燧ヶ岳登山 [山歩き]
9月中旬の3連休、日本の南から台風が北上して微妙な感じの天気予報でした。
せっかくの3連休、奥さまが山に行きたがってるし。
でも、いろんな天気予報を見てみると、東北地方まで行けば晴れそうな予報なので、尾瀬の燧ヶ岳に日帰りで行くことにしました。
尾瀬ヶ原の東側、至仏山と対峙してそびえている燧ヶ岳。(2020.10)

ここに登るには、群馬側の大清水から尾瀬沼経由で登るルートと、北側の御池から入るルート、鳩待峠から尾瀬ヶ原を突っ切って見晴から登るルートがあります。
地図を見ると、北側のルートは途中小さい湿原があるので、これ見てみたいですね。
![map2[2].jpg](https://expreso.up.seesaa.net/image/map25B25D.jpg)
しかし、檜枝岐の御池へは、ぐるーっと尾瀬の北側に回り込まないといけません。群馬側より走行距離は数十キロ長く、片道約300kmになります。
金曜日の夜、仕事終わってから「じゃあ行こう」ってなったので、やはり準備は遅れがち。第三京浜から工事渋滞のある環八通って外環に乗ったのが0時前。奥さまが居眠りし出して高速使わなくても怒られなさそうなので、草加から4号バイパスを北上、草加0時過ぎ、宇都宮1時半、矢板2時と通過します。

午前4時過ぎ、ようやく御池の駐車場に着きました。
月に傘がかかっていました。
![IMG_5464[1].jpg](https://expreso.up.seesaa.net/image/IMG_54645B15D.jpg)
プジョーの2列目、3列目を倒してエアマットを敷いて2時間半ほど爆睡。

すっかり明るくなった7時前に歩き始めます。
が、木道が朽ちかけていて歩きにくい。

その後石積みの道になりますが、これまた石が大きくて歩きにくい。けっこう急な登りです。

30分ほど歩くと視界が開けます。「広沢田代」です。


「田代」の平和な平地歩きは10分ほどで終わり、また急な登りになります。
出発して1時間ちょっとで「5合目」。え?もうですか?

ちょっと上がると見晴らしがいいところがありました。向こうは会津駒ヶ岳でしょうか。

先ほどの「広沢田代」の拡大。湿原を上から見下ろすの好きだな。

1時間半ほどでまた景色が開けます。二つ目の「熊沢田代」です。

真ん中に池があって、ベンチもあったので少し休憩しました。
尾瀬の先に平ヶ岳っていう歩くの長い百名山があるらしいという話をしていて、少し見えてるあのダラダラした稜線なのかなと思ったりしました。

またまた湿原を眼下に登っていきます。

途中のめちゃくちゃキツイ急な登りで咲いていた花。
「北岳に咲いてる花って感じ」「あーこの前咲いてた気がする」
二人とも名前を知らない。

崩れた斜面を横断する場所(振り返って見てます)

9:45、山頂に着きました。
着いたというか、向こうにもう一つ山頂があって、あっちの方が10m標高の高い「本当の」山頂だそうです。
ここが「爼嵓」、あっちが「柴安嵓」というそうです。まないたぐらとしばやすぐら。

尾瀬沼がよく見えます。

「柴安嵓」の方へ行ってみます。二つの山頂の間は20分ほど。
最後はちょっとした岩場になって

10:10、「柴安嵓」に着きました。
標高2356mの燧ヶ岳登頂。東北で一番高い山です。

眼下には尾瀬ヶ原が広がり、その向こうに至仏山がそびえています。
「ヤッホー」感満載の、気持ちいい眺望です。

そしてその向こう、ずっと向こうは、目を凝らしてみると北アルプスですね。

ちょっと広い山頂でお昼にします。
我が家では珍しいブランド品です。(いつもは無名ブランドのしか食べていない)

