甲斐駒ヶ岳登山(1) [山歩き]
8月中旬のお盆のころ。
山の日3連休に台風がやってきそうだったので、その次の週の週末+有給で4連休にしようかと思っていました。ですが、台風はなかなか近づいてこなくて、山の日3連休は好天に恵まれたんですが、あろうことかその4連休に日本海側を抜けていきました。
なかなか「自分の都合がいい時」に「好天が続く」ということはないですね。
休みといっても盛夏で自転車は暑いし、前週末の八ヶ岳登山で調子が良かったので、いまは高い山に登るチャンスでは、と思い始めました。調子がいいというか「調子に乗ってる」だけなんですが。
長い休みなので、2泊~3泊くらいの徒歩コースにチャレンジしてみたかったんですが、そういう天気ではなさそうだったので、もっとサクッと登れる山はどこだろう?と思いついたのがこちら。
↓
甲斐駒ヶ岳。
八ヶ岳の反対側に見えるこのきれいな形の山です。
昔からお気に入りの山ですが、こんなところに登るのは何日もかかってすごく大変なんだろうな、下から見るのはいいけど、自分には縁がない山なんだろうな、と思っていました。
ところが、去年カミさんがあっさり登ってしまいました。コースも聞くと、甲斐側の黒戸尾根は鎖とかハシゴ多数だし標高差もあるけど、北沢峠からなら「別に・・・」とのこと。
調べると、伊那側の仙流荘から朝イチのバスに乗れば6時半には峠着、昼前には山頂に着きそうです。
先日八ヶ岳に登った下の子に「行く?」と聞くと、「鎖とか梯子がないとつまんない」などと生意気なことをいうので、ひとりで行くことにしました。
ということで、夜10時に家を出て、いつものとおり深夜の中央道を西へ。お小遣い節約のために勝沼から下道で向かいます。
こんな時間に高速バスが走っていましたが、上高地ゆきでした。
なんだかスッキリしない空。
茅野から峠を越えて高遠に入るとようやく月が見えるようになりました。
なかなか着かないなぁ。
走る車はほとんどいません。
午前2時、ようやく仙流荘の分岐に来ました。
月の光が川を照らしていました。
いつまでも見ていたいんですが、寝る時間も無くなってしまうので、駐車場に車を停めて仮眠。
2時間半ほど仮眠して翌朝5時。
すでにバス乗り場には長蛇の列です。
なんと!18Lを超えるザックは荷物代がかかるとのこと。
いつもの30Lのザックにスカスカ荷物で来たので、小さいザックにしたら400円トクだったのか。
きれいな朝焼けになりました。朝焼けの日の天気は・・・という諺が気になります。
時刻表では5時半でしたが、少し早めにバスが来ました。6台出てます。稼ぎ時ですよね。
並んでいるお客さんを乗せて次々に出発していきます。
入口にゲートがついた立派な舗装の林道をぐいぐい上がっていきます。
谷筋との高低差が半端ない道。自転車で走ってみたい道ですが、通行禁止です。
車窓に今日目指す甲斐駒ヶ岳が見えていました。
6:15に北沢峠に着きました。
仙丈ヶ岳へ向かう人の方が多いようです。
トイレに行ったり登山届を出したりして、6時半、歩き出します。
最初は眺望のない、森の中の急な登り。
汗だくになりながら登っていきます。あまり人はいません。
1時間ちょっと登ると視界が急に開けて、2649mの双児山へ。
向こうに見えるのは、標高3000mを超える北岳と間ノ岳です。
そして、手前の駒津峰の向こうにそびえる甲斐駒ヶ岳。
なんかもうすぐガスに覆われそうです。
その前に着けるだろうか?休憩も最小限にして、山頂目指して進んでいきます。
つづく
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<おまけ>
今回の甲斐駒は一人で行くことになったんですが、8月~9月の遭難事例に関連して、あらためて単独行のリスクをいろいろと目にする機会が増えました。
