SSブログ

丹沢表尾根 202211 [山歩き(丹沢)]

丹沢のヤビツ峠から塔ノ岳へ延びる丹沢表尾根。
1年に1回は歩きたいと思いながらなぜか2年に1回で、2年ぶりに歩いてきました。
「つらいから山歩きやめよう」と言いつつ地元(?)の丹沢は別ですね。
秋の紅葉シーズンの週末はすごく混雑するのですが、瑞牆山に登った数日後の平日、スポット的に休みが取れたので、空いている平日にひとりで歩くことにしました。

ヤビツ峠行のバスは、平日朝は秦野駅8:25発の1本のみ。
平日にもかかわらずバス乗り場には長い行列ができていて、増便されて2台で峠に登ってきました。
IMG_6654.jpg

峠のあたりがちょうど紅葉なので、山の上の方は終わっていそうですね。
9:10スタート。
IMG_1769[1].jpg

振り返れば大山。
IMG_6663.jpg

登山道や木道の整備が進んでいる気がします。
IMG_6678.jpg

CT1時間45分のところ、かなりペースを上げて歩いて1時間10分で三ノ塔まで来ました。今日はバスが1本しかないので先に歩く人も少なく、マイペースで歩けます
IMG_6679.jpg

富士山見ながら歩きます。
IMG_6689.jpg

IMG_1781[1].jpg

IMG_6711.jpg

11:10「行者の鎖場」。
休日だと渋滞発生個所なのですが、今日は空いています。
IMG_6716.jpg

新大日11:35に通過し、もうすぐ塔ノ岳。同じバスからこの時間に歩いているのは、山慣れした人とトレランのお姉さんと自分の3人でなんか自然に打ち解けます。
が、この辺りから自分は「3時間切り」という変な欲が出てきて先を急ぎます。
IMG_6737.jpg

12:00塔ノ岳。バス停から2時間50分でした。
このときは富士山が見えていますが、この後曇ってしまいました。
IMG_6742.jpg

13時前に下山開始。
IMG_6747.jpg

紅葉はちょびっと。
IMG_6755.jpg

大倉までの「馬鹿尾根」を1時間45分ほどで下山し、15時前のバスに乗りました。
IMG_6793.jpg

(おまけ:渋沢駅ホームから)
IMG_6795.jpg

nice!(72)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

瑞牆山登山 [山歩き]

「週末、”みずがき山”に行きたいんだけど」と奥さま。

はいはい、わかりました。

2週間ほど前の平標山で「もう登山なんてやめよう」と思っていたんですが、行きたいって言うならついていくか。さっそく前言撤回です。
となると、登山コースを調べて駐車場を調べて道路を調べて地理院の地形図を用意して天気を調べてそこまで車で往復する、という「行きたいんだけど」を形にするのが自分の役割。

瑞牆山は山梨県にある標高2230m、富士山、南ア、八ヶ岳などの眺望が楽しめる山。
横浜からは近いし登山コースもそれほど長くないので、朝出発の日帰りでいいかと思ったのですが、SNSをチェックすると駐車場があまり広くなくて、週末には早朝に満車だそうです。

また車中泊ですねえ。

11月最初の金曜日、夜に出発して、近いので勝沼から下道を使い、家から3時間ほど走った午前2時に県営駐車場に車を入れました。埋まり方は8割程度かと。
そして朝、何台もの車が駐車場に入ってはそのまま出ていきます。早朝から満車でした。

のんびり準備をして8時に出発。
IMG_6500.jpg

今回は子ども2人連れた4人で登山です。
IMG_6504.jpg

25分ほど登ると見晴らしのいいスポットに出ます。あれに登るのか、結構険しいぞ。
この日は晴れ予報ではありますが雲がかかりやすいとされていた日。天気としては次の日の方が断然よかったのですが、残念ながら家族の都合優先。
IMG_6509.jpg

35分ほどで富士見平小屋に着きました。
こんなに水量豊かな水場があります。環境省が定めた「平成の名水百選」にこのエリアが選定されたようで、この水場の近くに認定書が掲げてありました。
IMG_6513.jpg