元のルートで戻ります。
まずは、柴安嵓から俎嵓へ戻り、12時ちょうどに下山開始。

熊沢田代へは1時間ほど。
少し紅葉している?たしかに若干赤みがかかってる気がしました。

駐車場には14時過ぎに戻りました。
高さがある石積みや、腐りかけた木道など、けっこう足に来る山下りで、早く下り終わらないかな、そんなことをずっと考えながら歩いていました。
そして帰りも300kmドライブ。

これは那須の山?
一般道を3時間ほど走り、帰りは矢板インターからおとなしく高速に乗って帰りました。

せっかくの3連休、奥さまが山に行きたがってるし。
でも、いろんな天気予報を見てみると、東北地方まで行けば晴れそうな予報なので、尾瀬の燧ヶ岳に日帰りで行くことにしました。
尾瀬ヶ原の東側、至仏山と対峙してそびえている燧ヶ岳。(2020.10)

ここに登るには、群馬側の大清水から尾瀬沼経由で登るルートと、北側の御池から入るルート、鳩待峠から尾瀬ヶ原を突っ切って見晴から登るルートがあります。
地図を見ると、北側のルートは途中小さい湿原があるので、これ見てみたいですね。
![map2[2].jpg](https://expreso.up.seesaa.net/image/map25B25D.jpg)
しかし、檜枝岐の御池へは、ぐるーっと尾瀬の北側に回り込まないといけません。群馬側より走行距離は数十キロ長く、片道約300kmになります。
金曜日の夜、仕事終わってから「じゃあ行こう」ってなったので、やはり準備は遅れがち。第三京浜から工事渋滞のある環八通って外環に乗ったのが0時前。奥さまが居眠りし出して高速使わなくても怒られなさそうなので、草加から4号バイパスを北上、草加0時過ぎ、宇都宮1時半、矢板2時と通過します。

午前4時過ぎ、ようやく御池の駐車場に着きました。
月に傘がかかっていました。
![IMG_5464[1].jpg](https://expreso.up.seesaa.net/image/IMG_54645B15D.jpg)
プジョーの2列目、3列目を倒してエアマットを敷いて2時間半ほど爆睡。

すっかり明るくなった7時前に歩き始めます。
が、木道が朽ちかけていて歩きにくい。

その後石積みの道になりますが、これまた石が大きくて歩きにくい。けっこう急な登りです。

30分ほど歩くと視界が開けます。「広沢田代」です。


「田代」の平和な平地歩きは10分ほどで終わり、また急な登りになります。
出発して1時間ちょっとで「5合目」。え?もうですか?

ちょっと上がると見晴らしがいいところがありました。向こうは会津駒ヶ岳でしょうか。

先ほどの「広沢田代」の拡大。湿原を上から見下ろすの好きだな。

1時間半ほどでまた景色が開けます。二つ目の「熊沢田代」です。

真ん中に池があって、ベンチもあったので少し休憩しました。
尾瀬の先に平ヶ岳っていう歩くの長い百名山があるらしいという話をしていて、少し見えてるあのダラダラした稜線なのかなと思ったりしました。

またまた湿原を眼下に登っていきます。

途中のめちゃくちゃキツイ急な登りで咲いていた花。
「北岳に咲いてる花って感じ」「あーこの前咲いてた気がする」
二人とも名前を知らない。

崩れた斜面を横断する場所(振り返って見てます)

9:45、山頂に着きました。
着いたというか、向こうにもう一つ山頂があって、あっちの方が10m標高の高い「本当の」山頂だそうです。
ここが「爼嵓」、あっちが「柴安嵓」というそうです。まないたぐらとしばやすぐら。

尾瀬沼がよく見えます。

「柴安嵓」の方へ行ってみます。二つの山頂の間は20分ほど。
最後はちょっとした岩場になって

10:10、「柴安嵓」に着きました。
標高2356mの燧ヶ岳登頂。東北で一番高い山です。

眼下には尾瀬ヶ原が広がり、その向こうに至仏山がそびえています。
「ヤッホー」感満載の、気持ちいい眺望です。

そしてその向こう、ずっと向こうは、目を凝らしてみると北アルプスですね。

ちょっと広い山頂でお昼にします。
我が家では珍しいブランド品です。(いつもは無名ブランドのしか食べていない)

