雷鳥沢でファミリーキャンプ(6)剱御前から見る日の出 [山歩き(テント泊)]
立山・雷鳥沢のテント泊、天候にも恵まれ、星空も2晩とも見れて、いうことない素晴らしい山行なのですが、敢えて言うなら、このテント場は東にそびえたつ立山連峰に阻まれてご来光が拝めないのです。ここまで天気がいいテント泊の登山で、何か一つ欠けているような気がしてしまいます。
そんなテント泊家族旅行3日目の朝3:40。朝の苦手な自分はもちろん自力で起きることができず、奥さまに起こされてテントを開けると、きれいに月が輝いています。そして山腹にも動く明かり。
剱御前小舎の前に行けば日の出が見れるのではないかと思い、朝4時に出発、昨日登った雷鳥坂を再び登ります。しかし、日の出まで1時間しかありません。
かなりハイペースで登り、約50分で山小屋が見えてきました。
雷鳥沢→剱御前小舎まで52分でした。
しかし、空の赤味加減からしてどうやらここでは日の出は見れません。
左手の小高い丘の「剱御前」までもう一登りします。
5時ちょうど。剱御前に着いたタイミングで東から太陽が登りました。ギリギリ間に合った!
角度的に剱岳は赤く染まらないんだな。
振り返って見た立山。その向こうにはうっすらと槍ヶ岳が見えます。
龍王岳や、遠くに見える薬師岳には日が当たっています。
今日は帰る日なので早々に下山します。山小屋のところは5:30になっても日が当たりません。
剱岳を目に焼き付けて下山します。
テントに戻り、朝ご飯を食べて帰る準備です。
今回、奥さまと下の子は黒部ダムまで歩いてみたいとのこと。一ノ越から山腹を下っていくあの道です。黒部ダム建設時に資材を運んだ歩荷道でもあったそうです。ちなみに室堂から黒部湖まで、トロバスとロープウェイとケーブルカーを乗り継ぐとひとり5,050円かかります。
「黒部ダム隊」はスポドリも用意して準備万端。地形図も持参して7:30に一ノ越に向けて出発していきました。
そして残った二人でテントを片付けて下山します。
室堂方面に戻るにもこの階段からスタートです。
きつそうに見えますがそれほどでもありません。
またそのうち来るんだろうな、と思いつつ、テント場を後にします。3回目ですが何度来てもいいテント場だと思います。
室堂まで40分ほど歩き、ちょうど来ていた9時発のバスに飛び乗ります。
帰りはケーブルカーを使って10時過ぎに立山駅に戻りました。
「荷下ろし隊」は車に乗ったら「アッシー」。ここからアルペンルートの反対側、長野県の扇沢まで車を回します。距離は約170km。
なお、「回送サービス」というのもあって、2万数千円で車を回してくれるそうです。
途中、親不知のところは下道を走り、
15時過ぎに扇沢に着きました。
途中ゆっくりしていた黒部ダム隊とも16時前に合流。会う人も少なく、途中ちょっと難度の高いところもあるコースだったようです。
こうして2泊3日の家族旅行は終わりです。
ファミリーキャンプどころか毎日歩いてばかりだし、「言い出しっぺ」の末っ子は結局アルペンルートのうち美女平→室堂のバスと黒部ダム→扇沢の電気バス以外歩かされることになりましたが、まあ貴重な経験ができて良かったかと思ってます。一番最初の「材木坂」はきつかった、と今でも言われますが 笑
そんなテント泊家族旅行3日目の朝3:40。朝の苦手な自分はもちろん自力で起きることができず、奥さまに起こされてテントを開けると、きれいに月が輝いています。そして山腹にも動く明かり。
剱御前小舎の前に行けば日の出が見れるのではないかと思い、朝4時に出発、昨日登った雷鳥坂を再び登ります。しかし、日の出まで1時間しかありません。
かなりハイペースで登り、約50分で山小屋が見えてきました。
雷鳥沢→剱御前小舎まで52分でした。
しかし、空の赤味加減からしてどうやらここでは日の出は見れません。
左手の小高い丘の「剱御前」までもう一登りします。
5時ちょうど。剱御前に着いたタイミングで東から太陽が登りました。ギリギリ間に合った!
角度的に剱岳は赤く染まらないんだな。
振り返って見た立山。その向こうにはうっすらと槍ヶ岳が見えます。
龍王岳や、遠くに見える薬師岳には日が当たっています。
今日は帰る日なので早々に下山します。山小屋のところは5:30になっても日が当たりません。
剱岳を目に焼き付けて下山します。
テントに戻り、朝ご飯を食べて帰る準備です。
今回、奥さまと下の子は黒部ダムまで歩いてみたいとのこと。一ノ越から山腹を下っていくあの道です。黒部ダム建設時に資材を運んだ歩荷道でもあったそうです。ちなみに室堂から黒部湖まで、トロバスとロープウェイとケーブルカーを乗り継ぐとひとり5,050円かかります。
「黒部ダム隊」はスポドリも用意して準備万端。地形図も持参して7:30に一ノ越に向けて出発していきました。
そして残った二人でテントを片付けて下山します。
室堂方面に戻るにもこの階段からスタートです。
きつそうに見えますがそれほどでもありません。
またそのうち来るんだろうな、と思いつつ、テント場を後にします。3回目ですが何度来てもいいテント場だと思います。
室堂まで40分ほど歩き、ちょうど来ていた9時発のバスに飛び乗ります。
帰りはケーブルカーを使って10時過ぎに立山駅に戻りました。
「荷下ろし隊」は車に乗ったら「アッシー」。ここからアルペンルートの反対側、長野県の扇沢まで車を回します。距離は約170km。
なお、「回送サービス」というのもあって、2万数千円で車を回してくれるそうです。
途中、親不知のところは下道を走り、
15時過ぎに扇沢に着きました。
途中ゆっくりしていた黒部ダム隊とも16時前に合流。会う人も少なく、途中ちょっと難度の高いところもあるコースだったようです。
こうして2泊3日の家族旅行は終わりです。
ファミリーキャンプどころか毎日歩いてばかりだし、「言い出しっぺ」の末っ子は結局アルペンルートのうち美女平→室堂のバスと黒部ダム→扇沢の電気バス以外歩かされることになりましたが、まあ貴重な経験ができて良かったかと思ってます。一番最初の「材木坂」はきつかった、と今でも言われますが 笑
雷鳥沢でファミリーキャンプ(5)ぐるっと立山縦走(後半) [山歩き(テント泊)]
立山の雷鳥沢キャンプ場をベースに、朝5時にスタートした立山縦走。
剱御前小舎6時、別山7時、真砂岳8時のペースで歩き、立山三峰の最初になる富士の折立を登って下りて9時半。
きつい日差しの中、(自分だけ)雪を詰めたヘルメットをかぶって稜線を歩きます。
立山最高峰の大汝山3,015 mから剱岳方面を見たところ。ここも人多すぎなので山頂の写真ありません(というか、撮ってなかった)
そして10:30、立山の主峰、雄山へ。
雄山の山頂は標高3,003m。祠が立っているところで、拝観料を払って登ります。
が、お祓いをしてもらった後にどうやらみんなで万歳三唱をしているのですが、ああいうのって会社のつまらない義務的な飲み会の三本締めみたいで苦手。
なので、自分は祠のとこには登らず見ていました。
しかし、標高の高さを感じる見事なパッケージ。
雲が出てきたので下山します。
一ノ越までは大渋滞。
一ノ越のちょっと下から、雷鳥沢のテント場に向かう、母恋坂とも神の道とも呼ばれているショートカットルートへ。
歩く人も少なく、静かな山歩きになります。
一ノ越から1時間ほどでテント場の近くに戻ってきました。
テント場の近くの沢で休憩。水は冷たいです。
テント場に戻ってのお昼。
「自分で食べるものは自分で持ってこい」などと出発前に偉そうに言っておいて、忘れ物をしたのは自分でした。予備ペグでラーメン食べます・・・
午後から雷雨の予報でしたが、天気の崩れは小さかったです。
テントに入って横になってまったりします。
近くの温泉に行っていた奥さまがアイスを買ってきてくれました。
このテント場、景色はきれいだし広くて平らだし水は豊富だしwifi使えるし温泉は近いしアイスは食べれるし最高過ぎます。
そして、兄弟の中でもいちばん物怖じしないというか遠慮がない末っ子の本領発揮。談笑しているグループに「みなさんお友達なんですか?」、テントの空気穴から顔を出し、食事中の人に「何食べてるんですか?」と、周りの大人たちに次々と声をかけてました。見てて笑うしかないのですが、お相手してくれた皆さんありがとうございました。
さて炊事の支度。なぜかアクエリの空き容器が集結。
そして各自思い思いの晩御飯。自分はカレーメシをツナで増量して食べました。
この日は雲が出てしまい山に夕日が当たることはありませんでした。でも、西の雲が染まった。みんな空が焼けるのを見ていました。
そして日が沈むと雲が消える・・・・ちょっとなんなんっすか。
そしてまた今夜もきれいな星空と流れ星。
子どもたちは新しい山テントで、自分たちは古いツーリングテントで寝てたのですが、この古いテント、開口部が大きくて、星を見るにちょうどよいのです。
この日も風はなく天気も良くて穏やかな夜。