じゃあ夫婦ででかけてもし二人とも何かあったら子供たち困るよなと思うと、一緒に山登りというのも考えてしまうし、かといって友達もいないし(笑)、どうしたもんかと思ってます。
そういう意味でも、あまり技術的にシビアな山は難しいんだろうな。景色が良くてコースが簡単な山を探さないと。
山の日3連休に台風がやってきそうだったので、その次の週の週末+有給で4連休にしようかと思っていました。ですが、台風はなかなか近づいてこなくて、山の日3連休は好天に恵まれたんですが、あろうことかその4連休に日本海側を抜けていきました。
なかなか「自分の都合がいい時」に「好天が続く」ということはないですね。
休みといっても盛夏で自転車は暑いし、前週末の八ヶ岳登山で調子が良かったので、いまは高い山に登るチャンスでは、と思い始めました。調子がいいというか「調子に乗ってる」だけなんですが。
長い休みなので、2泊~3泊くらいの徒歩コースにチャレンジしてみたかったんですが、そういう天気ではなさそうだったので、もっとサクッと登れる山はどこだろう?と思いついたのがこちら。
↓
甲斐駒ヶ岳。
八ヶ岳の反対側に見えるこのきれいな形の山です。
昔からお気に入りの山ですが、こんなところに登るのは何日もかかってすごく大変なんだろうな、下から見るのはいいけど、自分には縁がない山なんだろうな、と思っていました。
ところが、去年カミさんがあっさり登ってしまいました。コースも聞くと、甲斐側の黒戸尾根は鎖とかハシゴ多数だし標高差もあるけど、北沢峠からなら「別に・・・」とのこと。
調べると、伊那側の仙流荘から朝イチのバスに乗れば6時半には峠着、昼前には山頂に着きそうです。
先日八ヶ岳に登った下の子に「行く?」と聞くと、「鎖とか梯子がないとつまんない」などと生意気なことをいうので、ひとりで行くことにしました。
ということで、夜10時に家を出て、いつものとおり深夜の中央道を西へ。お小遣い節約のために勝沼から下道で向かいます。
こんな時間に高速バスが走っていましたが、上高地ゆきでした。
なんだかスッキリしない空。
茅野から峠を越えて高遠に入るとようやく月が見えるようになりました。
なかなか着かないなぁ。
走る車はほとんどいません。
午前2時、ようやく仙流荘の分岐に来ました。
月の光が川を照らしていました。
いつまでも見ていたいんですが、寝る時間も無くなってしまうので、駐車場に車を停めて仮眠。
2時間半ほど仮眠して翌朝5時。
すでにバス乗り場には長蛇の列です。
なんと!18Lを超えるザックは荷物代がかかるとのこと。
いつもの30Lのザックにスカスカ荷物で来たので、小さいザックにしたら400円トクだったのか。
きれいな朝焼けになりました。朝焼けの日の天気は・・・という諺が気になります。
時刻表では5時半でしたが、少し早めにバスが来ました。6台出てます。稼ぎ時ですよね。
並んでいるお客さんを乗せて次々に出発していきます。
入口にゲートがついた立派な舗装の林道をぐいぐい上がっていきます。
谷筋との高低差が半端ない道。自転車で走ってみたい道ですが、通行禁止です。
車窓に今日目指す甲斐駒ヶ岳が見えていました。
6:15に北沢峠に着きました。
仙丈ヶ岳へ向かう人の方が多いようです。
トイレに行ったり登山届を出したりして、6時半、歩き出します。
最初は眺望のない、森の中の急な登り。
汗だくになりながら登っていきます。あまり人はいません。
1時間ちょっと登ると視界が急に開けて、2649mの双児山へ。
向こうに見えるのは、標高3000mを超える北岳と間ノ岳です。
そして、手前の駒津峰の向こうにそびえる甲斐駒ヶ岳。
なんかもうすぐガスに覆われそうです。
その前に着けるだろうか?休憩も最小限にして、山頂目指して進んでいきます。