元のルートで戻ります。
まずは、柴安嵓から俎嵓へ戻り、12時ちょうどに下山開始。

熊沢田代へは1時間ほど。
少し紅葉している?たしかに若干赤みがかかってる気がしました。

駐車場には14時過ぎに戻りました。
高さがある石積みや、腐りかけた木道など、けっこう足に来る山下りで、早く下り終わらないかな、そんなことをずっと考えながら歩いていました。
そして帰りも300kmドライブ。

これは那須の山?
一般道を3時間ほど走り、帰りは矢板インターからおとなしく高速に乗って帰りました。

北岳登山(4) [山歩き(テント泊)]
8月の北岳テント泊。
午前4時、山の朝は早いです。テントを片付けて出ていく人が次々と。
空は曇っています。午後から天気が崩れる予報で、まあ予報どおりなんですが。

富士山は見えてます。うまく雲の隙間から太陽が顔を出してくれればいいんですが。

5:00 ダメでした。

30分ほどすると太陽が上がって不思議な色の空になりました。

晴れてはいないけど、この富士山見飽きないです。

そしてそんな富士山を見ながらお湯を沸かしてコーヒー。贅沢だなあ。

6:20 下山します。天気よかったらもう一回北岳登ってもよかったんですが 笑

帰りはここを直進して大樺沢の方へ行ってみます。

足元に咲く花を見ながらの山歩きです。


景色もいいんですけどこちらを歩く人は少ないようです。
登りですれ違ったのが一人だけ。


こいつを見上げながら登るってのもいいんじゃないかなあ。

7:45、山頂から1時間半ほどで分岐到着。
ここから広河原へ直で行く道があるようですが、通行止になっています。

8:15 白根御池小屋に戻ってきました。
ここで、「お土産に山の水持って帰ってきて」という家からの指令により、水2リットルを背中に入れていきます。下りだからいいか。

登りの急坂で白根御池まで難儀したんですが、当然下りも急坂です。少し膝を捻りました。

つり橋を渡って現実の世界へ戻ります。

9:30下山。
広河原からそびえたつ北岳を見上げます。あんな高いところから降りてきたのか。

天候に恵まれて、景色もよくて、いい登山でした。北アルプスに比べアクセスしやすいし。
いつの日か、山頂から見下ろしたあの稜線を、間ノ岳から農鳥岳へ向けて縦走してみたいと思います。北岳を省略したら1泊2日で歩けそうな気もしますが、きつそうだな。
午前4時、山の朝は早いです。テントを片付けて出ていく人が次々と。
空は曇っています。午後から天気が崩れる予報で、まあ予報どおりなんですが。

富士山は見えてます。うまく雲の隙間から太陽が顔を出してくれればいいんですが。

5:00 ダメでした。

30分ほどすると太陽が上がって不思議な色の空になりました。

晴れてはいないけど、この富士山見飽きないです。

そしてそんな富士山を見ながらお湯を沸かしてコーヒー。贅沢だなあ。

6:20 下山します。天気よかったらもう一回北岳登ってもよかったんですが 笑

帰りはここを直進して大樺沢の方へ行ってみます。

足元に咲く花を見ながらの山歩きです。


景色もいいんですけどこちらを歩く人は少ないようです。
登りですれ違ったのが一人だけ。


こいつを見上げながら登るってのもいいんじゃないかなあ。

7:45、山頂から1時間半ほどで分岐到着。
ここから広河原へ直で行く道があるようですが、通行止になっています。

8:15 白根御池小屋に戻ってきました。
ここで、「お土産に山の水持って帰ってきて」という家からの指令により、水2リットルを背中に入れていきます。下りだからいいか。