寝袋に入りながら、「流れないかなー」と眠くなるまで星を見て、2日目は終わりました。
剱御前小舎6時、別山7時、真砂岳8時のペースで歩き、立山三峰の最初になる富士の折立を登って下りて9時半。
きつい日差しの中、(自分だけ)雪を詰めたヘルメットをかぶって稜線を歩きます。
立山最高峰の大汝山3,015 mから剱岳方面を見たところ。ここも人多すぎなので山頂の写真ありません(というか、撮ってなかった)
そして10:30、立山の主峰、雄山へ。
雄山の山頂は標高3,003m。祠が立っているところで、拝観料を払って登ります。
が、お祓いをしてもらった後にどうやらみんなで万歳三唱をしているのですが、ああいうのって会社のつまらない義務的な飲み会の三本締めみたいで苦手。
なので、自分は祠のとこには登らず見ていました。
しかし、標高の高さを感じる見事なパッケージ。
雲が出てきたので下山します。
一ノ越までは大渋滞。
一ノ越のちょっと下から、雷鳥沢のテント場に向かう、母恋坂とも神の道とも呼ばれているショートカットルートへ。
歩く人も少なく、静かな山歩きになります。
一ノ越から1時間ほどでテント場の近くに戻ってきました。
テント場の近くの沢で休憩。水は冷たいです。
テント場に戻ってのお昼。
「自分で食べるものは自分で持ってこい」などと出発前に偉そうに言っておいて、忘れ物をしたのは自分でした。予備ペグでラーメン食べます・・・
午後から雷雨の予報でしたが、天気の崩れは小さかったです。
テントに入って横になってまったりします。
近くの温泉に行っていた奥さまがアイスを買ってきてくれました。
このテント場、景色はきれいだし広くて平らだし水は豊富だしwifi使えるし温泉は近いしアイスは食べれるし最高過ぎます。
そして、兄弟の中でもいちばん物怖じしないというか遠慮がない末っ子の本領発揮。談笑しているグループに「みなさんお友達なんですか?」、テントの空気穴から顔を出し、食事中の人に「何食べてるんですか?」と、周りの大人たちに次々と声をかけてました。見てて笑うしかないのですが、お相手してくれた皆さんありがとうございました。
さて炊事の支度。なぜかアクエリの空き容器が集結。
そして各自思い思いの晩御飯。自分はカレーメシをツナで増量して食べました。
この日は雲が出てしまい山に夕日が当たることはありませんでした。でも、西の雲が染まった。みんな空が焼けるのを見ていました。
そして日が沈むと雲が消える・・・・ちょっとなんなんっすか。
そしてまた今夜もきれいな星空と流れ星。
子どもたちは新しい山テントで、自分たちは古いツーリングテントで寝てたのですが、この古いテント、開口部が大きくて、星を見るにちょうどよいのです。
この日も風はなく天気も良くて穏やかな夜。
寝袋に入りながら、「流れないかなー」と眠くなるまで星を見て、2日目は終わりました。
雷鳥沢でファミリーキャンプ(4)ぐるっと立山縦走(前半) [山歩き(テント泊)]
朝4時半。まだ薄暗いですが、テント場の朝は早く、多くの人が起きてる様子。
今日はこのテント場をベースに、ぐるっと立山を縦走してこようと思います。
「立山」って、雄山・大汝山・富士の折立という3つの山を合わせた名称で、今回は時計回りに歩きます。
朝5時にテント場を出発、雷鳥坂を上がっていきます。
1時間で剱御前小舎の前へ。
剱岳がどーんと見える素敵な場所です。ここから日の出見たらきれいなんだろうな。
ここで朝ご飯にしますが、子どもたちの荷物が多いことに気が付きます。なんと食料を全部持ってきた、と。。。
立山の陰になってなかなか日が当たらない室堂方面です。
左手に剱岳を眺めながら、別山に向かって登っていきます。
遠くに富士山と南アルプスが見えます。富山県から富士山見えるんですよね。
そこを登れば別山です。
立山方面への縦走路。
これからこの稜線を歩いていけるのかと思うとワクワクします。
7時前に別山へ。別山は山頂が南峰と北峰の二つあって、なだらかにつながってます。南峰が2874m、北峰が2880mということで、北峰のほうがちょっと高い。
北峰山頂から見た東側の山脈。方角的には鹿島槍か五竜?空気感が美しい。
さて戻りますか。
いったん急な坂を標高差にして150mほど下り、そのあと真砂岳へ向けて登っていきます。
なだらかな山頂の真砂岳。緩そうに見えてけっこうきつい登りです。
8時に真砂岳着。
はるか眼下に雷鳥沢のテント場を望みます。自分たちのテントも見える。
真砂岳を過ぎると、立山の主峰に向けての急な登りになります。
振り返る。
右側はカールになっていて氷河が残っています。
標高2999mの富士の折立は登山道から少し上がったところにあります。
登ってきましたが、人が多かったので写真はなし。
黒部ダムと黒部湖を望みます。
今日も暑い日です。
バカじゃねえのと思われそうですが、近くに雪渓があったのでヘルメットに雪を詰めてかぶってみました。なかなか気持ちいい。それくらい暑かったです。
つづく。
今日はこのテント場をベースに、ぐるっと立山を縦走してこようと思います。
「立山」って、雄山・大汝山・富士の折立という3つの山を合わせた名称で、今回は時計回りに歩きます。
朝5時にテント場を出発、雷鳥坂を上がっていきます。
1時間で剱御前小舎の前へ。
剱岳がどーんと見える素敵な場所です。ここから日の出見たらきれいなんだろうな。
ここで朝ご飯にしますが、子どもたちの荷物が多いことに気が付きます。なんと食料を全部持ってきた、と。。。
立山の陰になってなかなか日が当たらない室堂方面です。
左手に剱岳を眺めながら、別山に向かって登っていきます。
遠くに富士山と南アルプスが見えます。富山県から富士山見えるんですよね。
そこを登れば別山です。
立山方面への縦走路。
これからこの稜線を歩いていけるのかと思うとワクワクします。
7時前に別山へ。別山は山頂が南峰と北峰の二つあって、なだらかにつながってます。南峰が2874m、北峰が2880mということで、北峰のほうがちょっと高い。
北峰山頂から見た東側の山脈。方角的には鹿島槍か五竜?空気感が美しい。
さて戻りますか。
いったん急な坂を標高差にして150mほど下り、そのあと真砂岳へ向けて登っていきます。
なだらかな山頂の真砂岳。緩そうに見えてけっこうきつい登りです。
8時に真砂岳着。
はるか眼下に雷鳥沢のテント場を望みます。自分たちのテントも見える。
真砂岳を過ぎると、立山の主峰に向けての急な登りになります。
振り返る。
右側はカールになっていて氷河が残っています。
標高2999mの富士の折立は登山道から少し上がったところにあります。
登ってきましたが、人が多かったので写真はなし。
黒部ダムと黒部湖を望みます。
今日も暑い日です。
バカじゃねえのと思われそうですが、近くに雪渓があったのでヘルメットに雪を詰めてかぶってみました。なかなか気持ちいい。それくらい暑かったです。
つづく。
雷鳥沢でファミリーキャンプ(3)キャンプ場にて [山歩き(テント泊)]
立山テント泊家族旅行。
室堂のみくりが池から歩いていくと、雷鳥沢のテント場を見下ろせるようになります。雷鳥沢に泊まるのは3回目ですが、何度来ても好きな景色です。
いやーテント多いな。さすが山の日3連休。
幸い、雷鳥沢が見えるところに2張り並べて設営することができました。
裏手が川になっているので石を投げて遊びます。
でも、なんで子どもって今も昔も川に行くと石投げるんだろう?
明るいですが早めの晩御飯にします。
アルファ化米ご飯だけでは足りなさそうで、この日は米を3合炊きましたが、生炊き感が・・・
自分はちょっとイタリアン(?)な晩ご飯です。
子供たちはカレーメシやラーメンのスープにこのご飯をいれてお腹を膨らませてます。
カレーメシにご飯入れるの斬新だな。
夕方になると雲も取れてすっかりいい天気になりました。
そして、18:40、山が赤くなりました。
赤く染まる雄山。きれいですね。
夜になっても賑わうテント場。
これまで2回は、日が暮れると一の越方面から強烈な風が吹いていたのですが、この日はそんなこともなく平和に過ごすことができました。
20時。テント場は光が多いので、先ほどの川原に出て星を見ることにしました。星すごいんですけど。
今日登った浄土山から天の川が沸き上がっています。
そして、反対側の山までぐるっと天の川が流れていました。
この日は流星群がくるとのこと。
すーっと流れる星を何回か見ることができました。
ずっと星が流れるのを探しながら一晩過ごしたい気もしますが、翌日も歩く予定なので寝ます。
室堂のみくりが池から歩いていくと、雷鳥沢のテント場を見下ろせるようになります。雷鳥沢に泊まるのは3回目ですが、何度来ても好きな景色です。
いやーテント多いな。さすが山の日3連休。
幸い、雷鳥沢が見えるところに2張り並べて設営することができました。
裏手が川になっているので石を投げて遊びます。
でも、なんで子どもって今も昔も川に行くと石投げるんだろう?
