もびっしり埋まっています。
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最初からなかなかの急な登りですが、この時間から登る人もいないので、マイペースで登れます。早朝だったらなかなか進まないのではと思います。
スタートして45分で鉄塔下を通過。
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あまりこの時期山歩きしないので鮮やかなお花が新鮮です。名前はさっぱりわからないので省略します。
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なかなか急な登りです。下山してくる人はたくさんいます。
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1時間半ほどで松出山へ。ここからは見晴らしの良い道になります。
午前中だと真正面から日を浴びるので、奥さまは「午後で良かった」とのこと。
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振り返る。
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こういう白い花はみんなチングルマと思っちゃうけど違いますね。
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こんな感じで、斜面にたくさん咲くところを過ぎて、
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2時間半で山頂着。
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やはり気になる土樽へのルート
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東側、仙ノ倉山に向かう斜面にお花畑があるとのことで・・・
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写真難しいな・・・

お花を見たり、山頂でコーヒーを入れたりしてゆっくりして16時下山開始。
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平標山乃家。おいしい水が飲める。
テントがテント場に入り切れず、こんなところまで。
16時半なのでみんな晩ご飯の時間でした。
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夕方遅くなると熊恐いな・・・
山小屋から山道を下ること45分、林道歩き45分。
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18時過ぎに駐車場に戻りました。
梅雨の合間とは思えない、すっきりした青空の1日でした。
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蔵王山熊野岳登山 [山歩き]

蔵王エコーラインの宮城県側を登り、車道の最高点を過ぎて大きな駐車場へ。
自転車をここに止めて山歩きをしようと思います。
奥に見えるのがリフト乗り場。往復800円。
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リフト乗り場の横に登山道があるのですが、雪がガッツリ残っていました。あいにく今日は軽アイゼンを持っていません。そりゃ自転車乗りに来たんだから・・・
雪は溶けかけてるので、アイゼンなしで行けないことはないんだろうけど、ここは無理せずリフトへ。せっかくここまで人力で登ってきたのにリフトとは・・・という敗北感とリュックを抱え、8分ほどで山上へ。
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リフトを降りたところの標高が1700m、蔵王最高峰の熊野岳が1841mだし、距離も短く、登山というより散策に近い感じです。一応100名山のひとつのようです。
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まずは南側の刈田岳へ向かいます。遊歩道を10分ほどで山頂に着きます。
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振り返ると御釜というカルデラ湖があっていかにも蔵王って感じの景色です。
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ここからは北上して熊野岳を目指します。
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途中雪渓を横切って
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刈田岳から30分ほどで蔵王山最高峰の熊野岳山頂に着きました。
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北を向いて地蔵岳方面を望みます。山形県側から向こうの山にロープウェイが出ています。
遠くにうっすら見える山は月山?鳥海山?ちょっとわからない。
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こちらは西。方角的には朝日岳かなあ。これも山の形を知らないのでよくわからない。
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荒涼とした山上の景色の中をゆるゆると歩いて
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正面に御釜を見ながら山を下って、
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休憩あわせて2時間弱の散策を楽しんで、リフトで下山しました。
リフトからは、雪の登山道をアイゼンなしで歩く人を見かけ、やはり下りでも悔しい思いをしたのでした。
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大菩薩嶺登山  [山歩き]