登りの急坂で白根御池まで難儀したんですが、当然下りも急坂です。少し膝を捻りました。

つり橋を渡って現実の世界へ戻ります。

9:30下山。
広河原からそびえたつ北岳を見上げます。あんな高いところから降りてきたのか。

天候に恵まれて、景色もよくて、いい登山でした。北アルプスに比べアクセスしやすいし。
いつの日か、山頂から見下ろしたあの稜線を、間ノ岳から農鳥岳へ向けて縦走してみたいと思います。北岳を省略したら1泊2日で歩けそうな気もしますが、きつそうだな。

北岳登山(3) [山歩き(テント泊)]
北岳肩の小屋テント泊。
17:30、少し早めの夕食を済ませ、再び北岳山頂に向かうことにします。
1枚羽織って、ヘッドライトも持参です。

テント場はガスに包まれています。

さっき登った時には気付かなかった「日本で1番+2番に高い山」

山頂へは30分ほどで着きました。
山登りだと「30分」ってそれほど長い時間でないけど、普段の生活を考えると相当身体に無理をしているんだと思う。


北岳の影が雲に映っています。

そして、夕日に照らされる間ノ岳方面の稜線。
これが見たくてまた山に登ってきたんだよ。

18:25、西の方に雲がかかっていたので少し早めの日没となりました。

もうちょっと富士山染まってほしかったな。

暗闇になる前に下山します。テント場のガスはすっかり消えていました。

仙丈ヶ岳も甲斐駒ヶ岳もシルエットになってしまいました。
![IMG_5259[1].jpg](https://expreso.up.seesaa.net/image/IMG_52595B15D.jpg)
暗くなるまでもうちょっと待とう。

19:30、星が見えるようになりました。


この日はちょうど北岳の上から噴煙が出るように天の川がかかっていました。

飛行機が写っているんでしょうか。
ジェット機の音がけっこう頻繁に聞こえました。

8月とは言えここは標高3000m、西風がけっこう冷たくて撮影しているとぶるぶる震えるほどです。
早々に切り上げてテントに戻りますが、テントの隙間からもこうして星が見えるので、寝るのがもったいないような、そんな気分でした。

今回のカメラはPowershot S120っていうちっこいカメラ、星の写真はだいたいISO1600・F2・15秒くらい。ここまで星が撮れるんだったら(自分の腕では)重たい思いしてわざわざ一眼レフ持っていかなくてもいいんじゃないの?って思ってしまいます。1kg以上荷物の重さが変わりますからね。
ちょっとかわいそうな一眼レフ。
17:30、少し早めの夕食を済ませ、再び北岳山頂に向かうことにします。
1枚羽織って、ヘッドライトも持参です。

テント場はガスに包まれています。

さっき登った時には気付かなかった「日本で1番+2番に高い山」

山頂へは30分ほどで着きました。
山登りだと「30分」ってそれほど長い時間でないけど、普段の生活を考えると相当身体に無理をしているんだと思う。


北岳の影が雲に映っています。

そして、夕日に照らされる間ノ岳方面の稜線。
これが見たくてまた山に登ってきたんだよ。

18:25、西の方に雲がかかっていたので少し早めの日没となりました。

もうちょっと富士山染まってほしかったな。

暗闇になる前に下山します。テント場のガスはすっかり消えていました。

仙丈ヶ岳も甲斐駒ヶ岳もシルエットになってしまいました。
![IMG_5259[1].jpg](https://expreso.up.seesaa.net/image/IMG_52595B15D.jpg)
暗くなるまでもうちょっと待とう。

19:30、星が見えるようになりました。


この日はちょうど北岳の上から噴煙が出るように天の川がかかっていました。

飛行機が写っているんでしょうか。
ジェット機の音がけっこう頻繁に聞こえました。

8月とは言えここは標高3000m、西風がけっこう冷たくて撮影しているとぶるぶる震えるほどです。
早々に切り上げてテントに戻りますが、テントの隙間からもこうして星が見えるので、寝るのがもったいないような、そんな気分でした。