明るいですが早めの晩御飯にします。
アルファ化米ご飯だけでは足りなさそうで、この日は米を3合炊きましたが、生炊き感が・・・
自分はちょっとイタリアン(?)な晩ご飯です。
子供たちはカレーメシやラーメンのスープにこのご飯をいれてお腹を膨らませてます。
カレーメシにご飯入れるの斬新だな。
夕方になると雲も取れてすっかりいい天気になりました。
そして、18:40、山が赤くなりました。
赤く染まる雄山。きれいですね。
夜になっても賑わうテント場。
これまで2回は、日が暮れると一の越方面から強烈な風が吹いていたのですが、この日はそんなこともなく平和に過ごすことができました。
20時。テント場は光が多いので、先ほどの川原に出て星を見ることにしました。星すごいんですけど。
今日登った浄土山から天の川が沸き上がっています。
そして、反対側の山までぐるっと天の川が流れていました。
この日は流星群がくるとのこと。
すーっと流れる星を何回か見ることができました。
ずっと星が流れるのを探しながら一晩過ごしたい気もしますが、翌日も歩く予定なので寝ます。
雷鳥沢でファミリーキャンプ(2)龍王岳登山 [山歩き(テント泊)]
家族4人の立山キャンプ。
朝8時に室堂に着きましたが、天気がいいので北アルプス全体が見渡せそうな龍王岳に登ることにしました。室堂山荘のあたりに大きなザックをデポして、身軽にして登ります。
高度を上げていった時の景色の良さが魅力の登りです。
こちら、2012年に撮った時の写真。同じ8月上旬ですが、ずいぶん雪が残ってます。それだけ今年は猛暑だったんでしょうか。
もう1枚、2012年の写真。
手を引かれてるのが今中学生の下の子。結局この先でお母さんにおんぶされて展望台に着くときには寝てしまっていました。子どもはずいぶん大きくなったけど、なんか自分たちはあまり変わってない気がします。この頃より今の方が体力ある気もしますが。
さて、2023年に戻って・・・
展望台への道から分岐すると岩ごつごつの急な登りになります。さすがにこれ登るのはきつい。
これが室堂山展望台で奥に見える大きな山が薬師岳です。
急坂を登り切ったところが浄土山の北峰。室堂山荘から1時間ほどで着きました。笠ヶ岳から槍ヶ岳まで見えています。写真左端の出っ張ったところが目指す龍王岳です。
五色ヶ原を望みます。
初めて見たときから行ってみたいなと思っている場所ですが、まだ行けていませんね。いつになるんだろう。
浄土山の南峰から望む龍王岳。
ずいぶん険しく切り立ったように見えますが10分ほどで登れます。
10:00山頂着。標高2872m。背景は立山と、奥は剱岳。
ずいぶん標高の高いところまで登りましたが、バスを降りた室堂がすでに標高2400mなので、大した登りではないです。
視線を右にずらすと、一の越から黒部湖に下っていく道が見えます。
こちらは南側。薬師から笠ヶ岳、槍ヶ岳とぐるっと見えます。素晴らしい眺望です。ちょうど1週間前に、双六岳や三俣蓮華岳、祖父岳から立山が見えたのですが、こちらからはどの山だったかわかりませんでした。
龍王岳を下りて、帰りは浄土山と立山雄山の間の鞍部である一の越方面へ下ります。
一の越からはいったん室堂方面へ戻ります。荷物があるので・・・
立山室堂山荘の近くに置いておいた荷物のところには11:50頃戻りました。浄土山から1時間ほど。
その後みくりが池を一目見てみますが、「逆さ立山」は難しいですね。
休憩ののち、雷鳥沢のテント場へ向かいます。
つづく
朝8時に室堂に着きましたが、天気がいいので北アルプス全体が見渡せそうな龍王岳に登ることにしました。室堂山荘のあたりに大きなザックをデポして、身軽にして登ります。
高度を上げていった時の景色の良さが魅力の登りです。
こちら、2012年に撮った時の写真。同じ8月上旬ですが、ずいぶん雪が残ってます。それだけ今年は猛暑だったんでしょうか。
もう1枚、2012年の写真。
手を引かれてるのが今中学生の下の子。結局この先でお母さんにおんぶされて展望台に着くときには寝てしまっていました。子どもはずいぶん大きくなったけど、なんか自分たちはあまり変わってない気がします。この頃より今の方が体力ある気もしますが。
さて、2023年に戻って・・・
展望台への道から分岐すると岩ごつごつの急な登りになります。さすがにこれ登るのはきつい。
これが室堂山展望台で奥に見える大きな山が薬師岳です。
急坂を登り切ったところが浄土山の北峰。室堂山荘から1時間ほどで着きました。笠ヶ岳から槍ヶ岳まで見えています。写真左端の出っ張ったところが目指す龍王岳です。
五色ヶ原を望みます。
初めて見たときから行ってみたいなと思っている場所ですが、まだ行けていませんね。いつになるんだろう。
浄土山の南峰から望む龍王岳。
ずいぶん険しく切り立ったように見えますが10分ほどで登れます。
10:00山頂着。標高2872m。背景は立山と、奥は剱岳。
ずいぶん標高の高いところまで登りましたが、バスを降りた室堂がすでに標高2400mなので、大した登りではないです。
視線を右にずらすと、一の越から黒部湖に下っていく道が見えます。
こちらは南側。薬師から笠ヶ岳、槍ヶ岳とぐるっと見えます。素晴らしい眺望です。ちょうど1週間前に、双六岳や三俣蓮華岳、祖父岳から立山が見えたのですが、こちらからはどの山だったかわかりませんでした。
龍王岳を下りて、帰りは浄土山と立山雄山の間の鞍部である一の越方面へ下ります。
一の越からはいったん室堂方面へ戻ります。荷物があるので・・・
立山室堂山荘の近くに置いておいた荷物のところには11:50頃戻りました。浄土山から1時間ほど。
その後みくりが池を一目見てみますが、「逆さ立山」は難しいですね。
休憩ののち、雷鳥沢のテント場へ向かいます。
つづく
雷鳥沢でファミリーキャンプ(1)材木坂を登る [山歩き(テント泊)]
「雷鳥沢」という固有名詞にピンとくる山の人でないと、どこかでオートキャンプするような記事タイトルではありますが、山の日3連休に下二人の子も連れて家族で立山へ行きました。
中学校の部活で忙しい末っ子、まとまった休みが取れるのが山の日連休だけ。どうしたいと聞いたら、「立山でキャンプがしたい」、昔家族で行ったことがあるけど自分は小さすぎて記憶がないんだ、ということです。11年前の夏、まだ自分が山歩きを始める(復活する?)前ですね。
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2012-08-11
しかし、家族4人で山キャンプは初めて。テントは昔使っていたツーリングテントを引っ張り出し、寝袋が足りないので新たにナンガのダウンシュラフを「かながわpay」を使って購入。テント泊2泊4人分の食料をざっくり用意し、この中から各自食べる分を自分で持っていく(忘れたらメシ抜き!)ということにしました。雷鳥沢のテント場、標高は2200m程度でそれほど高くないんだけど、お米うまく炊けないんよね。
4人分の荷物を車に積むとこんな感じ。3列目シートを折りたたみピッタリ入るくらいになりました。家族みんなで乗ることはなくなっても、当面ワゴン車手放せなさそうです。
自宅からアルペンルート長野側の扇沢まで約250km、富山の立山へは約350kmありますが、アルペンルートの運賃は、長野側が6,850円、富山側は4,090円。富山側の立山駅までは2時間長く車を走らせる必要がありますが、この料金差×4人分なので向かうは立山駅一択。駐車場確保のため、前夜早めに家を出て、相模湖IC21時に乗り、塩尻から下道で、1週間前に通った平湯を深夜0時に通過。
午前2時ごろ立山駅に着きましたが、駅から一番近い駐車場はすでに満車、駅から少し下がったところの駐車場に車を停めて仮眠します。
翌朝5時過ぎの立山駅。
富山地鉄の駅には「いかにも地鉄(イメージ)」な電車が停まっていました。
ケーブルカーの切符を買う人がすでに数十人並んでいます。ケーブルカーがアルペンルートの富山側のボトルネック。切符の発売は6時から、始発は6:40ですが、もうこれだと始発には乗れなさそうです。
登山地図にはケーブルカー沿いに登山道が書いてあります。標高差500m、コースタイムは1時間半なので、ケーブルがーが動くのを待つ間に歩けてしまいます。
ということで、4人でこの登山道を登っていくことにしました。
ひとり1000円浮くし 笑
立山駅の裏手、登山研修所の方に進んでいきます。
駐車場の奥が登山口になっています。ちょっとわかりにくいよな・・・
ケーブルカーの横を登っていきます。
この道は立山信仰の時代からの古い登山道のようです。整備されているけど若干荒れ気味。それになかなかの急坂で、どんどん高度を上げていきます。自分は一週間前にテント背負ってたくさん歩いたので全然平気です。息は切れますが。
倒れたまま放置されてます。
しばらく歩くと柱のような形の岩がゴロゴロしてきます。歩きにくい・・・
女人禁制の時代に、尼僧とお付きの若い女性が立山に登っていて、材木を跨いだら神様が怒ってその材木を石にしてしまったとのこと。
ちなみに、若い女性は更に登山を続けたら、神様がガチギレして女性を杉にしてしまったのが「美女杉」とのことです。
1カ所だけこんなハシゴもありました。
こうして急な山道を登ること70分、美女平のバス乗り場に突然出ました。結局途中誰一人とも会いませんでした。
ケーブルカー始発組より早く着いたぞ。作戦成功 笑
始発のバスで室堂へ向かいます。
弥陀ヶ原と薬師岳。
剱岳 こんにちは。
8時に室堂ターミナル着。
室堂は雲一つない快晴です!
単にケーブルカー回避のために歩いてみた材木坂、特に展望がよいわけではないのですが何だか印象的。また歩いてもいいな、と思わせるルートでした。
つづく
中学校の部活で忙しい末っ子、まとまった休みが取れるのが山の日連休だけ。どうしたいと聞いたら、「立山でキャンプがしたい」、昔家族で行ったことがあるけど自分は小さすぎて記憶がないんだ、ということです。11年前の夏、まだ自分が山歩きを始める(復活する?)前ですね。
https://expreso.blog.ss-blog.jp/2012-08-11
しかし、家族4人で山キャンプは初めて。テントは昔使っていたツーリングテントを引っ張り出し、寝袋が足りないので新たにナンガのダウンシュラフを「かながわpay」を使って購入。テント泊2泊4人分の食料をざっくり用意し、この中から各自食べる分を自分で持っていく(忘れたらメシ抜き!)ということにしました。雷鳥沢のテント場、標高は2200m程度でそれほど高くないんだけど、お米うまく炊けないんよね。
4人分の荷物を車に積むとこんな感じ。3列目シートを折りたたみピッタリ入るくらいになりました。家族みんなで乗ることはなくなっても、当面ワゴン車手放せなさそうです。
自宅からアルペンルート長野側の扇沢まで約250km、富山の立山へは約350kmありますが、アルペンルートの運賃は、長野側が6,850円、富山側は4,090円。富山側の立山駅までは2時間長く車を走らせる必要がありますが、この料金差×4人分なので向かうは立山駅一択。駐車場確保のため、前夜早めに家を出て、相模湖IC21時に乗り、塩尻から下道で、1週間前に通った平湯を深夜0時に通過。
午前2時ごろ立山駅に着きましたが、駅から一番近い駐車場はすでに満車、駅から少し下がったところの駐車場に車を停めて仮眠します。
翌朝5時過ぎの立山駅。
富山地鉄の駅には「いかにも地鉄(イメージ)」な電車が停まっていました。
ケーブルカーの切符を買う人がすでに数十人並んでいます。ケーブルカーがアルペンルートの富山側のボトルネック。切符の発売は6時から、始発は6:40ですが、もうこれだと始発には乗れなさそうです。
登山地図にはケーブルカー沿いに登山道が書いてあります。標高差500m、コースタイムは1時間半なので、ケーブルがーが動くのを待つ間に歩けてしまいます。
ということで、4人でこの登山道を登っていくことにしました。
ひとり1000円浮くし 笑
立山駅の裏手、登山研修所の方に進んでいきます。
駐車場の奥が登山口になっています。ちょっとわかりにくいよな・・・
ケーブルカーの横を登っていきます。
この道は立山信仰の時代からの古い登山道のようです。整備されているけど若干荒れ気味。それになかなかの急坂で、どんどん高度を上げていきます。自分は一週間前にテント背負ってたくさん歩いたので全然平気です。息は切れますが。
倒れたまま放置されてます。
しばらく歩くと柱のような形の岩がゴロゴロしてきます。歩きにくい・・・
女人禁制の時代に、尼僧とお付きの若い女性が立山に登っていて、材木を跨いだら神様が怒ってその材木を石にしてしまったとのこと。
ちなみに、若い女性は更に登山を続けたら、神様がガチギレして女性を杉にしてしまったのが「美女杉」とのことです。
1カ所だけこんなハシゴもありました。
こうして急な山道を登ること70分、美女平のバス乗り場に突然出ました。結局途中誰一人とも会いませんでした。
ケーブルカー始発組より早く着いたぞ。作戦成功 笑
始発のバスで室堂へ向かいます。
弥陀ヶ原と薬師岳。
剱岳 こんにちは。
8時に室堂ターミナル着。
室堂は雲一つない快晴です!