夜叉神峠に行った次の日は大菩薩嶺に行きました。前日ほんとは来ようと思っていたところです。
わざわざ山梨から家に帰って翌朝また中央高速に向かって走っていくのも変な感じですが、この日からは世の中的にも祝日で学校も休みなので、「百名山に行く」と言ったらなぜかやる気を出した下の子二人を連れていきます。
いつも高速に乗る相模湖インター手前の甲州街道で事故があり、相模湖インターに乗るのに30分くらい余計にかかり、駐車場に着いたのは8時過ぎ。途中案内の方がいて、登山口である上日川峠の駐車場はすでに満車ということで、ダム湖のほとりの広い駐車場に案内されました。
8:30スタート。
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登山口の峠まで15分、そこから福ちゃん荘という小屋があるところまで30分ほど。
福ちゃん荘から大菩薩嶺に直接上がるルートと、いったん大菩薩峠を経由して上がるルートがありますが、今回は峠経由にします。
自転車でも走れそうな緩い道がしばらく続きます。
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木々の間から富士山がちらちら見えるのがいい雰囲気。
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福ちゃん荘から30分ちょっとで大菩薩峠に着きました。
よく見る看板ですね。これが実物かあ。
奥の方には白い山々が見えています。
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少し上がると南アルプスが見渡せました。
見事な大展望です。
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後学のために見えている主な山の名前と標高を入れてみました。
写真の左側、ディープな南アルプスは歩いたことないからなかなか覚えられないです。
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そして、富士山とダム湖。
これもいろいろな人の写真で見る景色ですね。
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親不知の頭という1952mのピークへ登っていきます。
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親不知の頭でも同じように富士山から南アルプスまで見渡せるのですが、ここでは八ヶ岳も見えています。左奥の白い山は乗鞍かなあ?
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旧峠、それからこれから歩いていく明るくてなだらかな稜線です。
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このコース、反対回りにすると富士山を正面にずーっと稜線を歩けるんですね。
そうすればよかったかな・・・
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「雷岩」という、先ほどの「福ちゃん荘」から直接大菩薩嶺まで登ってくる道との合流点付近には11時に着きました。大菩薩峠から1時間ほど。たくさんの人が登ってます。子連れもたくさん。
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大菩薩嶺まではここから数分、林の中を歩いていくのですが、山頂はこんな感じで展望はありません。記念撮影の行列ができていましたが、秒で引き返します。
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雷岩の近くの展望のいいところで富士山を見ながらいつものようにみんなで業務スーパーの78円ラーメンを食べて、コーヒーを飲んで、真正面に富士山を見ながら急坂を下り、1時間ほどで大日川峠まで戻りました。
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下に見えていたダムに寄ってみました。
ダム湖から見上げる大菩薩嶺ってこんな感じ。
山から見た大展望は素晴らしいんだけど、山自体の形はこれが百名山なの?って思うショボさでした。
GW後半初日なのに中央道上りはやっぱり渋滞していて、大月から下道で帰りました。
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夜叉神峠 [山歩き]

GWの旅行の計画は難しいです。
晴れれば新緑と青空の素晴らしい旅が待っているのですが、雨のことも多く、かといって交通機関の予約は難しい。

ということで、2023のGWは後半に狙いを定め、航空券のセールで早くから安い切符を取っていたのですが、どうやら後半になればなるほど天気が悪くなるとのこと。
安い切符はキャンセル料も高い。残念ながら8000円ほどで手放しました。
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GWの合間の月曜日は仕事でしたが次の日はお休み。
2日~7日まで6連休になるのでまとまった旅ができるチャンスではあるんだけど、自分だけ長く家を空けるわけにもいかず、近場で適当に過ごすこととしました。

そんなGW後半の初日。
奥さまも仕事を休んだので、日帰りで大菩薩嶺にでも行こうとしたのですが、あまりの天気の良さに、これ残雪のアルプスきれいなんじゃないの?と思って目的地を変更、中央道を先に進みます。
ほらね。
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新緑の細い山道を上がっていきます。
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着いたところは夜叉神駐車場。
平日の昼過ぎですが数台分しか空きがありませんでした。
夏はここを通るバス便があるんですが6/23から。
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ここから夜叉神峠までは標高差400mほど。新緑の山道を歩いていきます。
若いころに峠までMTBを押して登ったことがあります。勾配も緩くてお散歩ですね。
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40分ほどで鞍部に出ます。
夜叉神「峠」という名のとおり峠なんですね。
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鞍部から少し上がると、白峰三山が目の前に現れます。
ここが夜叉神峠です。
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お互い登ったことがある北岳です。自分は昨年夏。
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コーヒーを入れて、プロテインバーをおやつ代わりにしてゆっくりしました。
つい数日前にガシガシ歩いたので、敢えて歩かないのも贅沢だと思う。
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山を見てると時間が過ぎるのは早いですね。
1時間半ほど滞在し、鳳凰山から降りてくる人たちで賑わう峠を後にしました。
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下りは30分かからず駐車場へ。
隣に弟分のような車が止まっていました。でも今日どこかでこの車見た気がするなと思ったのですが、あとで見返したら1枚目の写真に写っています。
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さて、山を下って、芦安のバス停の近くにある「南アルプス市芦安山岳館」に立ち寄ってみました。
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展示も良かったのですが、山岳関係の図書が1万冊あるとのこと。
山と渓谷も(全部かどうかはわかりませんが)創刊号からあったりするので、1日ここで本読んで過ごしたい。

帰りの車中から。
富士山も1日きれいに見えました。
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さて、芦安山岳館で古い地図が売られていたので買って帰りました。
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同館に保管されていた「五万分一 白根山近傍図」。昭和6年、陸軍の陸地測量部発行のもののようです。陸軍が一般向け(?)の地図を売っていた時代なのか。
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=6841
去年の夏、北岳から帰ってきてこの地図の存在を知って悔しい思いをしたのですが、まだ在庫がありました。