今回のカメラはPowershot S120っていうちっこいカメラ、星の写真はだいたいISO1600・F2・15秒くらい。ここまで星が撮れるんだったら(自分の腕では)重たい思いしてわざわざ一眼レフ持っていかなくてもいいんじゃないの?って思ってしまいます。1kg以上荷物の重さが変わりますからね。
ちょっとかわいそうな一眼レフ。
北岳登山(2) [山歩き(テント泊)]
8月の北岳登山続き。
広河原から白根御池小屋を通って、「草すべり」と呼ばれる坂を登り、10:40頃稜線に出ました。

左は仙丈ヶ岳、右は甲斐駒ヶ岳。仙丈ヶ岳は標高3000m超です。
近くに外国人の方がいたので、ぐちゃぐちゃな英語で周りの山の説明をしてあげたら、流ちょうに英語をしゃべるお兄さん(日本人)が会話に加わってくれました。

そして仙丈ヶ岳の奥に見えるのは北アルプス。

さあ肩の小屋に向けてあとちょっと、素晴らしい山道です。

仙丈ヶ岳を見ながら。

振り返れば甲斐駒。

11:10、肩の小屋が見えました。標高3000m。
白根御池小屋から2時間20分、広河原からは4時間半。
すごい構えて登ったんですが午前中に着いちゃったな。英語の流ちょうなお兄さんは、「農鳥親父に怒られるかもしれないけど今日農鳥小屋まで行こう」と言っていました。

ですが、自分はもうここでゆっくりしようと思います。
テント場の向こう、雲海の上に富士山がちょこんと顔を出しています。
まだテントを張る場所はたくさんあります。

場所さえ確保できればこっちのもの 笑
ゆっくりテントを設営します。というか、こういうのほどくの苦手なんだよね・・・

先ほどの外国人の方もテント場に来て、話しながら設営していたら1時間近くかかってしまいました。

いい場所です。
しかし、直射日光を浴びるテントの中はなかなかの暑さ。さらにこうしているとアブがたくさんテントに入ってきてなかなかウザい。
![33A7B59C-4E6F-4985-8E95-F262B3419862[1].jpg](https://expreso.up.seesaa.net/image/33A7B59C-4E6F-4985-8E95-F262B34198625B15D.jpg)
仙丈ヶ岳を見ながら自分にご褒美。

13:30にもなるとテント場はここまで埋まってしまいました。
少し離れた場所もあるので、テント張れないということはないのですが。

暇を持て余してきたので、北岳山頂まで行ってみようと思います。
カメラと水だけ持っていきます。
ちょっと険しいぞ。

高度を上げていきます。

20分しないうちに山頂が見えてきて、23分で山頂に着きました。

登ってきた方を振り返ります。

標高3,193m。日本で2番目に高い山です。

雲の向こうには日本で一番高い富士山。

南側には、日本で3番目に高い間ノ岳へ続く稜線が見渡せます。
奥さまが「間ノ岳への稜線を見たら、もうこの先行かなくていいやと思った」と言っていたけど気持ちが分かりました。次回来ることがあれば、間ノ岳、そしてその先へ行ってみよう。
しかし、この稜線かっこよすぎる。
夕方の赤みを帯びた斜光下での稜線も見てみたいんですが、ライトも防寒着も持っていません。残念・・・

眼下の北岳山荘をアップで。

山頂で1時間ほど景色を堪能してテント場へ下山。
ガスがかかってきました。

そして、ブロッケン現象。

自分の分身と遊んだ後、早めの晩ご飯としました。

そんなころ、鹿児島の子どもが「今から夜の飛行機で帰るから、駅まで迎えに来て」と連絡をよこしてきました。明日帰るって聞いてたのに急にそんなこと言われても山の上にいるから無理だよな、と思いつつ、自分も平日にいきなり山に来ちゃったりしてるので、まあ「蛙の子は蛙」なんですかねえ。
広河原から白根御池小屋を通って、「草すべり」と呼ばれる坂を登り、10:40頃稜線に出ました。