単にケーブルカー回避のために歩いてみた材木坂、特に展望がよいわけではないのですが何だか印象的。また歩いてもいいな、と思わせるルートでした。
つづく
双六テント泊登山(6)展望の下山路 [山歩き(テント泊)]
北アルプスの奥地、双六小屋での2泊キャンプ。
8:00、テントを片付けて新穂高方面へ下山します。
なんかよくあるシチュエーションなんですが下山する日は超いい天気です。
だんだん遠くなっていくテント場と鷲羽岳を何度も振り返ります。
しかし正面もこれですから!下山超楽しい!!
槍ヶ岳へ続く西鎌尾根。これもいつか天気のいい日に槍ヶ岳に向けて歩いてみたい。
正面、笠ヶ岳へ続く稜線。これも歩いてみたい。
眼下に鏡平が見えてきました。
弓折乗越から鏡平へ下る道なんて最高すぎる。
ちゃんと逆さ槍も見えました。
ひたすら下るだけ。
この日は土曜日。たくさんの人が山を登ってきます。
みんなきつそうなのによく山なんか登るよな、と他人事のように思います。自分も登りはあんなきつそうにしてるんだろうか。
名残惜しかったので沢の水でコーヒーを淹れて槍を見ながら飲みました。
「沢の水って飲んでいいんですか?」と聞かれて驚きました。飲用適かどうかってことなんだろうけど、今のところ支障はないですねえ。
4時間ほどで楽しかった小池新道も終わり。
あとは長い長い林道セクション。コースタイムで1時間20分程度ですが長すぎ。あまりに退屈だったので途中ジョギングして時間を短縮します。
ヘリの荷揚げも見物。
13:30新穂高に戻ってきました。
車に戻ると雨が降り出しました。いいタイミングだった。
こうして、2泊3日の楽しくて素晴らしかった双六テント泊登山はおしまいです。
特に急ぐ用もなかったので、帰りがけの平湯で温泉に入り、そのあとトンネルを通らず平湯峠の旧道を超え、結局下道で大月まで走って深夜に家に帰りました。
8:00、テントを片付けて新穂高方面へ下山します。
なんかよくあるシチュエーションなんですが下山する日は超いい天気です。
だんだん遠くなっていくテント場と鷲羽岳を何度も振り返ります。
しかし正面もこれですから!下山超楽しい!!
槍ヶ岳へ続く西鎌尾根。これもいつか天気のいい日に槍ヶ岳に向けて歩いてみたい。
正面、笠ヶ岳へ続く稜線。これも歩いてみたい。
眼下に鏡平が見えてきました。
弓折乗越から鏡平へ下る道なんて最高すぎる。
ちゃんと逆さ槍も見えました。
ひたすら下るだけ。
この日は土曜日。たくさんの人が山を登ってきます。
みんなきつそうなのによく山なんか登るよな、と他人事のように思います。自分も登りはあんなきつそうにしてるんだろうか。
名残惜しかったので沢の水でコーヒーを淹れて槍を見ながら飲みました。
「沢の水って飲んでいいんですか?」と聞かれて驚きました。飲用適かどうかってことなんだろうけど、今のところ支障はないですねえ。
4時間ほどで楽しかった小池新道も終わり。
あとは長い長い林道セクション。コースタイムで1時間20分程度ですが長すぎ。あまりに退屈だったので途中ジョギングして時間を短縮します。
ヘリの荷揚げも見物。
13:30新穂高に戻ってきました。
車に戻ると雨が降り出しました。いいタイミングだった。
こうして、2泊3日の楽しくて素晴らしかった双六テント泊登山はおしまいです。
特に急ぐ用もなかったので、帰りがけの平湯で温泉に入り、そのあとトンネルを通らず平湯峠の旧道を超え、結局下道で大月まで走って深夜に家に帰りました。
双六テント泊登山(5)天空の滑走路で朝ごはん [山歩き(テント泊)]
8月5日。3日目の朝4時前。月に照らされるテント場。多くの人が身支度をしているようです。
小屋前まで歩き、鷲羽岳の方をみると、既に明かりが点々と動いています。
表銀座の向こうは空が明るくなってきています。今日もいい天気になりそうです。
4:20にスタート。
今日は朝ご飯セットを持って、双六岳の「天空の滑走路」に登ってみます。
どこで日が出てくるかな。
5時ちょっと前、双六台地に登ったころに燕岳の方から日が昇ってきました。
台地に生えている草に日が当たりはじめ・・・
周りの山々も朝日に照らされます。
みんな思い思いに楽しんでるみたい。
そんな様子をぼーっと見ながら朝ご飯にします。
というか、尾西のお赤飯、出来上がりまで20分なんですね・・・
もっと早くできるものを選んだ方がよかったなというのがちょっと反省点。
そして食後のコーヒー。
静かに味わってると後方から「き~~~~~~ん!!!」という大声とともに両手を広げて疾走するおばちゃんの声が・・・お願いだから繰り返さずに1度でキメてくださいな 笑
40分ほど「滑走路」を満喫し、今日も山頂へ。
雲海の向こうは白山かなあ
三俣蓮華?の向こうに見えている剱・立山をアップで。
一週間後は立山に行く予定です。近いのか遠いのか。
そして、ふたたび槍を正面に滑走路をタッタカと歩いて双六小屋に戻ります。
双六小屋に戻ったのは7時でした。遊び過ぎたw
昨日鷲羽岳で「祖父岳に行くと雲ノ平が見えますよ」と教えてくれた親子にお会いしたので、背中を押してくれて素晴らしい山行になったことのお礼を伝えました。
そして、テント場へ。もう多くの人が出発しています。
紅茶をくれた隣のテントの子も出て行った後でした。昨日の夕方いい感じ(変な意味ではなくて)だったので、会えなかったのは残念ですが、一期一会ですからね。
1時間ほどでテントを片付けて、いよいよ新穂高へ下山です。
小屋前まで歩き、鷲羽岳の方をみると、既に明かりが点々と動いています。
表銀座の向こうは空が明るくなってきています。今日もいい天気になりそうです。
4:20にスタート。
今日は朝ご飯セットを持って、双六岳の「天空の滑走路」に登ってみます。
どこで日が出てくるかな。
5時ちょっと前、双六台地に登ったころに燕岳の方から日が昇ってきました。
台地に生えている草に日が当たりはじめ・・・
周りの山々も朝日に照らされます。
みんな思い思いに楽しんでるみたい。
そんな様子をぼーっと見ながら朝ご飯にします。
というか、尾西のお赤飯、出来上がりまで20分なんですね・・・
もっと早くできるものを選んだ方がよかったなというのがちょっと反省点。
そして食後のコーヒー。
静かに味わってると後方から「き~~~~~~ん!!!」という大声とともに両手を広げて疾走するおばちゃんの声が・・・お願いだから繰り返さずに1度でキメてくださいな 笑
40分ほど「滑走路」を満喫し、今日も山頂へ。
雲海の向こうは白山かなあ
三俣蓮華?の向こうに見えている剱・立山をアップで。
一週間後は立山に行く予定です。近いのか遠いのか。
そして、ふたたび槍を正面に滑走路をタッタカと歩いて双六小屋に戻ります。
双六小屋に戻ったのは7時でした。遊び過ぎたw
昨日鷲羽岳で「祖父岳に行くと雲ノ平が見えますよ」と教えてくれた親子にお会いしたので、背中を押してくれて素晴らしい山行になったことのお礼を伝えました。
そして、テント場へ。もう多くの人が出発しています。
紅茶をくれた隣のテントの子も出て行った後でした。昨日の夕方いい感じ(変な意味ではなくて)だったので、会えなかったのは残念ですが、一期一会ですからね。
1時間ほどでテントを片付けて、いよいよ新穂高へ下山です。
双六テント泊登山(4)祖父岳と黒部源流 [山歩き(テント泊)]
双六テント泊登山 2日目。
双六小屋のテント場にテントを張ったまま、サブザックで軽量登山。4時間ほどで鷲羽岳の山頂へ。
そこに居合わせた人に、「あの山に行けば雲ノ平が見えますよ」と祖父岳(じいだけ)を指して言われます。
少し迷いましたが、昨日より雲のかかり方が少なくて、天気も持ちそうなので行ってみます。コースタイムは4時間。その後双六小屋まで2時間半あります。こうやって、ゆっくり山歩きしようと思ってきたのに、欲張ってコースタイムを詰める「作業」になってしまうのは悪いところなんですが。
とりあえず三俣山荘までのルートはこんな感じで、地形図にコメント入れてみました。
迷っている時間が長くて9:45出発、長い後半戦が始まります。
まずは20分ほどで隣のワリモ岳へ。結構岩ごつごつですね。奥の水晶岳への稜線も気になりますが、またの機会にしよう。
振り返ってみる鷲羽岳と槍ヶ岳もなかなかいいですね。
ワリモ岳山頂はちょっとおっかない岩でしたが、下に歩いてる人が見えます。登山道を間違えて登ってきてしまったようです。あぶねえ。向こうの右側に見えるこんもりした山がこれから向かう祖父岳。
10:25「ワリモ北分岐」
次はこれを歩きます。いいねえ。
お花がきれいな斜面。これを下っていくと高天原温泉。
祖父岳の登りの途中で通せんぼをしている鳥たちがいました。そーっと見ていると全然逃げる様子もありません。
しばらくしたら茂みの方に入っていきました。
11:15 祖父岳山頂。ぐるーっと周りを見回せる平らな山頂です。これは北側。遠くに立山が見えます。
これから歩いていく黒部源流と、三俣山荘方面。双六小屋も見えていますが、遠いなあ・・・
最初の予定では三俣山荘で優雅なランチだったのですが、たまたま食料を持っていたばかりに三俣山荘を見ながらのパンのお昼になってしまいました。でも喉が渇いてイマイチ食べれません。
30分ほど休憩しまして、11:45、出発。
祖父岳はいかにも火山という感じの岩がゴロゴロしていて、この山の溶岩でできた台地が雲ノ平だそうです。
これがみんなが憧れる雲ノ平か・・・
ちょうど雲ノ平の山小屋に日が差しています。
山を下りたら左折して雲ノ平の東端を歩いて戻ります。時間帯が良くないのか、ほとんど人に会いませんでした。
そして黒部源流への急な下り。写真左下に分岐点が見えますがあそこまで下ります。