つづく
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<おまけ>
今回の甲斐駒は一人で行くことになったんですが、8月~9月の遭難事例に関連して、あらためて単独行のリスクをいろいろと目にする機会が増えました。
じゃあ夫婦ででかけてもし二人とも何かあったら子供たち困るよなと思うと、一緒に山登りというのも考えてしまうし、かといって友達もいないし(笑)、どうしたもんかと思ってます。
そういう意味でも、あまり技術的にシビアな山は難しいんだろうな。景色が良くてコースが簡単な山を探さないと。
八ヶ岳親子登山(4)横岳・硫黄岳縦走 [山歩き]
親子で山歩き2日目。
朝7時、赤岳天望荘を出て、標高2,829mの横岳、2,760mの硫黄岳と縦走していこうと思います。
長野や山梨の主な登山ルートには「グレーディング」が行われていて、体力度と難易度のランクがされています。
今回歩く「美濃戸→赤岳→硫黄岳」の周遊コースは、難易度Cということで、
「◇ハシゴ・くさり場、また、場所により 雪渓や渡渉箇所がある
◇ミスをすると転落・滑落などの事故 となる場所がある
◇案内標識が不十分な箇所も含まれる」
とされています。
連れてきた小4の子、梯子や鎖は果たして大丈夫なんでしょうか。
どうやら学校や学童でも体力自慢のようで、体力的な心配はしていないんですが、運動嫌いだった自分からすると羨ましい限りです。親バカですみません。
この時間になると、地蔵尾根に続々と人が昇ってきていました。
しかし、行く手はこんな感じ。
山歩きじゃなくて岩登りっぽいですね。
だから・・・高いところは苦手なんだってば。
今度は岩場の登りです。
意外と凸凹があって、手や足を引っかけられるので、登りやすい。
登ったところから振り返る赤岳~阿弥陀岳。その奥には、甲斐駒と仙丈ヶ岳が見えています。
野辺山側からはモクモクと雲が上がってきています。
だから朝は早く出ないといけないんだっての・・・(すいませんコーヒー飲んでくつろいでました)
諏訪側は切り立った崖。なかなかスリリングです。ふらついたらやばいですね。
ピークに登りました。これが横岳かな?
どうやらもう一つ先のピークが横岳(奥の院)のようです。
いい眺め。
さて、8:50、ホントの「横岳」に着きましたが、人もたくさんいたので、写真は省略。
そして、行く手を見ると・・・・これ、どうやって歩くんだろう。
拡大。
あんな落ちたら一たまりもないような崖に鎖がかけられています。
子どもは通れるんだろうか・・?鎖に掴まってれば大丈夫だとは思うけど、そんな冷静にいられるんだろうか・・・?
という父の心配をよそに、片手に軽く鎖を持って、フツーにひょいひょい歩いて難なく超えてしまいました。
もちろん自分は「恐い恐い恐い恐いひえ~~」と言いながらなんとか通過。
ここ、「カニの横ばい」と呼ばれているようです。本家の剱に比べればきっとどうってことないんでしょうけど。
あとは優しい道になります。
斜面にコマクサがたくさん咲いていました。
硫黄岳山荘から緩やかに見えて心臓にはきつい上り坂を登って、
10:00硫黄岳山頂
爆裂火口というそうです。
クマがここに落っこちたと話題になってました。
美濃戸方面へ下山します。
ここから北側の天狗岳方面はガスがかかっていて眺望はイマイチ。
駆け下りるように軽やかに下っていく子どもを汗だくになって追いかけて、1時間ほどで赤岳鉱泉へ。
今日歩いてきた稜線をしばらく眺めてから、さらに下山します。
アブが多いという話を聞いていましたが、トンボが出るとアブは減るんでしょうか。
下山路でもトンボと戯れながら帰ります。
半分くらいは林道歩きになって、美濃戸山荘に戻ってきました。
いやぁこの牛乳おいしかった!