小屋から20分ほど歩くと出てくる「桃太郎岩」
IMG_6520.jpg

そこから先は大きな石の登りだったり、(小さな)梯子があったり、鎖がかかっていたりですが、それほど苦労する道ではなく、
IMG_6531.jpg

10:15、駐車場から2時間15分、小屋から1時間半で山頂へ。
IMG_6542.jpg

ガスってますねえ。
IMG_6543.jpg

一瞬だけガスが晴れました。紅葉したカラマツ林が一面に広がっていて美しい光景でした。
IMG_6546.jpg

やっぱりイマイチですねえ。
IMG_6550.jpg

待っていても晴れなさそうなので11時前に下り始め、12時すぎに富士見平小屋まで戻ってきました。晴れてきたじゃんw
IMG_6567.jpg

林の中の気持ちよさげなテント場があります。
IMG_6573.jpg

眺望がイマイチだったのでグルメハイキングに変更 笑
これは小屋メニューの「鹿肉ピザ」と「猪ソーセージ」。どちらも美味しかったです。
このあとコーヒーも入れて1時間半くらいのんびり過ごしました。
IMG_6569.jpg

IMG_6579.jpg

天気は完璧ではなかったけど、カラマツの黄葉はバッチリでした。
IMG_6583.jpg

IMG_6591.jpg

下山たのち、車で「みずがき山自然公園」に行きました。
全国植樹祭会場として整備された公園で、瑞牆山がどーんと望めるところ。
IMG_6612.jpg

赤い木が印象的。
IMG_6615.jpg

周りの道路も、車で走り去るのがもったいないくらい紅葉がきれいな道でした。
IMG_6620.jpg

IMG_6636.jpg

みずがき湖の紅葉もちょうど見ごろ。
IMG_6641.jpg

山頂の眺望が残念だったので、何年後かでもいいのでピーカンの日にリベンジしたいですね。秋は登山口に至るまでの紅葉もきれいなので、みずがき湖スタートの自転車周遊+瑞牆山登山をセットにしてもいいかもしれない、と思いました。

nice!(54)  コメント(3) 
共通テーマ:旅行

2022年10月のサイクリングまとめて [先月のサイクリングまとめて]

ワールドカップの決勝戦を流しながら振り返る10月のサイクリングまとめ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月2日 いつもの海+小出川 58km
西穂独標の登山の翌日、天気が良かったので午後海に出かけました。
いや、もともと土日どっちも天気良い予報だったけど山は日帰り。自分の都合だけで世の中は動かないですからね。
IMG_1236.jpg

そういえばヒガンバナの名所が藤沢と茅ヶ崎の境くらいにあるので寄ってみます。さすがに10月に入っているのでもう終わりかけな感じです。
IMG_1251.jpg

残った花が点々と咲いている感じですが、
IMG_5900.jpg

ヒガンバナより富士山の向こうに陽が沈んでいく様子が美しくて見ていました。
IMG_5901.jpg

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月9日 宮ヶ瀬 86km
10月の3連休、アルプスの高い山々はちょうど紅葉の季節。しかし、日曜は天気崩れる予報だったし、2週続けて夜出発車中泊する気力もないので山には行かず。
しかし、日曜日何とか天気が持ちそうだったので、少し走ります。
愛川町内で「ここ行くとどこ行ってしまうんだろう?」と思っていたところ。無事に抜けられました。
IMG_5905.jpg

それほど長くはないですがちょっとした登り。
IMG_5910.jpg

宮ヶ瀬湖に来ました。
IMG_5911.jpg

家に帰りつく前に降られました。久しぶりに雨具着ての自転車です。
IMG_1314.jpg

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月10日 いつもの海 49km
翌月曜日は晴れたので海に行きます。
「横浜湘南道路」のジャンクション予定地付近。工事がじわりじわりと進んでいます。
IMG_5912.jpg

この日は風があって波が高かったです。あんなところ立って大丈夫かいな。
IMG_5917.jpg

IMG_5919.jpg

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月16日 ヤビツ峠往復 89km
この週末こそ山に行こうと、金曜夜に食料も用意して荷造りもしたんだけど、そこで力尽きて布団へ。ああ幸せな週末。
しかし、「奥只見樹海ライン」へ天気良ければその翌週に行きたいと思っていたので、「予行練習」に峠道を登っておきたく午後からヤビツ峠へ。
登りは60分。
IMG_5923.jpg

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月21日 小出→檜枝岐→只見(奥只見樹海ライン) 約160km
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2022-12-01
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2022-12-06
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2022-12-12
IMG_5985.jpg

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月29日 横浜市内 約30km
「かながわpay」が間もなく終わると聞いて登山用品店に行ったけどそもそも2割ポイントバックだからと言って買うか?と迷ってしまって手ぶらで帰る。
FgORbRpacAAGKMO.jpg