20分ほど難儀した下りを歩き、13:00、黒部川源流との渡渉点に着きました。ロープが張ってありますが水量の多いときは恐そうです。
今は北から南へ流れていますが、これが北へ向きを変えて黒部ダムを通って日本海に流れていくそうです。
きれいなお水です。
暑かったので上半身脱いで頭からジャバジャバかぶって、お水も飲みました。最高。
少し上がったところに、黒部川水源地標なんてものもありました。
源流から三俣小屋まで30分ほどで登り、少し休憩。
700円のペットボトルを買って水分と糖分を補給し、13:50、双六小屋に向けて坂を上ります。
雲がちょっと怪しいですが山はよく見えていました。
30分ほど登った峠からは「巻道」を歩いていきます。もう三俣蓮華岳に登り返す元気もありませんし、この緩い感じがいいですよ。
お花を見ながら最後の散歩。しかし、遠いなあ・・・
巻道は楽だと思っていたのに、後半、双六の近くで壁のような登りがありました。もう限界近いのになかなかの仕打ちです。ほかの人も「この巻道、楽だと思ったらだまされる」と言ってました。こんな時間に三俣方面に向かう親子とすれ違いますが、大丈夫なんだろうか・・・
15:45、11時間ぶりに双六小屋に戻ってきました。この日歩いたコースは、ヤマタイムによれば距離約16km、標高差累計1600m、標準コースタイムは10時間45分。
テント場に戻ってしばらくすると雷雨になりました。雨はしばらく降り続けました。
小降りになるのを見計らって晩ご飯にします。今日はカレーメシ。
鷲羽岳の山頂で見かけたソロの女の子が隣にきて、おしゃべりしながらテント立ててたら雨が降り出してきたので、お節介と思いつつ張り綱用の石集めをしたら、お礼にハーブティーをいただきました。
甘酸っぱくておいしい紅茶でした。
今日も夕日夕焼けはダメでした。
雨はやみましたが、稲光が遅い時間までどこかで光っていました。
双六小屋のテント場にテントを張ったまま、サブザックで軽量登山。4時間ほどで鷲羽岳の山頂へ。
そこに居合わせた人に、「あの山に行けば雲ノ平が見えますよ」と祖父岳(じいだけ)を指して言われます。
少し迷いましたが、昨日より雲のかかり方が少なくて、天気も持ちそうなので行ってみます。コースタイムは4時間。その後双六小屋まで2時間半あります。こうやって、ゆっくり山歩きしようと思ってきたのに、欲張ってコースタイムを詰める「作業」になってしまうのは悪いところなんですが。
とりあえず三俣山荘までのルートはこんな感じで、地形図にコメント入れてみました。
迷っている時間が長くて9:45出発、長い後半戦が始まります。
まずは20分ほどで隣のワリモ岳へ。結構岩ごつごつですね。奥の水晶岳への稜線も気になりますが、またの機会にしよう。
振り返ってみる鷲羽岳と槍ヶ岳もなかなかいいですね。
ワリモ岳山頂はちょっとおっかない岩でしたが、下に歩いてる人が見えます。登山道を間違えて登ってきてしまったようです。あぶねえ。向こうの右側に見えるこんもりした山がこれから向かう祖父岳。
10:25「ワリモ北分岐」
次はこれを歩きます。いいねえ。
お花がきれいな斜面。これを下っていくと高天原温泉。
祖父岳の登りの途中で通せんぼをしている鳥たちがいました。そーっと見ていると全然逃げる様子もありません。
しばらくしたら茂みの方に入っていきました。
11:15 祖父岳山頂。ぐるーっと周りを見回せる平らな山頂です。これは北側。遠くに立山が見えます。
これから歩いていく黒部源流と、三俣山荘方面。双六小屋も見えていますが、遠いなあ・・・
最初の予定では三俣山荘で優雅なランチだったのですが、たまたま食料を持っていたばかりに三俣山荘を見ながらのパンのお昼になってしまいました。でも喉が渇いてイマイチ食べれません。
30分ほど休憩しまして、11:45、出発。
祖父岳はいかにも火山という感じの岩がゴロゴロしていて、この山の溶岩でできた台地が雲ノ平だそうです。
これがみんなが憧れる雲ノ平か・・・
ちょうど雲ノ平の山小屋に日が差しています。
山を下りたら左折して雲ノ平の東端を歩いて戻ります。時間帯が良くないのか、ほとんど人に会いませんでした。
そして黒部源流への急な下り。写真左下に分岐点が見えますがあそこまで下ります。
20分ほど難儀した下りを歩き、13:00、黒部川源流との渡渉点に着きました。ロープが張ってありますが水量の多いときは恐そうです。
今は北から南へ流れていますが、これが北へ向きを変えて黒部ダムを通って日本海に流れていくそうです。
きれいなお水です。
暑かったので上半身脱いで頭からジャバジャバかぶって、お水も飲みました。最高。
少し上がったところに、黒部川水源地標なんてものもありました。
源流から三俣小屋まで30分ほどで登り、少し休憩。
700円のペットボトルを買って水分と糖分を補給し、13:50、双六小屋に向けて坂を上ります。
雲がちょっと怪しいですが山はよく見えていました。
30分ほど登った峠からは「巻道」を歩いていきます。もう三俣蓮華岳に登り返す元気もありませんし、この緩い感じがいいですよ。
お花を見ながら最後の散歩。しかし、遠いなあ・・・
巻道は楽だと思っていたのに、後半、双六の近くで壁のような登りがありました。もう限界近いのになかなかの仕打ちです。ほかの人も「この巻道、楽だと思ったらだまされる」と言ってました。こんな時間に三俣方面に向かう親子とすれ違いますが、大丈夫なんだろうか・・・
15:45、11時間ぶりに双六小屋に戻ってきました。この日歩いたコースは、ヤマタイムによれば距離約16km、標高差累計1600m、標準コースタイムは10時間45分。
テント場に戻ってしばらくすると雷雨になりました。雨はしばらく降り続けました。
小降りになるのを見計らって晩ご飯にします。今日はカレーメシ。
鷲羽岳の山頂で見かけたソロの女の子が隣にきて、おしゃべりしながらテント立ててたら雨が降り出してきたので、お節介と思いつつ張り綱用の石集めをしたら、お礼にハーブティーをいただきました。
甘酸っぱくておいしい紅茶でした。
今日も夕日夕焼けはダメでした。
雨はやみましたが、稲光が遅い時間までどこかで光っていました。
双六テント泊登山(3)三俣蓮華岳・鷲羽岳へ [山歩き(テント泊)]
双六小屋のテント場から日の出前に歩き始め、「天空の滑走路」を経て双六岳へ。
6:15、稜線を三俣蓮華岳方面へ北上していきます。
目指すは、双六小屋の向こうに見えていた鷲羽岳です。
右手には緩やかな大地の向こうに槍ヶ岳。真ん中に見える道は「中道」と呼ばれる巻道。
途中の「丸山」付近から歩いてきた道を振り返ります。ゴキゲンの稜線歩き。
7:10 三俣蓮華岳着。
三俣蓮華岳はその名のとおり、長野、岐阜、富山の3県にまたがる山で、山頂でそれらしき標があったのですが、写真撮るのを忘れてしまいました。
三俣蓮華岳の山頂から北を見ると、遠くに剱・立山。左側にどっしりとした薬師岳、そしてその手前が、北アルプスの最奥部と言われる雲ノ平です。雲ノ平は想像よりも平らで、標高の高い台地でした。
三俣蓮華岳からは、いったん槍ヶ岳側に下ります。三俣ー双六の巻道も景色がよさそうです。
そして、目指す鷲羽岳。
鞍部にあるのが三俣山荘ですが、ずいぶん下るんだな。
三俣山荘。ここでお水を補給。
山荘にはおしゃれな食堂もあるので、お昼はここでゆっくりしようかな。
8:10 鷲羽岳へ向かってスタート。標高差420mの登りです。
登りえぐいw
双六小屋から鷲羽岳が見えるということは、鷲羽岳からも双六小屋が見えるんじゃないの、とカメラを望遠にして撮ってみた。
右手に鷲羽池。SNSでよく見るきれいな池ですね。
9時過ぎに鷲羽岳山頂着。
南西の黒部五郎岳方面。
眼下には三俣山荘から雲ノ平へ向かう道が見えますが、黒部川源流からの登りがなかなかエグイ。
奥の山は祖父岳(じいだけ)
北側にはさらに稜線が続いています。
右側の高い山は水晶岳でしょうか。「あそこまで行ったら?」とおっしゃる方もいましたが、ここから片道2時間半。双六小屋に戻るにはちょっと距離があるな。どうやら百名山の一つだそうです(というのを後で知った)
そんな中、高校生の娘さんと歩いているお父さんが薬師岳の方を指して、「あの(手前の)祖父岳(じいだけ)まで行くと雲ノ平が見えますよ」と教えてくれました。
このまままっすぐ下山すれば三俣山荘まで1時間。
しかし、祖父岳をまわって、黒部源流に下りて三俣山荘に戻るのはコースタイム4時間、テントがある双六小屋へは更に2時間20分。
さあ、どうしようか。
「雲ノ平が見える」という言葉にちょっと引かれています。
今は朝9時過ぎ。山頂で地図を見ながらしばらく思案します。
つづく
6:15、稜線を三俣蓮華岳方面へ北上していきます。
目指すは、双六小屋の向こうに見えていた鷲羽岳です。
右手には緩やかな大地の向こうに槍ヶ岳。真ん中に見える道は「中道」と呼ばれる巻道。
途中の「丸山」付近から歩いてきた道を振り返ります。ゴキゲンの稜線歩き。
7:10 三俣蓮華岳着。
三俣蓮華岳はその名のとおり、長野、岐阜、富山の3県にまたがる山で、山頂でそれらしき標があったのですが、写真撮るのを忘れてしまいました。
三俣蓮華岳の山頂から北を見ると、遠くに剱・立山。左側にどっしりとした薬師岳、そしてその手前が、北アルプスの最奥部と言われる雲ノ平です。雲ノ平は想像よりも平らで、標高の高い台地でした。
三俣蓮華岳からは、いったん槍ヶ岳側に下ります。三俣ー双六の巻道も景色がよさそうです。
そして、目指す鷲羽岳。
鞍部にあるのが三俣山荘ですが、ずいぶん下るんだな。
三俣山荘。ここでお水を補給。
山荘にはおしゃれな食堂もあるので、お昼はここでゆっくりしようかな。