左は仙丈ヶ岳、右は甲斐駒ヶ岳。仙丈ヶ岳は標高3000m超です。
近くに外国人の方がいたので、ぐちゃぐちゃな英語で周りの山の説明をしてあげたら、流ちょうに英語をしゃべるお兄さん(日本人)が会話に加わってくれました。

そして仙丈ヶ岳の奥に見えるのは北アルプス。

さあ肩の小屋に向けてあとちょっと、素晴らしい山道です。

仙丈ヶ岳を見ながら。

振り返れば甲斐駒。

11:10、肩の小屋が見えました。標高3000m。
白根御池小屋から2時間20分、広河原からは4時間半。
すごい構えて登ったんですが午前中に着いちゃったな。英語の流ちょうなお兄さんは、「農鳥親父に怒られるかもしれないけど今日農鳥小屋まで行こう」と言っていました。

ですが、自分はもうここでゆっくりしようと思います。
テント場の向こう、雲海の上に富士山がちょこんと顔を出しています。
まだテントを張る場所はたくさんあります。

場所さえ確保できればこっちのもの 笑
ゆっくりテントを設営します。というか、こういうのほどくの苦手なんだよね・・・

先ほどの外国人の方もテント場に来て、話しながら設営していたら1時間近くかかってしまいました。

いい場所です。
しかし、直射日光を浴びるテントの中はなかなかの暑さ。さらにこうしているとアブがたくさんテントに入ってきてなかなかウザい。
![33A7B59C-4E6F-4985-8E95-F262B3419862[1].jpg](https://expreso.up.seesaa.net/image/33A7B59C-4E6F-4985-8E95-F262B34198625B15D.jpg)
仙丈ヶ岳を見ながら自分にご褒美。

13:30にもなるとテント場はここまで埋まってしまいました。
少し離れた場所もあるので、テント張れないということはないのですが。

暇を持て余してきたので、北岳山頂まで行ってみようと思います。
カメラと水だけ持っていきます。
ちょっと険しいぞ。

高度を上げていきます。

20分しないうちに山頂が見えてきて、23分で山頂に着きました。

登ってきた方を振り返ります。

標高3,193m。日本で2番目に高い山です。

雲の向こうには日本で一番高い富士山。

南側には、日本で3番目に高い間ノ岳へ続く稜線が見渡せます。
奥さまが「間ノ岳への稜線を見たら、もうこの先行かなくていいやと思った」と言っていたけど気持ちが分かりました。次回来ることがあれば、間ノ岳、そしてその先へ行ってみよう。
しかし、この稜線かっこよすぎる。
夕方の赤みを帯びた斜光下での稜線も見てみたいんですが、ライトも防寒着も持っていません。残念・・・

眼下の北岳山荘をアップで。

山頂で1時間ほど景色を堪能してテント場へ下山。
ガスがかかってきました。

そして、ブロッケン現象。

自分の分身と遊んだ後、早めの晩ご飯としました。

そんなころ、鹿児島の子どもが「今から夜の飛行機で帰るから、駅まで迎えに来て」と連絡をよこしてきました。明日帰るって聞いてたのに急にそんなこと言われても山の上にいるから無理だよな、と思いつつ、自分も平日にいきなり山に来ちゃったりしてるので、まあ「蛙の子は蛙」なんですかねえ。
北岳登山(1) [山歩き(テント泊)]
8月下旬の木曜日。
夕方天気予報をチェックすると、翌金曜日は好天、仕事の予定もぽっかり空いてます。急遽金曜日を休暇にして山に行くことにしました。これはチャンスですね。
土曜日は天気が崩れるとのことなので、日帰りで仙丈ヶ岳でも行こうかと準備していたら、奥さまが、富士山見るなら北岳の方がいいとか言って、6年前に登った北岳の話をいろいろし出し、それを聞いていたら北岳もいいなと気が変わってきました。
北岳の稜線にはテント場が2カ所あります。南側の北岳山荘は予約制で既にいっぱいでしたが、北側の肩の小屋は予約不要のようなので、そこを目指し、急遽テント泊の荷造りをして、23時頃家を出ました。
登山口へ向かうバスの発地点である芦安までは2時間半ほどで着きました。甲府のちょっと先なので近いですね。道も走りやすかったです。