10月30日 いつもの海 約50km
あーいい天気だな。
と言っても前週の奥只見+平標山で疲弊してるので遠出は無理だよなあ。
ということで、いつもの海へ。
IMG_6471.jpg

いい天気です。
IMG_6480.jpg

陽が沈むころ富士山も薄っすら見えました。
陽が短くなってきましたね。
IMG_6488.jpg

nice!(48)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

平標山登山 [山歩き]

丸一日がかりの奥只見樹海ラインサイクリングを終え、輪行して小出の駐車場に戻ってきたのは夜10時すぎでした。今回はまっすぐ帰らずに、次の日上越国境の平標山に登ろうと思います。谷川連峰は初めて登ります。

自転車を車に積んで、国道17号を南下、0時ごろに上越国境の三国峠に近い登山口の駐車場に入ります。止まってる車は6割程度でしょうか、十分空きがありました。

しかし、自転車も積んで、車中泊2泊もするのになんでこんな小さい車で来ちゃったんだろう?プジョーだったら自転車を積んでいても背を伸ばして楽々寝れたのに。しかし、前日も3時間くらいしか寝てないので、手足を伸ばせなくても熟睡です。朝明るくなってもふわふわの寝袋に包まれてなかなか起きれず、ほかの登山客どうしの会話で目を覚まします。

「ずいぶん古い車だわね」
「昔流行っていてよく走ってたよ」

IMG_6394[1].jpg

土曜の朝ですがまだ駐車場には空きがあるようで、車が入ってきます。
午前中は天気が持つという予報でしたが、前の日の秋晴れとは打って変わってどんよりと曇っていて、まったくやる気が出ません。前の日の疲れもあって、曇り空の中コースタイム3時間を超える登りなんて気が進みません。山には行かずに帰ってしまおうかとも思ったのですが、そうしているうちに薄日も差してきたので、8時に登り始めます。

足取りも重く、登山なんて辛いことはもうこれで最後にしよう、と思いながら登ります。歩き始めて20分ほどでこんな紅葉の中になりました。
IMG_6287.jpg

45分ほどで鉄塔を通過。少し見晴らしのいいところがありました。
IMG_6294.jpg

これ、日が当たったらきれいだろうな。
IMG_6303.jpg

1時間10分ほどでぱっと視界が開けます。高い木がなくなって草の山肌になって、それが見事に紅葉しています。
IMG_6311.jpg

9:20松手山通過
IMG_6317.jpg

眺望のいい稜線歩きになります。
岩山よりも、こういう緩いところの山歩きが好きですね。
IMG_6319.jpg

IMG_6321.jpg

曇ってはいますが遠くまで見えます。富士山ミッケ
IMG_6331.jpg

標高が上がると風が強くなってきました。
標高1800mから上、山頂付近の紅葉は終わっているようです。
このあたりでしばらく高齢のご婦人と話しながら歩いたのですが、
「ここはいい山だから、次は一人じゃなくて彼女を連れていらしたら如何かしら?」と。
どうやら自分の年齢を見誤ったようですが、そう言われて「日本百名山」を書いた作家を思い出した自分は穢れてるなと思いました 笑
IMG_6328.jpg

松手山からは数十分で着くと思ったのですが意外と長くて10:20山頂着。駐車場から2時間20分でした。
IMG_6336.jpg

草の稜線はその先「仙の倉山」にも続いていて、1時間ほどで着くようで、多くの人が向かっていますが、もう登山辞めたくなっていたので足を延ばしませんでした。
IMG_6337.jpg

北側に小さな湿原があります。この先上越線の土樽まで道があるそうです。
IMG_6341.jpg

山頂には20分ほどいましたが、天気も良くならなそうなので下山します。
下山は南斜面を下って「平標山の家」を経由するラウンドコースにしました。
IMG_6359.jpg

IMG_6361.jpg

テント場もある山の家まで30分ほど。
そこからは林の中を歩いていくのですが・・・
IMG_6371.jpg

まっかっかな紅葉すごすぎるでしょ。
一番いい時期に来たのかもしれません。
IMG_6381.jpg

IMG_6373.jpg

IMG_6376.jpg

IMG_6388.jpg

紅葉を堪能して40分ほど歩いて11:55、林道に出ました。
IMG_6389.jpg

林道を歩いたり軽くジョグしたりして、12:30に車に戻りました。
1時半ごろにはパラパラと雨が降り出したので、いいタイミングでした。
IMG_6390.jpg

このときは、自転車は乗ってて楽しいけど山歩きは辛いばっかりだからもうやめようかな、って思ってましたけど、草の緩い山の眺望や、鮮やかな紅葉の写真を見ていると、また歩きたくなります。まさに「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ですね。

nice!(57)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

奥只見樹海ラインサイクリング(3) [自転車(ロードバイク)]