8:10 鷲羽岳へ向かってスタート。標高差420mの登りです。
登りえぐいw
双六小屋から鷲羽岳が見えるということは、鷲羽岳からも双六小屋が見えるんじゃないの、とカメラを望遠にして撮ってみた。
右手に鷲羽池。SNSでよく見るきれいな池ですね。
9時過ぎに鷲羽岳山頂着。
南西の黒部五郎岳方面。
眼下には三俣山荘から雲ノ平へ向かう道が見えますが、黒部川源流からの登りがなかなかエグイ。
奥の山は祖父岳(じいだけ)
北側にはさらに稜線が続いています。
右側の高い山は水晶岳でしょうか。「あそこまで行ったら?」とおっしゃる方もいましたが、ここから片道2時間半。双六小屋に戻るにはちょっと距離があるな。どうやら百名山の一つだそうです(というのを後で知った)
そんな中、高校生の娘さんと歩いているお父さんが薬師岳の方を指して、「あの(手前の)祖父岳(じいだけ)まで行くと雲ノ平が見えますよ」と教えてくれました。
このまままっすぐ下山すれば三俣山荘まで1時間。
しかし、祖父岳をまわって、黒部源流に下りて三俣山荘に戻るのはコースタイム4時間、テントがある双六小屋へは更に2時間20分。
さあ、どうしようか。
「雲ノ平が見える」という言葉にちょっと引かれています。
今は朝9時過ぎ。山頂で地図を見ながらしばらく思案します。
つづく
双六テント泊登山(2)双六台地と双六岳 [山歩き(テント泊)]
双六テント場での夜。
寒いかなと思ってメッシュインナーを着て寝たところ、うまく体温調整ができなくて凍え死ぬかと思うような寒気がして、10時過ぎに目が覚めます。テントから外を見ると、夕方かかっていたガスも雲もすっかり取れて、眩しい月が出ていました。ちょっと小屋前まで散歩してみます。
月明かりでくっきり見える鷲羽岳。
テント場も写真にするとこんな感じ。
再びテントに戻って寝ましたが、山のテント場は3時過ぎから周りの人が準備を始めます。前夜あまり寝てないので自然体で起きようと思っていましたが結局4時過ぎに起きてしまいます。そして4時半にもなると多くの人が出発します。こんな朝早くにテントを畳んで出かけられるなんて、山の人たちには感心します。
テント場は連泊なので、大きな荷物は置きっぱなしで、雨具と水と食料だけ持って、日の出前にまずは双六岳に向かいます。登り始めて10分ほどの5時ちょうど、燕岳の向こうから日が昇ってきました。
更に登ると槍ヶ岳が見えてきました。
チングルマ
今日はずーっと向こうの方、鷲羽岳まで行ってみようと思います。
ちょっとした岩場の急な登りを登って行きます。
小屋から30分ほどで、急に平らなところに出ます。
双六岳の東側には緩いというかほぼ平らな場所が広がっています。
南側には、笠ヶ岳と、向こうは手前から焼岳、乗鞍岳、御岳(かな?)
双六岳に向かって、大地の上をまっすぐに道ができています。
そして、歩いてきた後方。
「滑走路」と呼ばれる槍ヶ岳へ延びる道。
ずっとこれが見たかったんよ。
これが見たくて、双六にテント泊したくて、一通り道具揃えたんよ。
槍穂高のきれいな眺め。
ここで隣のテントのお兄さんがちょうど山頂から下りてきました。お兄さんは今日下山とのことで、「この場所最高!」と楽しく話をして別れました。
山頂に足を進めるも、また振り返ってしまいます。
朝6時、標高2860mの双六岳山頂に着きました。
360度の眺め。
山頂の西側には、黒部五郎岳、その向こう(右側)に薬師岳。鞍部に見えた小屋は太郎平小屋かな。西には白山、北には立山・剱らしき山も見えます。
が、やっぱり「滑走路」と槍ヶ岳ですね。
どんだけ好きなんだって 笑
続く
寒いかなと思ってメッシュインナーを着て寝たところ、うまく体温調整ができなくて凍え死ぬかと思うような寒気がして、10時過ぎに目が覚めます。テントから外を見ると、夕方かかっていたガスも雲もすっかり取れて、眩しい月が出ていました。ちょっと小屋前まで散歩してみます。
月明かりでくっきり見える鷲羽岳。
テント場も写真にするとこんな感じ。
再びテントに戻って寝ましたが、山のテント場は3時過ぎから周りの人が準備を始めます。前夜あまり寝てないので自然体で起きようと思っていましたが結局4時過ぎに起きてしまいます。そして4時半にもなると多くの人が出発します。こんな朝早くにテントを畳んで出かけられるなんて、山の人たちには感心します。
テント場は連泊なので、大きな荷物は置きっぱなしで、雨具と水と食料だけ持って、日の出前にまずは双六岳に向かいます。登り始めて10分ほどの5時ちょうど、燕岳の向こうから日が昇ってきました。
更に登ると槍ヶ岳が見えてきました。
チングルマ
今日はずーっと向こうの方、鷲羽岳まで行ってみようと思います。
ちょっとした岩場の急な登りを登って行きます。
小屋から30分ほどで、急に平らなところに出ます。
双六岳の東側には緩いというかほぼ平らな場所が広がっています。
南側には、笠ヶ岳と、向こうは手前から焼岳、乗鞍岳、御岳(かな?)
双六岳に向かって、大地の上をまっすぐに道ができています。
そして、歩いてきた後方。
「滑走路」と呼ばれる槍ヶ岳へ延びる道。
ずっとこれが見たかったんよ。
これが見たくて、双六にテント泊したくて、一通り道具揃えたんよ。
槍穂高のきれいな眺め。
ここで隣のテントのお兄さんがちょうど山頂から下りてきました。お兄さんは今日下山とのことで、「この場所最高!」と楽しく話をして別れました。
山頂に足を進めるも、また振り返ってしまいます。
朝6時、標高2860mの双六岳山頂に着きました。
360度の眺め。
山頂の西側には、黒部五郎岳、その向こう(右側)に薬師岳。鞍部に見えた小屋は太郎平小屋かな。西には白山、北には立山・剱らしき山も見えます。
が、やっぱり「滑走路」と槍ヶ岳ですね。
どんだけ好きなんだって 笑
続く
双六テント泊登山(1)新穂高から双六小屋へ [山歩き(テント泊)]
8月の第1週、木・金と休暇が取れることになりました。
単独行の4連休。さあ、どこ行こう?
まず思いついたのは北海道サイクリングですが、天気が良くなさそうなので×。
4日あると2~3泊の行程が組めるんですが、山の日がある翌週には北アルプスの某所へ行く予定だったので、これまで足を踏み入れたことのない南アルプス南部に行ってみよう、と思ってプランを考えていました。
しかし、南の海の台風や低気圧の影響で、南の方は不安定な天気になるとの予報を受け(実際は好天だったらしい)、出発当日に急遽北アルプスへ行き先を変更、テント場も空きがあるようなので、駐車場争奪戦が激しいと噂される新穂高目指して車を走らせます。
松本1時、平湯2時と通過し、2時半過ぎに新穂高の登山者用無料駐車場に車を入れますが、既に枠外に停めている車が多数いる状況で、幸い2台分空いていたうちの一つに車を入れます。明るくなるまで2時間くらい寝れそうです。
が、目が覚めたら7時前でした。しまった寝坊した・・・
午後は雷雨に気を付けてくださいという予報の中なのに。
7:15新穂高スタート。車で下見に来たことはありますが、新穂高から歩くのは初めてです。
今日のコースは双六小屋まで約13km、標高差1600m、コースタイムは途中の鏡平までが5時間、目指す双六小屋までは7時間の行程です。
最初は林道歩きですが、山の眺めもいいのでそれほど退屈しません。
50分ほどで笠ヶ岳の登り口。
笠ヶ岳もいつか登ってみたいんだけど、きつそうだし途中水場がなさそうなのでちょっと考えちゃうな。
そして新穂高から1時間ほどで「わさび平小屋」です。
美味しそうな果物とかラムネとか売っていたのですが、スポドリを飲みながら歩いているので、ここでは水の補給だけ。
再び林道歩き。
小屋から20分ほどの8:50、いよいよ登山道に入ります。
「小池新道」って名前がついています。歩きやすい道ですが、暑くてたまらない。
槍が見えています。予想以上に眺めのいい楽しい道です。
9:40秩父沢出合。冷たいきれいな水がザバザバと流れています。水はここで汲んでもよかったかなと思いましたが、8月下旬は涸れていたそうです。
穂高に雲がかかり始めました。朝早く出てれば、と悔やまれます。
道は歩きやすいし斜度もそれほどでもないように見えるのですが、久しぶりの荷物の重さと暑さで厳しい登りとなりました。
標高2000m地点くらいから振り返ります。11時にシシウドヶ原を通過。
「あと5分」とある石を見ながらどうしても歩みが進まず10分くらい止まっていました。
11:45 鏡池。槍・穂高が湖面に写るそうなのですが。。。寝坊したのがいけないんです。
鏡平山荘。みんなかき氷を食べていました。ジュースの自販機もあります。水は有償。
お昼を食べて出発しようとしたのですが、これを食さないともう頑張れない気がして1,100円のコーヒーフロートを頼んでしまいました。しっかりと苦みのあるコーヒーの上に甘くて硬めのアイスが乗っかってる。めちゃくちゃおいしかったです。水分を取ろうと氷までガリガリ食べていたら意外と大休止になりました。12:30に小屋出発。
ここからは山梨の北杜市から来たという山慣れした明るいお兄さんと付きつ離れずであれこれしゃべりながらの登りです。
急登を過ぎるとこういう緩い道好き。晴れてれば槍穂高を一望できるすごいいい山道なんじゃないかな。
足元にはお花がたくさん。
先ほどの鏡平山荘がはるか眼下に望めます。
1時間ほどで弓折乗越。稜線に出ます。
雲の合間から槍ヶ岳が見えそうで見えない。
ここからは稜線のアップダウンになります。こんな広いところも。遠くにちょこんと頭を出しているのが鷲羽岳(と、お兄さんが教えてくれた)
夏だなー
そして、14:10。双六のテント場が見えました!