ここからまた1時間ほど林道を歩いて美濃戸口へ。
駐車場利用券でサービスになるコーヒーをいただいてから帰りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<参考:コースタイム>
美濃戸口8:30-9:20美濃戸山荘9:35-11:50行者小屋12:30-13:50赤岳天望荘14:20-14:55赤岳山頂15:25-15:55赤岳天望荘(泊)7:20-8:50横岳奥の院9:00-10:00硫黄岳10:30-11:30赤岳鉱泉12:10-13:30美濃戸山荘ー14:30美濃戸口
朝7時、赤岳天望荘を出て、標高2,829mの横岳、2,760mの硫黄岳と縦走していこうと思います。
長野や山梨の主な登山ルートには「グレーディング」が行われていて、体力度と難易度のランクがされています。
今回歩く「美濃戸→赤岳→硫黄岳」の周遊コースは、難易度Cということで、
「◇ハシゴ・くさり場、また、場所により 雪渓や渡渉箇所がある
◇ミスをすると転落・滑落などの事故 となる場所がある
◇案内標識が不十分な箇所も含まれる」
とされています。
連れてきた小4の子、梯子や鎖は果たして大丈夫なんでしょうか。
どうやら学校や学童でも体力自慢のようで、体力的な心配はしていないんですが、運動嫌いだった自分からすると羨ましい限りです。親バカですみません。
この時間になると、地蔵尾根に続々と人が昇ってきていました。
しかし、行く手はこんな感じ。
山歩きじゃなくて岩登りっぽいですね。
だから・・・高いところは苦手なんだってば。
今度は岩場の登りです。
意外と凸凹があって、手や足を引っかけられるので、登りやすい。
登ったところから振り返る赤岳~阿弥陀岳。その奥には、甲斐駒と仙丈ヶ岳が見えています。
野辺山側からはモクモクと雲が上がってきています。
だから朝は早く出ないといけないんだっての・・・(すいませんコーヒー飲んでくつろいでました)
諏訪側は切り立った崖。なかなかスリリングです。ふらついたらやばいですね。
ピークに登りました。これが横岳かな?
どうやらもう一つ先のピークが横岳(奥の院)のようです。
いい眺め。
さて、8:50、ホントの「横岳」に着きましたが、人もたくさんいたので、写真は省略。
そして、行く手を見ると・・・・これ、どうやって歩くんだろう。
拡大。
あんな落ちたら一たまりもないような崖に鎖がかけられています。
子どもは通れるんだろうか・・?鎖に掴まってれば大丈夫だとは思うけど、そんな冷静にいられるんだろうか・・・?
という父の心配をよそに、片手に軽く鎖を持って、フツーにひょいひょい歩いて難なく超えてしまいました。
もちろん自分は「恐い恐い恐い恐いひえ~~」と言いながらなんとか通過。
ここ、「カニの横ばい」と呼ばれているようです。本家の剱に比べればきっとどうってことないんでしょうけど。
あとは優しい道になります。
斜面にコマクサがたくさん咲いていました。
硫黄岳山荘から緩やかに見えて心臓にはきつい上り坂を登って、
10:00硫黄岳山頂
爆裂火口というそうです。
クマがここに落っこちたと話題になってました。
美濃戸方面へ下山します。
ここから北側の天狗岳方面はガスがかかっていて眺望はイマイチ。
駆け下りるように軽やかに下っていく子どもを汗だくになって追いかけて、1時間ほどで赤岳鉱泉へ。
今日歩いてきた稜線をしばらく眺めてから、さらに下山します。
アブが多いという話を聞いていましたが、トンボが出るとアブは減るんでしょうか。
下山路でもトンボと戯れながら帰ります。
半分くらいは林道歩きになって、美濃戸山荘に戻ってきました。
いやぁこの牛乳おいしかった!
ここからまた1時間ほど林道を歩いて美濃戸口へ。
駐車場利用券でサービスになるコーヒーをいただいてから帰りました。
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<参考:コースタイム>
美濃戸口8:30-9:20美濃戸山荘9:35-11:50行者小屋12:30-13:50赤岳天望荘14:20-14:55赤岳山頂15:25-15:55赤岳天望荘(泊)7:20-8:50横岳奥の院9:00-10:00硫黄岳10:30-11:30赤岳鉱泉12:10-13:30美濃戸山荘ー14:30美濃戸口
八ヶ岳親子登山(3)御来光 [山歩き]
八ヶ岳の稜線にある赤岳天望荘で一泊。
二十数年ぶりの山小屋泊。
ひとり約50cm幅の大部屋で、寝たのか寝てないのかよくわからない一夜を過ごしたんですが、どうやらぐうぐう寝ていたようです。
朝3時過ぎから人が外に出るような感じがしていて、どうやら月が沈んで星がきれいに見えていたようなのですが、朝は苦手なので起きられず、他のひとたちがガサガサとザックを漁り出す4時半前にようやく起床。
今日は山の日です。
雲一つない空。
多くの人が外に出て御来光を待っています。
今日歩いていく予定の横岳方面。
外で待つこと約30分。
朝5時過ぎに雲海の向こうから太陽が昇ってきました。
朝日に染まる赤岳。
そうそう、これが見たかったんですよ。
遠くにはうっすらと富士山の姿も。富士山ちっちゃいな。
宿泊者はコーヒーが自由に飲めます。
小屋の裏で、赤い赤岳を眺めながらコーヒーをいただくなんて、なんて贅沢な。
談話室からはこの雲海。
そして朝ご飯。
朝も夕食と同じようにブッフェです。
ソーセージ多数と卵焼きなんて、小さな子供のような盛り付けで恥ずかしい 笑
そして、こんな山の上で、こんなみずみずしいオレンジ!