国道352号奥只見樹海ライン 好天に恵まれた魚沼から只見まで約150kmのサイクリング。
その1 https://expreso.blog.ss-blog.jp/2022-12-01
その2 https://expreso.blog.ss-blog.jp/2022-12-06 の続き。
枝折峠を越えて銀山平に下り。奥只見湖畔の山肌に沿ったくねくね道を進んできて、11:30、湖畔の最後のピーク、標高約970mのところに差し掛かるところ。地図で見ると全然進んでいないですね。
map5-2.jpg

奥只見湖畔の紅葉は色づき始めで、若干早かったですが、これ紅葉ドンピシャリの季節だったら、途中止まって写真撮ってばかりで自分のスピードでは絶対走り切れないと思います。ある意味ちょうどよかった。
IMG_6104.jpg

ピークを越えた先には、ひと月前に登った燧ヶ岳がニョキっと顔を出しています。
IMG_6108[1].jpg

坂を下りると道も真っすぐになって少し広まったところに出ます。
鷹ノ巣という入植地で昭和42年までは通年で人が暮らしていたそうです。
IMG_6111[1].jpg

車が多く止まる平ヶ岳の登山口を通り過ぎて、川を渡ると福島県に入ります。12:20
IMG_6124[1].jpg

少し登っていくと「山ん中」というレストランがあります。
魚沼から尾瀬御池までの間でほぼ唯一食事がとれる(と思われる)ところ。
惹かれるものがありますが、時間優先で寄らずに通過。
IMG_6128.jpg

森の中を走っていくとまた視界が開けます。小梨平というところ。
「大杉分校跡地」とありますが、昭和47年まで小中学校があったそうで、先生は住み込み、最後の年は5世帯9名の子どもたちが通っていたそうです。
IMG_6131.jpg

その反対側には燧ヶ岳。
IMG_6137.jpg

ジリジリと標高を上げていくとだんだん紅葉が進んできます。
IMG_6139.jpg

1300mを超えるあたりがちょうど見ごろのようです。
IMG_1446.jpg

IMG_1444.jpg

IMG_6157.jpg

IMG_6173.jpg

14時過ぎに名前のないピークを過ぎて、14:15尾瀬御池に着きました。
国道352号、さんざん「酷道」と書かれていたのですが、道幅は広く、路面もきれいでそれほど酷道感はなかったです。夏に車で走った椎葉村の国道のほうが「酷道」っぽいですね。
距離ではちょうどここが半分。残り75kmです。
IMG_6181[1].jpg

少し休憩して下りますが、檜枝岐側の方が紅葉の進み方が少し早いようです。
そして、あるカーブを曲がると正面に真っ赤な山が見えました。
IMG_1456.jpg

切り取ってもすごい・・・
IMG_6195.jpg

IMG_6199.jpg

あとは、きれいに整備された国道を只見に向けてまっすぐ走っていくだけです。
IMG_6206.jpg

ずっと走ってきた国道352号線は会津高原方面に曲がっていき、401号→289号と番号が変わっていきます。
広々とした伊南のあたり。
IMG_6225.jpg

南郷のあたりはトマト栽培がさかんだそうで、トマトジュースを飲んでみましたが美味しかった。
IMG_6230.jpg

檜枝岐中心部15:10、南郷16:20と走り、真っ暗になって17:30前に只見に着きました。下りだからですが75kmを休憩込3時間で走り切りました。
IMG_6237.jpg

ランニングアプリを動かしていました。152kmはいいんだけど「高度上昇4055m」はちょっとあり得ない数字ですね。いいとこその半分くらいかと。
IMG_1516.jpg

さて、電車の時間は20時過ぎ。
しばらく時間があったので、珍しく日帰り温泉に入り、食事処はなさそうなのでヤマザキショップでお弁当を買って、ゴールの只見駅に着きました。ここから只見線の電車で魚沼市にもどります。
IMG_6242.jpg

なんで駅のホームあんなに離れてるんだろう。輪行袋担いで歩くのだるい・・・
IMG_6254.jpg

只見から乗る客は自分ひとり。会津若松方面から着いた電車に乗ります。
金曜日のこんな時間なので貸し切りかと思いきや、各ボックス一人くらいずつお客さんがいました。みんな鉄の人たちなんでしょう。
IMG_6261.jpg