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古地図の復刻とのことですが、折り目に沿った変色まで復刻されています。南アルプス林道ができる前、どうやって歩いていたのか、たまに開いては思いを巡らせてます。
この地図400円でしたが、国土地理院の2万5千分の1地形図だって435円ですから、安いですよね。
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瑞牆山登山 [山歩き]

「週末、”みずがき山”に行きたいんだけど」と奥さま。

はいはい、わかりました。

2週間ほど前の平標山で「もう登山なんてやめよう」と思っていたんですが、行きたいって言うならついていくか。さっそく前言撤回です。
となると、登山コースを調べて駐車場を調べて道路を調べて地理院の地形図を用意して天気を調べてそこまで車で往復する、という「行きたいんだけど」を形にするのが自分の役割。

瑞牆山は山梨県にある標高2230m、富士山、南ア、八ヶ岳などの眺望が楽しめる山。
横浜からは近いし登山コースもそれほど長くないので、朝出発の日帰りでいいかと思ったのですが、SNSをチェックすると駐車場があまり広くなくて、週末には早朝に満車だそうです。

また車中泊ですねえ。

11月最初の金曜日、夜に出発して、近いので勝沼から下道を使い、家から3時間ほど走った午前2時に県営駐車場に車を入れました。埋まり方は8割程度かと。
そして朝、何台もの車が駐車場に入ってはそのまま出ていきます。早朝から満車でした。

のんびり準備をして8時に出発。
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今回は子ども2人連れた4人で登山です。
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25分ほど登ると見晴らしのいいスポットに出ます。あれに登るのか、結構険しいぞ。
この日は晴れ予報ではありますが雲がかかりやすいとされていた日。天気としては次の日の方が断然よかったのですが、残念ながら家族の都合優先。
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35分ほどで富士見平小屋に着きました。
こんなに水量豊かな水場があります。環境省が定めた「平成の名水百選」にこのエリアが選定されたようで、この水場の近くに認定書が掲げてありました。
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小屋から20分ほど歩くと出てくる「桃太郎岩」
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そこから先は大きな石の登りだったり、(小さな)梯子があったり、鎖がかかっていたりですが、それほど苦労する道ではなく、
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10:15、駐車場から2時間15分、小屋から1時間半で山頂へ。
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ガスってますねえ。
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一瞬だけガスが晴れました。紅葉したカラマツ林が一面に広がっていて美しい光景でした。
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やっぱりイマイチですねえ。
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待っていても晴れなさそうなので11時前に下り始め、12時すぎに富士見平小屋まで戻ってきました。晴れてきたじゃんw
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林の中の気持ちよさげなテント場があります。
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眺望がイマイチだったのでグルメハイキングに変更 笑
これは小屋メニューの「鹿肉ピザ」と「猪ソーセージ」。どちらも美味しかったです。
このあとコーヒーも入れて1時間半くらいのんびり過ごしました。
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天気は完璧ではなかったけど、カラマツの黄葉はバッチリでした。
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下山たのち、車で「みずがき山自然公園」に行きました。
全国植樹祭会場として整備された公園で、瑞牆山がどーんと望めるところ。
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赤い木が印象的。
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周りの道路も、車で走り去るのがもったいないくらい紅葉がきれいな道でした。
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みずがき湖の紅葉もちょうど見ごろ。
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山頂の眺望が残念だったので、何年後かでもいいのでピーカンの日にリベンジしたいですね。秋は登山口に至るまでの紅葉もきれいなので、みずがき湖スタートの自転車周遊+瑞牆山登山をセットにしてもいいかもしれない、と思いました。

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平標山登山 [山歩き]

丸一日がかりの奥只見樹海ラインサイクリングを終え、輪行して小出の駐車場に戻ってきたのは夜10時すぎでした。今回はまっすぐ帰らずに、次の日上越国境の平標山に登ろうと思います。谷川連峰は初めて登ります。

自転車を車に積んで、国道17号を南下、0時ごろに上越国境の三国峠に近い登山口の駐車場に入ります。止まってる車は6割程度でしょうか、十分空きがありました。

しかし、自転車も積んで、車中泊2泊もするのになんでこんな小さい車で来ちゃったんだろう?プジョーだったら自転車を積んでいても背を伸ばして楽々寝れたのに。しかし、前日も3時間くらいしか寝てないので、手足を伸ばせなくても熟睡です。朝明るくなってもふわふわの寝袋に包まれてなかなか起きれず、ほかの登山客どうしの会話で目を覚まします。