朝5時前の駐車場。ジャンボタクシーが何台も並んでいます。

道路の向かいのバス乗り場。マイクロバスかと思ったら少し小ぶりな普通のバスが2台止まっています。バスの発時刻は5:15。建物の下にバス待ちの人が並んでいますが、100人近くいます。

普通のバスなのでPASMOも使えるようですが、持ってこなかったので現金で切符を買います。

途中の夜叉神峠にも駐車場があり、そこから乗る人もいて、満員になって芦安から細い林道を1時間ほど、登山口の広河原に着きました。

晩ご飯の残りをおにぎりにして持ってきました。おにぎりを食べていたら、甲府からバス2台、奈良田からバス2台が次々と到着してごった返しています。みんな恰好がガチです。

が、結局ぐずぐずしていて、バス到着30分後の6:40に歩き出します。

これから目指す北岳。あんな高いところまで歩いて行かないといけないのか。
広河原から肩の小屋まで標高差1500m、コースタイムは6時40分。山頂までは標高差1700m近くあります。登りが厳しいと聞いているので、今回カメラは小さいのにして荷物を軽量化しています。

つり橋を渡って登山道へ。

しかしこの登りがえぐい。なかなかの急登です。
ペースも上がらず、汗だくになって苦しい時間が過ぎていきます。

40分ほどで少し開けた場所に着きました。奥には鳳凰三山。多くの人が休んでいますがここは先に進みます。

その後もしばらく急登が続きますが、広河原から1時間半ほどで斜度が穏やかになり、8:30、白根御池小屋に着きました。小屋の蛇口から水が汲めるので2Lほど補給。

標高2250mなので、肩の小屋までちょうど半分登った感じです。
池のほとりがテント場になっています。雰囲気いいですね。
しかし、その横の草の急斜面に人が歩いているのが見えます。

坂えぐいな。

反対側は鳳凰三山が見えるいいところです。

8:50 北岳に向けて再スタート。
黄色いお花に囲まれた斜面を登っていきます。

足元見るといろんなお花が咲いているんですよね。



きつい登りです。

しかし、振り向くと鳳凰三山がそびえて、先ほどの池が眼下に小さく見えます。

白根御池小屋から1時間半ほど登って10:15、別ルートと合流します。

合流から15分ほど歩くと富士山が見えました!

つづく
夕方天気予報をチェックすると、翌金曜日は好天、仕事の予定もぽっかり空いてます。急遽金曜日を休暇にして山に行くことにしました。これはチャンスですね。
土曜日は天気が崩れるとのことなので、日帰りで仙丈ヶ岳でも行こうかと準備していたら、奥さまが、富士山見るなら北岳の方がいいとか言って、6年前に登った北岳の話をいろいろし出し、それを聞いていたら北岳もいいなと気が変わってきました。
北岳の稜線にはテント場が2カ所あります。南側の北岳山荘は予約制で既にいっぱいでしたが、北側の肩の小屋は予約不要のようなので、そこを目指し、急遽テント泊の荷造りをして、23時頃家を出ました。
登山口へ向かうバスの発地点である芦安までは2時間半ほどで着きました。甲府のちょっと先なので近いですね。道も走りやすかったです。

朝5時前の駐車場。ジャンボタクシーが何台も並んでいます。

道路の向かいのバス乗り場。マイクロバスかと思ったら少し小ぶりな普通のバスが2台止まっています。バスの発時刻は5:15。建物の下にバス待ちの人が並んでいますが、100人近くいます。