車掌さんから切符を購入。スイカ使えました。
IMG_6264.jpg

大白川駅で列車交換のためしばらく停車。夜汽車感あります。鈍行列車の旅はいいですね。
IMG_6266.jpg

夜9時半前に小出駅に着きました。
ここで再び自転車を組み立てます。
IMG_1473.jpg

そして、少し走って車に戻ってきました。
IMG_1474.jpg

こうして、かねてから行きたかった奥只見樹海ライン、好天の中、美しい景色ときれいな紅葉を堪能し、只見線にも乗れて、素晴らしいサイクリングとなりました。
長かった1日は終わりです。
nice!(49)  コメント(10) 
共通テーマ:旅行

奥只見樹海ラインサイクリング(2) [自転車(ロードバイク)]

国道352号奥只見樹海ライン 好天に恵まれた魚沼から只見まで約150kmのサイクリング。
IMG_6011.jpg
8:30、一つ目の峠、枝折峠まで登ってきました。
と言っても、全体から見るとまだこんなところです。
map5-1.jpg

峠の向こう側も見晴らしのいい道が続いています。
IMG_6009.jpg

長いスノーシェッドがありますが、その上の方の山の色づき度合いが素晴らしい!
IMG_6010.jpg

IMG_6015.jpg

坂を下っていくと、銀山平温泉を見渡せる場所がありました。
山の中だけどそこだけ平らになっていて、点在する温泉宿やログハウス、そして赤く染まる木々、奥には駒ヶ岳。なんて美しい風景なんでしょう。
IMG_6023.jpg

IMG_6022.jpg

峠道を下りきると広い真っすぐな道になります。
トンネルで抜けてきた奥只見シルバーラインとの合流を経て
IMG_6028.jpg

奥只見湖の船着き場に着きました。
ここから先、自販機は46km先の尾瀬御池までないんですが、ほとんど水も残っていたのでココでは買わず。
IMG_6033.jpg

ちょうど9時の遊覧船が出たところです。
IMG_6030.jpg

さあ、ここから道も細くなって、奥只見樹海ラインの本領発揮です。
IMG_6034.jpg

地形図の等高線と一体化しているような国道。1カ所のトンネルのほかは山肌に忠実に沿っています。谷に向けて下って、また尾根筋に向けて登る、細かいアップダウンの繰り返しです。
map4.jpg

こんな感じの道。
IMG_6039.jpg

1ヶ所だけトンネルで抜けているところ。ぐみ沢トンネル。
IMG_6045.jpg

電気が通ってないので真っ暗。
IMG_6047.jpg

山々に深く切れ込む湖がフィヨルドみたいです。
IMG_6048.jpg

湖畔の上り下りですが大きなピークが3つあり、150m=200mくらい登らされます。
一つ目のピーク、神蜂。10時前です。
IMG_6054.jpg

電気どころか電波もありません。
IMG_6055.jpg

そして、奥只見名物(?)「洗い越し」。
沢の水を道路下の導管でなく、道路の上を直接流しています。
水が枯れているところもあるし、ここのようにジャバジャバ流れているところも。
IMG_6062.jpg

奥の高い山の染まった感じが素晴らしい。
IMG_6069.jpg

そして、谷筋の対岸に回って、走ってきた道を見下ろす。
IMG_6077.jpg

IMG_6081.jpg

「牛ノクソ沢」由来はなんだろう?
IMG_6079.jpg

2つ目の大きなピークを超えるとこんな標識がありました。
IMG_6085.jpg

深い谷に沿って下っていきますが、谷の反対側にも道が見えます。
結局このまま谷の奥側に2kmほど下っていき、また対岸を2kmほど登ります。
IMG_6088.jpg

その対岸から見た道
IMG_6098.jpg

こんな切り立った崖の上を走っていたのか。
IMG_6100.jpg

11:20。
3つ目のピークの近く、携帯の電波が入るところでお昼を軽く食べました。
IMG_6102.jpg

つづく。
nice!(55)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

奥只見樹海ラインサイクリング(1) [自転車(ロードバイク)]

9月に燧ヶ岳に登るために、車で檜枝岐の尾瀬御池まで車で行きましたが、その国道352号線を北上すると、奥只見湖畔を通り、魚沼市の小出へ抜けれます。かねてから自転車で走ってみたかった、秘境の山岳ルートです。
山屋さんで言うと、越後駒ケ岳と平ヶ岳と燧ヶ岳と会津駒ヶ岳の登山口を結んでる道ですね。