ほんと贅沢な旅です。
ゆっくり朝ご飯を食べた後は、横岳を見ながらコーヒーをいただきます。
もう最高です。
ずーっとここでこうしてコーヒー飲んでいたい。
こうしている間にほかの人たちはどんどん出発していってます。
向こうには北アルプスの山々が見えています。
正面は槍かな?(無理やり拡大)
そして、北西方向も無理やり拡大。
剱岳、白馬三山のあたりでしょうか。(これは自信がない)
朝7時、本日の行動開始。
重い腰(自分だけですが)を上げて、小屋を後にします。
つづく。
二十数年ぶりの山小屋泊。
ひとり約50cm幅の大部屋で、寝たのか寝てないのかよくわからない一夜を過ごしたんですが、どうやらぐうぐう寝ていたようです。
朝3時過ぎから人が外に出るような感じがしていて、どうやら月が沈んで星がきれいに見えていたようなのですが、朝は苦手なので起きられず、他のひとたちがガサガサとザックを漁り出す4時半前にようやく起床。
今日は山の日です。
雲一つない空。
多くの人が外に出て御来光を待っています。
今日歩いていく予定の横岳方面。
外で待つこと約30分。
朝5時過ぎに雲海の向こうから太陽が昇ってきました。
朝日に染まる赤岳。
そうそう、これが見たかったんですよ。
遠くにはうっすらと富士山の姿も。富士山ちっちゃいな。
宿泊者はコーヒーが自由に飲めます。
小屋の裏で、赤い赤岳を眺めながらコーヒーをいただくなんて、なんて贅沢な。
談話室からはこの雲海。
そして朝ご飯。
朝も夕食と同じようにブッフェです。
ソーセージ多数と卵焼きなんて、小さな子供のような盛り付けで恥ずかしい 笑
そして、こんな山の上で、こんなみずみずしいオレンジ!
ほんと贅沢な旅です。
ゆっくり朝ご飯を食べた後は、横岳を見ながらコーヒーをいただきます。
もう最高です。
ずーっとここでこうしてコーヒー飲んでいたい。
こうしている間にほかの人たちはどんどん出発していってます。
向こうには北アルプスの山々が見えています。
正面は槍かな?(無理やり拡大)
そして、北西方向も無理やり拡大。
剱岳、白馬三山のあたりでしょうか。(これは自信がない)
朝7時、本日の行動開始。
重い腰(自分だけですが)を上げて、小屋を後にします。
つづく。
八ヶ岳親子登山(2)赤岳登頂 [山歩き]
小4の子を連れた親子3人での八ヶ岳登山。
美濃戸口から途中休憩も入れて約5時間、ほぼコースタイム通りで、赤岳の地蔵尾根まで登ってきました。
本日宿泊する赤岳天望荘はもう目の前です。
八ヶ岳の山小屋では、「八ヶ岳キッズチャレンジ」と称して、夏休み期間中、小学生以下の子どもの宿泊料を無料にしてくれる(大人1人に1人まで)という粋な計らいがあります。
https://mt-yatsugatake.jp/kids/index.html
これが、麓の山小屋だけでなく、こんな標高2,700mを超える稜線上の山小屋でもOKとは、うれしい限りです。上まで登ってくる小学生はあまり見かけませんでしたが。
まずは山小屋にチェックイン。
自分自身、約30年ぶり2回目の山小屋です。
前にも書いたことありますが、前回は富士山の山小屋。そのときは布団1枚で2人のスペース、隣は一緒に登ってた仲間の女の子が密着してるわけで、一睡もできずに出発したということがありました。
それ以降、いろんな噂や料金から、山小屋のハードルが高く、自分で泊まることはなかったので、事実上山小屋デビューみたいなもんですね。
山小屋の大部屋は布団ではなく、寝袋が折り重なるようにして敷かれていました。
一人当たりの幅は約50cmというところでしょうか。
先客の若い男女が抱き合うように寝そべっていて、のっけから刺激的な山小屋体験です。きっと狭くてそうするしかないんだと思いますが。
さて、まだ時間があるので、カップルのことは見て見ぬふりをして(笑)、荷物を置いて赤岳山頂アタックとします。
足元が不安定な、ざれざれな急坂を登っていきます。
振り返ると赤岳天望荘がはるか下に見えます。
30分ほどで山頂へ。
山頂はふたこぶになっていて、山小屋が建っている先にあるもう一つのピーク(南峰)に「よく見る」赤岳の標識が建っています。
山頂のさらに南側に稜線が続いています。
向こう側から縦走してくるコースもあるようですが、高度感が相当あるようなので、ちょっとな。
西側?