テント場と鷲羽岳アップ
しかし、テント場が見えてからもアップダウンがあって意外と長い。30分後の14:45、新穂高から7時間半もかかってやっと双六小屋に着きました。雨に降られないでよかった。
小屋は賑わってますね。
よく頑張った!
砂地の広いテント場です。この日は高校の山岳部っぽい団体が何組も泊まっていました。眺めを考えると池の方を向いた南向きかなと思ったのですが、ちょっと南から風が入ってきそうなのと、段差をベンチ代わりに使いたいので、北向きにテントを張りました。鏡平から一緒だったお兄さんが隣で、登山中に引き続き楽しいおしゃべりを続けます。
ギザギザのマットを買ってみました。サーマレストのではなく、楽天で1700円くらいで売っていた安物です。エアマットと比べ収納時に時間がかからないのがポイント(片づけ苦手なので)
この日の晩ご飯は、賞味期限切れで家に転がっていた缶詰を持ってきたので、アルファ化米は白米にしました。缶詰を汁ごと白米の袋に入れて食べたらいけました。何を食べてもいける状態かもしれませんが。
雲が多くて夕焼けは微妙な感じでした。雲は染まったんですが。
つづく
単独行の4連休。さあ、どこ行こう?
まず思いついたのは北海道サイクリングですが、天気が良くなさそうなので×。
4日あると2~3泊の行程が組めるんですが、山の日がある翌週には北アルプスの某所へ行く予定だったので、これまで足を踏み入れたことのない南アルプス南部に行ってみよう、と思ってプランを考えていました。
しかし、南の海の台風や低気圧の影響で、南の方は不安定な天気になるとの予報を受け(実際は好天だったらしい)、出発当日に急遽北アルプスへ行き先を変更、テント場も空きがあるようなので、駐車場争奪戦が激しいと噂される新穂高目指して車を走らせます。
松本1時、平湯2時と通過し、2時半過ぎに新穂高の登山者用無料駐車場に車を入れますが、既に枠外に停めている車が多数いる状況で、幸い2台分空いていたうちの一つに車を入れます。明るくなるまで2時間くらい寝れそうです。
が、目が覚めたら7時前でした。しまった寝坊した・・・
午後は雷雨に気を付けてくださいという予報の中なのに。
7:15新穂高スタート。車で下見に来たことはありますが、新穂高から歩くのは初めてです。
今日のコースは双六小屋まで約13km、標高差1600m、コースタイムは途中の鏡平までが5時間、目指す双六小屋までは7時間の行程です。
最初は林道歩きですが、山の眺めもいいのでそれほど退屈しません。
50分ほどで笠ヶ岳の登り口。
笠ヶ岳もいつか登ってみたいんだけど、きつそうだし途中水場がなさそうなのでちょっと考えちゃうな。
そして新穂高から1時間ほどで「わさび平小屋」です。
美味しそうな果物とかラムネとか売っていたのですが、スポドリを飲みながら歩いているので、ここでは水の補給だけ。
再び林道歩き。
小屋から20分ほどの8:50、いよいよ登山道に入ります。
「小池新道」って名前がついています。歩きやすい道ですが、暑くてたまらない。
槍が見えています。予想以上に眺めのいい楽しい道です。
9:40秩父沢出合。冷たいきれいな水がザバザバと流れています。水はここで汲んでもよかったかなと思いましたが、8月下旬は涸れていたそうです。
穂高に雲がかかり始めました。朝早く出てれば、と悔やまれます。
道は歩きやすいし斜度もそれほどでもないように見えるのですが、久しぶりの荷物の重さと暑さで厳しい登りとなりました。
標高2000m地点くらいから振り返ります。11時にシシウドヶ原を通過。
「あと5分」とある石を見ながらどうしても歩みが進まず10分くらい止まっていました。
11:45 鏡池。槍・穂高が湖面に写るそうなのですが。。。寝坊したのがいけないんです。
鏡平山荘。みんなかき氷を食べていました。ジュースの自販機もあります。水は有償。
お昼を食べて出発しようとしたのですが、これを食さないともう頑張れない気がして1,100円のコーヒーフロートを頼んでしまいました。しっかりと苦みのあるコーヒーの上に甘くて硬めのアイスが乗っかってる。めちゃくちゃおいしかったです。水分を取ろうと氷までガリガリ食べていたら意外と大休止になりました。12:30に小屋出発。
ここからは山梨の北杜市から来たという山慣れした明るいお兄さんと付きつ離れずであれこれしゃべりながらの登りです。
急登を過ぎるとこういう緩い道好き。晴れてれば槍穂高を一望できるすごいいい山道なんじゃないかな。
足元にはお花がたくさん。
先ほどの鏡平山荘がはるか眼下に望めます。
1時間ほどで弓折乗越。稜線に出ます。
雲の合間から槍ヶ岳が見えそうで見えない。
ここからは稜線のアップダウンになります。こんな広いところも。遠くにちょこんと頭を出しているのが鷲羽岳(と、お兄さんが教えてくれた)
夏だなー
そして、14:10。双六のテント場が見えました!
テント場と鷲羽岳アップ
しかし、テント場が見えてからもアップダウンがあって意外と長い。30分後の14:45、新穂高から7時間半もかかってやっと双六小屋に着きました。雨に降られないでよかった。
小屋は賑わってますね。
よく頑張った!
砂地の広いテント場です。この日は高校の山岳部っぽい団体が何組も泊まっていました。眺めを考えると池の方を向いた南向きかなと思ったのですが、ちょっと南から風が入ってきそうなのと、段差をベンチ代わりに使いたいので、北向きにテントを張りました。鏡平から一緒だったお兄さんが隣で、登山中に引き続き楽しいおしゃべりを続けます。
ギザギザのマットを買ってみました。サーマレストのではなく、楽天で1700円くらいで売っていた安物です。エアマットと比べ収納時に時間がかからないのがポイント(片づけ苦手なので)
この日の晩ご飯は、賞味期限切れで家に転がっていた缶詰を持ってきたので、アルファ化米は白米にしました。缶詰を汁ごと白米の袋に入れて食べたらいけました。何を食べてもいける状態かもしれませんが。
雲が多くて夕焼けは微妙な感じでした。雲は染まったんですが。
つづく
北岳登山(4) [山歩き(テント泊)]
8月の北岳テント泊。
午前4時、山の朝は早いです。テントを片付けて出ていく人が次々と。
空は曇っています。午後から天気が崩れる予報で、まあ予報どおりなんですが。
富士山は見えてます。うまく雲の隙間から太陽が顔を出してくれればいいんですが。
5:00 ダメでした。
30分ほどすると太陽が上がって不思議な色の空になりました。
晴れてはいないけど、この富士山見飽きないです。
そしてそんな富士山を見ながらお湯を沸かしてコーヒー。贅沢だなあ。
6:20 下山します。天気よかったらもう一回北岳登ってもよかったんですが 笑
帰りはここを直進して大樺沢の方へ行ってみます。
足元に咲く花を見ながらの山歩きです。
景色もいいんですけどこちらを歩く人は少ないようです。
登りですれ違ったのが一人だけ。
こいつを見上げながら登るってのもいいんじゃないかなあ。
7:45、山頂から1時間半ほどで分岐到着。
ここから広河原へ直で行く道があるようですが、通行止になっています。
8:15 白根御池小屋に戻ってきました。
ここで、「お土産に山の水持って帰ってきて」という家からの指令により、水2リットルを背中に入れていきます。下りだからいいか。
登りの急坂で白根御池まで難儀したんですが、当然下りも急坂です。少し膝を捻りました。
つり橋を渡って現実の世界へ戻ります。
9:30下山。
広河原からそびえたつ北岳を見上げます。あんな高いところから降りてきたのか。
天候に恵まれて、景色もよくて、いい登山でした。北アルプスに比べアクセスしやすいし。
いつの日か、山頂から見下ろしたあの稜線を、間ノ岳から農鳥岳へ向けて縦走してみたいと思います。北岳を省略したら1泊2日で歩けそうな気もしますが、きつそうだな。
午前4時、山の朝は早いです。テントを片付けて出ていく人が次々と。
空は曇っています。午後から天気が崩れる予報で、まあ予報どおりなんですが。
富士山は見えてます。うまく雲の隙間から太陽が顔を出してくれればいいんですが。
5:00 ダメでした。
30分ほどすると太陽が上がって不思議な色の空になりました。
晴れてはいないけど、この富士山見飽きないです。
そしてそんな富士山を見ながらお湯を沸かしてコーヒー。贅沢だなあ。
6:20 下山します。天気よかったらもう一回北岳登ってもよかったんですが 笑
帰りはここを直進して大樺沢の方へ行ってみます。
足元に咲く花を見ながらの山歩きです。
景色もいいんですけどこちらを歩く人は少ないようです。
登りですれ違ったのが一人だけ。
こいつを見上げながら登るってのもいいんじゃないかなあ。
7:45、山頂から1時間半ほどで分岐到着。
ここから広河原へ直で行く道があるようですが、通行止になっています。
8:15 白根御池小屋に戻ってきました。
ここで、「お土産に山の水持って帰ってきて」という家からの指令により、水2リットルを背中に入れていきます。下りだからいいか。
登りの急坂で白根御池まで難儀したんですが、当然下りも急坂です。少し膝を捻りました。
つり橋を渡って現実の世界へ戻ります。
9:30下山。
広河原からそびえたつ北岳を見上げます。あんな高いところから降りてきたのか。
天候に恵まれて、景色もよくて、いい登山でした。北アルプスに比べアクセスしやすいし。
いつの日か、山頂から見下ろしたあの稜線を、間ノ岳から農鳥岳へ向けて縦走してみたいと思います。北岳を省略したら1泊2日で歩けそうな気もしますが、きつそうだな。