「奥只見樹海ライン」という愛称があるようですが、国道を管理している県や、地元魚沼市のウェブサイトにその呼び方は出てこない(「魚沼尾瀬ルート」というのはある)のでみんな勝手に言ってるだけなのでしょうか。

map3.jpg

魚沼から檜枝岐までは約90km。もちろん平坦な道ではなく、標高1065mの枝折峠を越えて銀山平に下った後、湖畔のアップダウンを経て標高1500m超の尾瀬御池までさらに登る。言ってみれば、箱根に登った直後に丹沢のヤビツ峠に登るようなものでしょうか。
しかし、檜枝岐から先、輪行できる鉄道駅まで行くとなると、只見線の只見か、野岩鉄道の会津高原尾瀬口。いずれも檜枝岐から数十キロ走る必要があります。
距離も標高差もなかなかハードなコースです。

また、只見線の電車は1日3本。
早い「終電」を逃すと一晩どこかで過ごさないといけません。
距離150km超、登り標高差2000m、時間制限あり。
1日で走り切れるだろうか?
可能であれば、日の長い時期に、朝早い時間から走りたいところだったのですが、冬季閉鎖がずっと続き待てど暮らせど走れるようにならない。結局今年(2022年)は9月中旬にようやく閉鎖が解け、全線で走りとおせるようになったのです。

道路の開通に合わせるかのように、10月から災害で区間運休中だった只見線が全線開通、それに合わせて、小出方面の終電の時刻が1時間半繰り下がり、20時過ぎになったのです。
あぁ、これはチャンスかも。

ということで、前置き長くなりましたが、数年間温めていた奥只見行き、決行です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
魚沼市中心部の某所に車を停めたのは午前2時過ぎ。
5時過ぎに起きたのですが、辺りは深い霧。
なかなか出発する気にならず、結局明るくなった6時にスタートします。
まず最初の目標は、25km先の枝折峠(しおりとうげ)です。
国道352号との交差点には「尾瀬72km」の看板もついています。
IMG_5953.jpg

日が昇るとともに霧は晴れてきました。いい天気そうです。
IMG_5957.jpg

40分ほどで「奥只見シルバーライン」との分岐。
シルバーラインはトンネルの連続する道で、二輪車・自転車では通れません。
自分が向かう方の国道は「峠道路」「急カーブ」「転落死亡事故多発」と煽ってきます。
IMG_5958[1].jpg

すがすがしい感じの大湯公園。大きな県立公園です。
IMG_5963.jpg

公園の先に温泉街があって、バス停の先の酒屋に自販機がありますが、峠までで最後の自販機。この先、ルート上には、銀山平の船着き場まで飲料を補給できるところがありません。
IMG_5964.jpg

そこから先は人家も見られなくなります。正面は越後駒ヶ岳(と思う)
IMG_5967.jpg

「駒の湯山荘」を右に分岐するところから本格的な山道になります。
が、工事で峠までの区間が8:30から通行止になるとのこと。
今は7:10。あと1時間20分です。標高差はまだ700m以上あります。
IMG_5970.jpg

この標識から峠まで1時間15分かかりました。
IMG_5972.jpg

ちょっと登ると駒ヶ岳の眺めのいい山道になります。
センターラインはあったりなかったりですが広めで舗装のいい路面です。
IMG_5976.jpg

あんまりゆっくりしてられないんだけどいちいち止まってしまう。
越後駒ヶ岳、標高差はそれほどでもないけど距離が長そうに見えます。(山頂まで6時間くらいかかるっぽい)
IMG_5984[1].jpg

「県境」ってあまり見ない表記。
IMG_5988.jpg

峠も終盤になると勾配がきつくなってぐいぐい登らされます。
見晴らしのいいところが多くて、登りの辛さを忘れます。
遠くに見えるのは・・・
IMG_5995.jpg

日本海かなあ?
IMG_5996.jpg

8:25、道路閉鎖の5分前に無事通過し、枝折峠へ。
登山者のものと思われる車がたくさん止まっていました。駐車場そんなに広くないし。
IMG_6000.jpg

奥只見方面の山々。
「滝雲」で有名なところらしいです。今日は雲一つない快晴です。
IMG_6004.jpg

峠の向こう側は少し色づいてます。
IMG_6007[1].jpg

ということで、「奥只見樹海ライン」、まだまだ続きます。
nice!(64)  コメント(5) 
共通テーマ:旅行