阿弥陀岳から、ずっと眼下の行者小屋、遠くは蓼科山でしょうか。
雲は多かったけど、まずまずの眺望でした。
山頂の標識がない北峰の方がくつろげるのかも。
それでは下山しましょう。
いやあ写真撮るの恐くて怖くて。
今日は小屋に戻って終了です。
乾杯。
石井スポーツの会員カードで飲み物1本プレゼントでした。うれしい。
お茶、コーヒーも自由に飲めます。
そして、夕食。
炊き込みごはん、みそ汁、おかず。
おかずは自分で好きに器に取るスタイル。お代わりも可。
天ぷらも豚の角煮も鶏のトマト煮も、ふっくら炊き上げた炊き込みごはんも、どれもおいしかった。
この切り立った山の上でこれだけの食事を頂けるなんて。
食堂の窓からは、夕日を反射して光る諏訪湖が見えました。
が、この日は濃いガスがかかってしまい、夕日は見れませんでした。
雲が変な色に染まって終了w
そんな厚い雲も、夜になるとさーっと引いてきました。
子どもが夏休みの宿題で星の観察をしないといけないというので、星座早見盤と宿題の紙を持ってきていました。南側に出ている○○座(自分が星座に疎いので忘れてしまいました)が見たい、というので、外に出てみたんですが・・・
お月様ピカーーーー!
眩しいくらい。
これじゃ南側の星は見えないな・・・
北の方の北斗七星とかカシオペアとかは見えたんですが。
月明かりで明るい稜線の写真が撮れました。
カメラのディスプレイで見れる夜の不思議な風景は面白かったようで、後日、「あの変な写真見たい」と言われました。
美濃戸口から途中休憩も入れて約5時間、ほぼコースタイム通りで、赤岳の地蔵尾根まで登ってきました。
本日宿泊する赤岳天望荘はもう目の前です。
八ヶ岳の山小屋では、「八ヶ岳キッズチャレンジ」と称して、夏休み期間中、小学生以下の子どもの宿泊料を無料にしてくれる(大人1人に1人まで)という粋な計らいがあります。
https://mt-yatsugatake.jp/kids/index.html
これが、麓の山小屋だけでなく、こんな標高2,700mを超える稜線上の山小屋でもOKとは、うれしい限りです。上まで登ってくる小学生はあまり見かけませんでしたが。
まずは山小屋にチェックイン。
自分自身、約30年ぶり2回目の山小屋です。
前にも書いたことありますが、前回は富士山の山小屋。そのときは布団1枚で2人のスペース、隣は一緒に登ってた仲間の女の子が密着してるわけで、一睡もできずに出発したということがありました。
それ以降、いろんな噂や料金から、山小屋のハードルが高く、自分で泊まることはなかったので、事実上山小屋デビューみたいなもんですね。
山小屋の大部屋は布団ではなく、寝袋が折り重なるようにして敷かれていました。
一人当たりの幅は約50cmというところでしょうか。
先客の若い男女が抱き合うように寝そべっていて、のっけから刺激的な山小屋体験です。きっと狭くてそうするしかないんだと思いますが。
さて、まだ時間があるので、カップルのことは見て見ぬふりをして(笑)、荷物を置いて赤岳山頂アタックとします。
足元が不安定な、ざれざれな急坂を登っていきます。
振り返ると赤岳天望荘がはるか下に見えます。
30分ほどで山頂へ。
山頂はふたこぶになっていて、山小屋が建っている先にあるもう一つのピーク(南峰)に「よく見る」赤岳の標識が建っています。
山頂のさらに南側に稜線が続いています。
向こう側から縦走してくるコースもあるようですが、高度感が相当あるようなので、ちょっとな。
西側?