「ずいぶん古い車だわね」
「昔流行っていてよく走ってたよ」

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土曜の朝ですがまだ駐車場には空きがあるようで、車が入ってきます。
午前中は天気が持つという予報でしたが、前の日の秋晴れとは打って変わってどんよりと曇っていて、まったくやる気が出ません。前の日の疲れもあって、曇り空の中コースタイム3時間を超える登りなんて気が進みません。山には行かずに帰ってしまおうかとも思ったのですが、そうしているうちに薄日も差してきたので、8時に登り始めます。

足取りも重く、登山なんて辛いことはもうこれで最後にしよう、と思いながら登ります。歩き始めて20分ほどでこんな紅葉の中になりました。
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45分ほどで鉄塔を通過。少し見晴らしのいいところがありました。
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これ、日が当たったらきれいだろうな。
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1時間10分ほどでぱっと視界が開けます。高い木がなくなって草の山肌になって、それが見事に紅葉しています。
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9:20松手山通過
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眺望のいい稜線歩きになります。
岩山よりも、こういう緩いところの山歩きが好きですね。
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曇ってはいますが遠くまで見えます。富士山ミッケ
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標高が上がると風が強くなってきました。
標高1800mから上、山頂付近の紅葉は終わっているようです。
このあたりでしばらく高齢のご婦人と話しながら歩いたのですが、
「ここはいい山だから、次は一人じゃなくて彼女を連れていらしたら如何かしら?」と。
どうやら自分の年齢を見誤ったようですが、そう言われて「日本百名山」を書いた作家を思い出した自分は穢れてるなと思いました 笑
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松手山からは数十分で着くと思ったのですが意外と長くて10:20山頂着。駐車場から2時間20分でした。
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草の稜線はその先「仙の倉山」にも続いていて、1時間ほどで着くようで、多くの人が向かっていますが、もう登山辞めたくなっていたので足を延ばしませんでした。
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北側に小さな湿原があります。この先上越線の土樽まで道があるそうです。
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山頂には20分ほどいましたが、天気も良くならなそうなので下山します。
下山は南斜面を下って「平標山の家」を経由するラウンドコースにしました。
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テント場もある山の家まで30分ほど。
そこからは林の中を歩いていくのですが・・・
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まっかっかな紅葉すごすぎるでしょ。
一番いい時期に来たのかもしれません。
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紅葉を堪能して40分ほど歩いて11:55、林道に出ました。
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林道を歩いたり軽くジョグしたりして、12:30に車に戻りました。
1時半ごろにはパラパラと雨が降り出したので、いいタイミングでした。
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このときは、自転車は乗ってて楽しいけど山歩きは辛いばっかりだからもうやめようかな、って思ってましたけど、草の緩い山の眺望や、鮮やかな紅葉の写真を見ていると、また歩きたくなります。まさに「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ですね。

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上高地から西穂独標へ [山歩き]

大正池から1時間ほど散策ののち、西穂登山口に着きました。立派な門があります。
今日は奥さまと子どもとの家族登山、ここから「西穂独標」と呼ばれる山に登ります。
10月最初の週末。「前夜泊日帰り」です。
土日ともに好天予報だったので、一人だったらどこかでテント泊したかったのですが・・・
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西穂高岳は険しい岩稜で知られる穂高連峰の南西に位置し、そのいちばん末端にある岩峰が西穂独標。標高2701mの山頂からは笠ヶ岳をはじめ、荒々しい岩峰の穂高連峰、活火山の焼岳などすばらしい展望が楽しめる。ロープウェイで2156mまで上がれるので、体力的な負担が少ないコースである。(ヤマケイオンライン)

とあるように、穂高の入門編とか初心者コースとか言われている山なんですが、ロープウェイが出ている新穂高温泉の駐車場争奪戦もなかなかのようだし、ロープウェイもお高いのでそれなら歩いて登っちゃえ、ということで上高地から登るルートを選んだのです。
バスに乗るのは苦労しましたが美しい大正池が見れただけでも良かったですが。