普通のバスなのでPASMOも使えるようですが、持ってこなかったので現金で切符を買います。

途中の夜叉神峠にも駐車場があり、そこから乗る人もいて、満員になって芦安から細い林道を1時間ほど、登山口の広河原に着きました。

晩ご飯の残りをおにぎりにして持ってきました。おにぎりを食べていたら、甲府からバス2台、奈良田からバス2台が次々と到着してごった返しています。みんな恰好がガチです。

が、結局ぐずぐずしていて、バス到着30分後の6:40に歩き出します。

これから目指す北岳。あんな高いところまで歩いて行かないといけないのか。
広河原から肩の小屋まで標高差1500m、コースタイムは6時40分。山頂までは標高差1700m近くあります。登りが厳しいと聞いているので、今回カメラは小さいのにして荷物を軽量化しています。

つり橋を渡って登山道へ。

しかしこの登りがえぐい。なかなかの急登です。
ペースも上がらず、汗だくになって苦しい時間が過ぎていきます。

40分ほどで少し開けた場所に着きました。奥には鳳凰三山。多くの人が休んでいますがここは先に進みます。

その後もしばらく急登が続きますが、広河原から1時間半ほどで斜度が穏やかになり、8:30、白根御池小屋に着きました。小屋の蛇口から水が汲めるので2Lほど補給。

標高2250mなので、肩の小屋までちょうど半分登った感じです。
池のほとりがテント場になっています。雰囲気いいですね。
しかし、その横の草の急斜面に人が歩いているのが見えます。

坂えぐいな。

反対側は鳳凰三山が見えるいいところです。

8:50 北岳に向けて再スタート。
黄色いお花に囲まれた斜面を登っていきます。

足元見るといろんなお花が咲いているんですよね。



きつい登りです。

しかし、振り向くと鳳凰三山がそびえて、先ほどの池が眼下に小さく見えます。

白根御池小屋から1時間半ほど登って10:15、別ルートと合流します。

合流から15分ほど歩くと富士山が見えました!

つづく
2022年7月のサイクリングまとめて [先月のサイクリングまとめて]
今年の梅雨明けですが、最初は6月中の史上最速の梅雨明けって言われていたのが7月に入ってぐずついてしまい、結局7月下旬に修正されてしまったんですね。
ということで、そんな7月のサイクリングを今さらですがまとめて。ひまわりとか海水浴とか、遠い昔の思い出みたいに寒くなりましたが。
ーーーーーーーーーーーーーー
7/10 宮ヶ瀬 94km
燕岳に「雪上キャンプ」に行った翌週は自転車に乗りました。
厚木の川沿い、もうひまわりが満開でした。




宮ヶ瀬湖へ。

7月中旬になっても山の方はまだ紫陽花満開でした。
毎年ここで写真撮ってる気がしますが。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
7/17 片瀬西浜 約50km
中学生になった下の子と海に行きました。

実は水着を着ていた子ども、海に着くなり水着になって一人で泳いでました。
自分も水着にすればよかったな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー
7/18 いつもの海 約50km
結局翌日もまた海に行ってしまいました。

秋になるとアクエリアススパークリングが手に入らなくなるのは残念でなりません。
てか、どんだけ好きなんだ?

ということで、そんな7月のサイクリングを今さらですがまとめて。ひまわりとか海水浴とか、遠い昔の思い出みたいに寒くなりましたが。
ーーーーーーーーーーーーーー
7/10 宮ヶ瀬 94km
燕岳に「雪上キャンプ」に行った翌週は自転車に乗りました。
厚木の川沿い、もうひまわりが満開でした。




宮ヶ瀬湖へ。

7月中旬になっても山の方はまだ紫陽花満開でした。
毎年ここで写真撮ってる気がしますが。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
7/17 片瀬西浜 約50km
中学生になった下の子と海に行きました。

実は水着を着ていた子ども、海に着くなり水着になって一人で泳いでました。
自分も水着にすればよかったな。


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7/18 いつもの海 約50km
結局翌日もまた海に行ってしまいました。

秋になるとアクエリアススパークリングが手に入らなくなるのは残念でなりません。
てか、どんだけ好きなんだ?