阿弥陀岳から、ずっと眼下の行者小屋、遠くは蓼科山でしょうか。
雲は多かったけど、まずまずの眺望でした。
山頂の標識がない北峰の方がくつろげるのかも。
それでは下山しましょう。
いやあ写真撮るの恐くて怖くて。
今日は小屋に戻って終了です。
乾杯。
石井スポーツの会員カードで飲み物1本プレゼントでした。うれしい。
お茶、コーヒーも自由に飲めます。
そして、夕食。
炊き込みごはん、みそ汁、おかず。
おかずは自分で好きに器に取るスタイル。お代わりも可。
天ぷらも豚の角煮も鶏のトマト煮も、ふっくら炊き上げた炊き込みごはんも、どれもおいしかった。
この切り立った山の上でこれだけの食事を頂けるなんて。
食堂の窓からは、夕日を反射して光る諏訪湖が見えました。
が、この日は濃いガスがかかってしまい、夕日は見れませんでした。
雲が変な色に染まって終了w
そんな厚い雲も、夜になるとさーっと引いてきました。
子どもが夏休みの宿題で星の観察をしないといけないというので、星座早見盤と宿題の紙を持ってきていました。南側に出ている○○座(自分が星座に疎いので忘れてしまいました)が見たい、というので、外に出てみたんですが・・・
お月様ピカーーーー!
眩しいくらい。
これじゃ南側の星は見えないな・・・
北の方の北斗七星とかカシオペアとかは見えたんですが。
月明かりで明るい稜線の写真が撮れました。
カメラのディスプレイで見れる夜の不思議な風景は面白かったようで、後日、「あの変な写真見たい」と言われました。
八ヶ岳親子登山(1)赤岳へ向けて [山歩き]
子どもたちが大きくなってくると家族で夏休みを合わせるのも難しく、どこか遠くに行く予定もなく、おまけに山の日の3連休は台風が来るんじゃないかという予報もあって、消化不良感のある夏を過ごしていました。
そんな3連休前日の昼過ぎ、台風の進度が遅く天気が持ちそうだというのが分かったと同時に、カミさんからメールが来ました。
「(八ヶ岳の)山小屋、3連休まだ空いてるみたい」
うわっ、そう来たか。
ということは、明日(登山口の)美濃戸まで車で送って、即帰って子供たちの面倒を見ておけよということなんでしょうねああそうですか。
ところが、夜帰宅してみると、小4の一番下の子が八ヶ岳に行くことになっていて、あとの上3人は両親いなくても大丈夫、と言ってます。「大丈夫」というより、両親不在の方が都合いい(笑)のかもしれませんが、せっかくの申し出だし、八ヶ岳にも登ってみたいし、天気も良さそうなので、この機会を有り難くいただくこととします。
自分一人の時は夜出発で早朝から登り始め、となるんですが、金曜日に子どもが学童で海に行っていたので、「疲れを取った方がいい」ということで、早朝出発となりました。
相模湖からの中央道は6時前に乗ったので渋滞にも巻き込まれず、自宅から約3時間、8時に登山口の美濃戸口の駐車場に着きました。いい天気です。
2日分の駐車料金1,000円を払い、登山届を提出して、8:30スタート。
ここの標高は1,500m。
目指すは南八ヶ岳の主峰、赤岳。標高2,899mです。
しばらくは緑の中の林道歩きです。
45分ほど歩いた八ヶ岳山荘のところにも駐車場があります。この日はまだ空きがあるようでした。
50分ほどで「美濃戸山荘」へ。
ここからは林道を離れて、「南沢」という方の山道を登っていきます。
苔むした鮮やかな緑の中を歩いていく登山道です。
妻「そのお花、写真撮って!」自分「かしこまりました。」(※若干脚色あり)
登山道はアブがすごいと聞いていたのですが、それほどでもなく代わりにトンボが飛び交っていました。
美濃戸山荘から2時間20分、行者小屋までやってきました。
おいしい水を飲んで、軽く顔まで洗います。
テント場があって、山の稜線(写真左端)に今日宿泊予定の山小屋が見えています。
あんなところまで登るのかよ。
標高は2,350m。時計の高度計は40mほどずれてます。
ここから、山の稜線に立つ赤岳天望荘まで、標高差約400mの登りです。