7:45スタート。
楽な登りではないですが、登山道はすごくよく整備されています。しかし、上高地から登る人はあまりいないようで、静かな山歩きです。
ステップの丸太があるだけでなく、わざわざ滑り止め?のスリット入れてくれるなんて。このスリットが網に見えます。焼き肉食べたい。
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8:30頃になると木々の隙間から周りの山々が見えるところが出てきます。あれは乗鞍かな。
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9時過ぎ、水場がありました。
水はチョロチョロだったけど美味しいお水です。
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焼岳への分岐を経て、2時間20分ほどで西穂山荘に着きました。
良さげなテント場もあります。
たくさんの人でにぎわっていました。
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30分ほど休憩して登っていきます。
が、この休憩長すぎたよなあ、とあとで悔しい思いをすることになります。
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焼岳
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笠ヶ岳。
笠新道とかどうやって登るんだろうと思う「壁」です。
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今年の紅葉は遅いみたいです。1カ所だけきれいに紅葉していましたが、あとはみんなみどり。
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この斜面がけっこうえぐい。
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でも、大展望ですよ。
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目指す「西穂独標」は、いちばん右側の四角い岩山です。
その先にもピークがいくつも続いていて、どれが本当の西穂高岳なのかよくわからないです。
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さあ、岩場だぞ。
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遅い人が前にいてなかなか進めなかったのですがそれでも岩場は10分くらいで登ってしまい、11:45に山頂。向こうにはさらにとんがった岩山がそびえています。
雲が出てきちゃったなー。もっとサッサと登っておけばよかった。
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紅葉の時期にこの谷を見てみたい。
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岳沢、前穂高岳、吊尾根というところでしょうか。
なんか、この大展望を見ても、「穂高連峰に登りたい」という気が起きないのはどういうことだろう?
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西穂独標から先はこんな感じです。
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ガスってきちゃったので下山します。
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西穂山荘まで降りてお昼にします。
この山荘、ラーメンが有名らしいんですが、いつもの「業務スーパー74円」ラーメンです。
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14:30下山開始。よく整備された道なので1時間40分ほどで下山できました。
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再び上高地の風景を堪能します。
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河童橋までのんびり歩いてきました。
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5時前のバスに乗って沢渡まで帰りました。
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ということで、穂高連峰の「入門編」。
ガスってしまって印象が悪いのかもしれないけど、穂高連峰の大展望を見ても、表銀座や北岳のように、「歩いてみたい」と思わせるものを感じなかったのが、残念というか、自分としても意外な感じでした。
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四半世紀ぶりの上高地 [山歩き]

あちこちの山に出歩いているふりをしていて実はタイトルのとおりで、どうも記憶を辿ると1995年の秋以来上高地には行ってないっぽい。ということは、2005年に上高地のゲートとなる釜トンネルが新しくなって初めてなんですね。
かつて自分の通った釜トンネルは古くてガタガタで片側交互通行でトンネル内に急カーブがありました。信大の自転車サークルの人がトンネルの壁に激突したなんて噂もあったくらいの酷い道でした。

ということで、10月最初の週末の早朝、大正池でバスを降りて池のほとりに歩いて降りると目に飛び込んできたのはこの静かで美しい光景。
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ちょうど朝もやが消えそうな時間です。
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なんか静かな曲を集めてダビング(死語)したテープのカセットレーベル(これも死語)にしたいw
後ろの山は何だろう?
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ちょっと離れた場所に答えがありました。
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整備された遊歩道を散策します。
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立ち枯れた木が上高地のイメージ。
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「田代池」
10月の初め。紅葉には早かったようです。
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クマには会いたくないんだけどな。
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一瞬ギョッとしたこの光景。
どうしようかと少し迷ったんですが、横をすーーっと歩いて抜けました。木道ってそういう使い道なのかな。わからんでもないですが。
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しばらく毛づくろいを観察させていただきました。
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遊歩道は川沿いに出ました。
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水の流れがすごくきれいなのが印象的でした。
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さて、実に27年ぶりとなる上高地。
今回、沢渡ターミナルからバスで入りました。
秋の週末なので混むだろうなとは思っていたのですが、沢渡の駐車場も広いしそこからは大型バスだろうから、と、他の山と比べて緩く考えていました。実際、金曜深夜の2時前に着いたときは、沢渡のバスターミナル近くの方は満車でしたが、足湯の方はまだ空きが普通にありました。

安心して朝4時半頃までゆっくり寝てました。
空の低いところにオリオン座が見える時間でした。
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タクシー乗り場はすでに長い行列。
5時の始発バスには乗れるだろと思いバスターミナルに行ったのですが・・・
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切符を買う行列に並ぶこと約40分。
バスも数台出ているようですが捌き切れる人数じゃない。そのあとのバス待ちの列も約30分。結局バスに乗ったのは6時過ぎ。タクシーの列も長くて、バスより少し早く乗れた感じでした。

穂高に行くのも涸沢に行くのも槍ヶ岳に行くのも蝶ヶ岳に行くのも上高地からなので(別ルートもあるけど)人数半端じゃないな、次回はもっと早くから並ばないといけないな、というのが”沢渡デビュー”の感想。

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