北岳登山(3) [山歩き(テント泊)]
北岳肩の小屋テント泊。
17:30、少し早めの夕食を済ませ、再び北岳山頂に向かうことにします。
1枚羽織って、ヘッドライトも持参です。
テント場はガスに包まれています。
さっき登った時には気付かなかった「日本で1番+2番に高い山」
山頂へは30分ほどで着きました。
山登りだと「30分」ってそれほど長い時間でないけど、普段の生活を考えると相当身体に無理をしているんだと思う。
北岳の影が雲に映っています。
そして、夕日に照らされる間ノ岳方面の稜線。
これが見たくてまた山に登ってきたんだよ。
18:25、西の方に雲がかかっていたので少し早めの日没となりました。
もうちょっと富士山染まってほしかったな。
暗闇になる前に下山します。テント場のガスはすっかり消えていました。
仙丈ヶ岳も甲斐駒ヶ岳もシルエットになってしまいました。
暗くなるまでもうちょっと待とう。
19:30、星が見えるようになりました。
この日はちょうど北岳の上から噴煙が出るように天の川がかかっていました。
飛行機が写っているんでしょうか。
ジェット機の音がけっこう頻繁に聞こえました。
8月とは言えここは標高3000m、西風がけっこう冷たくて撮影しているとぶるぶる震えるほどです。
早々に切り上げてテントに戻りますが、テントの隙間からもこうして星が見えるので、寝るのがもったいないような、そんな気分でした。
今回のカメラはPowershot S120っていうちっこいカメラ、星の写真はだいたいISO1600・F2・15秒くらい。ここまで星が撮れるんだったら(自分の腕では)重たい思いしてわざわざ一眼レフ持っていかなくてもいいんじゃないの?って思ってしまいます。1kg以上荷物の重さが変わりますからね。
ちょっとかわいそうな一眼レフ。
17:30、少し早めの夕食を済ませ、再び北岳山頂に向かうことにします。
1枚羽織って、ヘッドライトも持参です。
テント場はガスに包まれています。
さっき登った時には気付かなかった「日本で1番+2番に高い山」
山頂へは30分ほどで着きました。
山登りだと「30分」ってそれほど長い時間でないけど、普段の生活を考えると相当身体に無理をしているんだと思う。
北岳の影が雲に映っています。
そして、夕日に照らされる間ノ岳方面の稜線。
これが見たくてまた山に登ってきたんだよ。
18:25、西の方に雲がかかっていたので少し早めの日没となりました。
もうちょっと富士山染まってほしかったな。
暗闇になる前に下山します。テント場のガスはすっかり消えていました。
仙丈ヶ岳も甲斐駒ヶ岳もシルエットになってしまいました。
暗くなるまでもうちょっと待とう。
19:30、星が見えるようになりました。
この日はちょうど北岳の上から噴煙が出るように天の川がかかっていました。
飛行機が写っているんでしょうか。
ジェット機の音がけっこう頻繁に聞こえました。
8月とは言えここは標高3000m、西風がけっこう冷たくて撮影しているとぶるぶる震えるほどです。
早々に切り上げてテントに戻りますが、テントの隙間からもこうして星が見えるので、寝るのがもったいないような、そんな気分でした。
今回のカメラはPowershot S120っていうちっこいカメラ、星の写真はだいたいISO1600・F2・15秒くらい。ここまで星が撮れるんだったら(自分の腕では)重たい思いしてわざわざ一眼レフ持っていかなくてもいいんじゃないの?って思ってしまいます。1kg以上荷物の重さが変わりますからね。
ちょっとかわいそうな一眼レフ。
北岳登山(2) [山歩き(テント泊)]
8月の北岳登山続き。
広河原から白根御池小屋を通って、「草すべり」と呼ばれる坂を登り、10:40頃稜線に出ました。
左は仙丈ヶ岳、右は甲斐駒ヶ岳。仙丈ヶ岳は標高3000m超です。
近くに外国人の方がいたので、ぐちゃぐちゃな英語で周りの山の説明をしてあげたら、流ちょうに英語をしゃべるお兄さん(日本人)が会話に加わってくれました。
そして仙丈ヶ岳の奥に見えるのは北アルプス。
さあ肩の小屋に向けてあとちょっと、素晴らしい山道です。
仙丈ヶ岳を見ながら。
振り返れば甲斐駒。
11:10、肩の小屋が見えました。標高3000m。
白根御池小屋から2時間20分、広河原からは4時間半。
すごい構えて登ったんですが午前中に着いちゃったな。英語の流ちょうなお兄さんは、「農鳥親父に怒られるかもしれないけど今日農鳥小屋まで行こう」と言っていました。
ですが、自分はもうここでゆっくりしようと思います。
テント場の向こう、雲海の上に富士山がちょこんと顔を出しています。
まだテントを張る場所はたくさんあります。
場所さえ確保できればこっちのもの 笑
ゆっくりテントを設営します。というか、こういうのほどくの苦手なんだよね・・・
先ほどの外国人の方もテント場に来て、話しながら設営していたら1時間近くかかってしまいました。
いい場所です。
しかし、直射日光を浴びるテントの中はなかなかの暑さ。さらにこうしているとアブがたくさんテントに入ってきてなかなかウザい。
仙丈ヶ岳を見ながら自分にご褒美。
13:30にもなるとテント場はここまで埋まってしまいました。
少し離れた場所もあるので、テント張れないということはないのですが。
暇を持て余してきたので、北岳山頂まで行ってみようと思います。
カメラと水だけ持っていきます。
ちょっと険しいぞ。
高度を上げていきます。
20分しないうちに山頂が見えてきて、23分で山頂に着きました。
登ってきた方を振り返ります。
標高3,193m。日本で2番目に高い山です。
雲の向こうには日本で一番高い富士山。
南側には、日本で3番目に高い間ノ岳へ続く稜線が見渡せます。
奥さまが「間ノ岳への稜線を見たら、もうこの先行かなくていいやと思った」と言っていたけど気持ちが分かりました。次回来ることがあれば、間ノ岳、そしてその先へ行ってみよう。
しかし、この稜線かっこよすぎる。
夕方の赤みを帯びた斜光下での稜線も見てみたいんですが、ライトも防寒着も持っていません。残念・・・
眼下の北岳山荘をアップで。
山頂で1時間ほど景色を堪能してテント場へ下山。
ガスがかかってきました。
そして、ブロッケン現象。
自分の分身と遊んだ後、早めの晩ご飯としました。
そんなころ、鹿児島の子どもが「今から夜の飛行機で帰るから、駅まで迎えに来て」と連絡をよこしてきました。明日帰るって聞いてたのに急にそんなこと言われても山の上にいるから無理だよな、と思いつつ、自分も平日にいきなり山に来ちゃったりしてるので、まあ「蛙の子は蛙」なんですかねえ。
広河原から白根御池小屋を通って、「草すべり」と呼ばれる坂を登り、10:40頃稜線に出ました。
左は仙丈ヶ岳、右は甲斐駒ヶ岳。仙丈ヶ岳は標高3000m超です。
近くに外国人の方がいたので、ぐちゃぐちゃな英語で周りの山の説明をしてあげたら、流ちょうに英語をしゃべるお兄さん(日本人)が会話に加わってくれました。
そして仙丈ヶ岳の奥に見えるのは北アルプス。
さあ肩の小屋に向けてあとちょっと、素晴らしい山道です。
仙丈ヶ岳を見ながら。
振り返れば甲斐駒。
11:10、肩の小屋が見えました。標高3000m。
白根御池小屋から2時間20分、広河原からは4時間半。
すごい構えて登ったんですが午前中に着いちゃったな。英語の流ちょうなお兄さんは、「農鳥親父に怒られるかもしれないけど今日農鳥小屋まで行こう」と言っていました。
ですが、自分はもうここでゆっくりしようと思います。
テント場の向こう、雲海の上に富士山がちょこんと顔を出しています。
まだテントを張る場所はたくさんあります。
場所さえ確保できればこっちのもの 笑
ゆっくりテントを設営します。というか、こういうのほどくの苦手なんだよね・・・
先ほどの外国人の方もテント場に来て、話しながら設営していたら1時間近くかかってしまいました。
いい場所です。
しかし、直射日光を浴びるテントの中はなかなかの暑さ。さらにこうしているとアブがたくさんテントに入ってきてなかなかウザい。
仙丈ヶ岳を見ながら自分にご褒美。
13:30にもなるとテント場はここまで埋まってしまいました。
少し離れた場所もあるので、テント張れないということはないのですが。
暇を持て余してきたので、北岳山頂まで行ってみようと思います。
カメラと水だけ持っていきます。
ちょっと険しいぞ。
高度を上げていきます。
20分しないうちに山頂が見えてきて、23分で山頂に着きました。
登ってきた方を振り返ります。
標高3,193m。日本で2番目に高い山です。
雲の向こうには日本で一番高い富士山。
南側には、日本で3番目に高い間ノ岳へ続く稜線が見渡せます。
奥さまが「間ノ岳への稜線を見たら、もうこの先行かなくていいやと思った」と言っていたけど気持ちが分かりました。次回来ることがあれば、間ノ岳、そしてその先へ行ってみよう。
しかし、この稜線かっこよすぎる。
夕方の赤みを帯びた斜光下での稜線も見てみたいんですが、ライトも防寒着も持っていません。残念・・・
眼下の北岳山荘をアップで。
山頂で1時間ほど景色を堪能してテント場へ下山。
ガスがかかってきました。
そして、ブロッケン現象。
自分の分身と遊んだ後、早めの晩ご飯としました。
そんなころ、鹿児島の子どもが「今から夜の飛行機で帰るから、駅まで迎えに来て」と連絡をよこしてきました。明日帰るって聞いてたのに急にそんなこと言われても山の上にいるから無理だよな、と思いつつ、自分も平日にいきなり山に来ちゃったりしてるので、まあ「蛙の子は蛙」なんですかねえ。