最初は樹林の中を登っていきますが、そのうち低い木になり、茶色い岩場になります。
階段とも梯子ともつかないものが赤い崖にへばりついていたり、鎖がついたりの「崖登り」になりました。
来る前にどんなコースかカミさんに聞いていたのですが、「上の方はちょっと梯子や鎖があるけど、全然平気」と・・・
しかし、この高度感はちょっと・・・ぜんぜん平気じゃないですけど
(((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
それでも、岩の向こうに岩山の横岳(?)が見えたり、
(少し勾配が緩いところなら)後ろ振り返った景色も楽しめます。ずいぶん高いところに登ってきたな
「そのお花、写真撮って!」(ちょっと怖い)
そして、行者小屋から1時間15分、尾根に出ました。お地蔵さんが座っています。
(つづく)
そんな3連休前日の昼過ぎ、台風の進度が遅く天気が持ちそうだというのが分かったと同時に、カミさんからメールが来ました。
「(八ヶ岳の)山小屋、3連休まだ空いてるみたい」
うわっ、そう来たか。
ということは、明日(登山口の)美濃戸まで車で送って、即帰って子供たちの面倒を見ておけよということなんでしょうねああそうですか。
ところが、夜帰宅してみると、小4の一番下の子が八ヶ岳に行くことになっていて、あとの上3人は両親いなくても大丈夫、と言ってます。「大丈夫」というより、両親不在の方が都合いい(笑)のかもしれませんが、せっかくの申し出だし、八ヶ岳にも登ってみたいし、天気も良さそうなので、この機会を有り難くいただくこととします。
自分一人の時は夜出発で早朝から登り始め、となるんですが、金曜日に子どもが学童で海に行っていたので、「疲れを取った方がいい」ということで、早朝出発となりました。
相模湖からの中央道は6時前に乗ったので渋滞にも巻き込まれず、自宅から約3時間、8時に登山口の美濃戸口の駐車場に着きました。いい天気です。
2日分の駐車料金1,000円を払い、登山届を提出して、8:30スタート。
ここの標高は1,500m。
目指すは南八ヶ岳の主峰、赤岳。標高2,899mです。
しばらくは緑の中の林道歩きです。
45分ほど歩いた八ヶ岳山荘のところにも駐車場があります。この日はまだ空きがあるようでした。
50分ほどで「美濃戸山荘」へ。
ここからは林道を離れて、「南沢」という方の山道を登っていきます。
苔むした鮮やかな緑の中を歩いていく登山道です。
妻「そのお花、写真撮って!」自分「かしこまりました。」(※若干脚色あり)
登山道はアブがすごいと聞いていたのですが、それほどでもなく代わりにトンボが飛び交っていました。
美濃戸山荘から2時間20分、行者小屋までやってきました。
おいしい水を飲んで、軽く顔まで洗います。
テント場があって、山の稜線(写真左端)に今日宿泊予定の山小屋が見えています。
あんなところまで登るのかよ。
標高は2,350m。時計の高度計は40mほどずれてます。
ここから、山の稜線に立つ赤岳天望荘まで、標高差約400mの登りです。
最初は樹林の中を登っていきますが、そのうち低い木になり、茶色い岩場になります。
階段とも梯子ともつかないものが赤い崖にへばりついていたり、鎖がついたりの「崖登り」になりました。
来る前にどんなコースかカミさんに聞いていたのですが、「上の方はちょっと梯子や鎖があるけど、全然平気」と・・・
しかし、この高度感はちょっと・・・ぜんぜん平気じゃないですけど
(((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
それでも、岩の向こうに岩山の横岳(?)が見えたり、
(少し勾配が緩いところなら)後ろ振り返った景色も楽しめます。ずいぶん高いところに登ってきたな
「そのお花、写真撮って!」(ちょっと怖い)
そして、行者小屋から1時間15分、尾根に出ました。お地蔵さんが座っています。
(つづく)