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羽幌の街にて(2013北海道-07) [2013北海道旅行]

今北上している日本海沿岸のオロロンラインですが、昔これに沿うように国鉄羽幌線が走っていました。
留萌から宗谷本線の幌延まで約140km。1987年3月に廃線となりました。
今回の旅は、いわば羽幌線の跡に沿って北上している感じですね。
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自分を北の大地へ誘った『北海道廃止ローカル線写真集「追憶の鉄路」』(https://www.facebook.com/tsuiokunotetsuro)にも、羽幌線の旅心(鉄心?)あふれる写真が数多く掲載されてます。

話はそれるんですが、今この本を見ていると、こんな風情あふれるローカル線がたくさんあって、廃止されるのがわかっていたならなんで乗らなかったんだろう?受験勉強なんか放り出して北海道に行っていた方がよかっただろ?そうやって昔から自分の殻を破れないから、今も平凡でだら~っとした生き方しかできないんじゃないか・・・なんて思い詰めてしまうんですが(考えすぎだって(笑))

はて?

じゃあ、平成になって廃止になった深名線は・・・?なぜ乗ってないんだろ??いや乗ったかな?記憶が・・・

と考えると、当時は廃止予定線そのものに対しそれほど関心がなかったのかもしれない。
それこそ函館本線だって根室本線だって、文句の付けようのない北海道のローカル線なのだから。

ということで、気を取り直して閑話休題。

苫前のキャンプ場を出て、この日の予定は天塩まで。

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昨日多く走ったので、この日はまっすぐ走れば70km程度と余裕があります。
なので、羽幌線の駅の跡をいくつか見ながら移動しようかと思います。

苫前を出てさっそくアップダウンの繰り返しになりますが・・・
DSCF3673.jpg

20分ほどで羽幌の市街地へ。
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このエリアを走る沿岸バスの本社を見つけました。
このバス、写真撮ったときには気付きませんでしたが、出て行くのをみて唖然・・・
DSCF3683.jpg

痛バス?
それも・・・スカート履かずに水着??
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沿岸バスHP↓「萌えっ子仕様」だそうです。
http://www.engan-bus.co.jp/information/info_20130402_moekko_express.html

で、この子は「観音崎らいな」ちゃんといって、スクール水着&セーラー服、そして太ももが眩しい(!)中学1年生という設定だそうです。ってどうでもいいか(笑)。
ちなみに「観音崎らいな号」ってのもターミナルにありました。
DSCF3687.jpg
(沿岸バスのHPにはキャラクターの丁寧な解説まであります)

街中をうろうろして、旧羽幌駅だったターミナルへ。
長細いスペースが駅だったんだなぁと思わせます。
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石碑には、

数多き思い出のせし羽幌線 昭和とともに名残り惜しまむ

っていうようなことが書いてあったと思うけど、読めない・・・

で、開館時間になったので、羽幌の郷土資料館へ行きました。
DSCF3682.jpg
ここはS63に廃止になった羽幌簡裁を改築し、築別にあった旧資料館の引っ越しという形で平成元年にオープンしたそうで、建物も雰囲気があります。

あまり広くない建物の、それも「元廊下」みたいなところに羽幌炭砿(炭砿鉄道も)の資料がぐちゃ~っと並べてあって、じっくり見ていたら結構時間がかかりそうな上に、話し好きの学芸員さんと話してるとますます時間が・・・(笑)

羽幌線の資料はあまりなかったのが残念・・・

で、ここ見てると、炭砿の遺構を見に行きたくなるんだけど、内陸に20kmくらい入っていかないといけない(つまり往復40km)ので、それはちょっと時間的にも厳しいので、省略。

国道へ戻り、ここから北にはないと思われる(※美深にあるのがホントの北限らしい)セブンイレブンで最後のコーヒーを。
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でお店出たら見知らぬ人がこれくれた。嬉しい。。。
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この日も暑いです。
渇きをいやして、再びオロロンラインを北上します!

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(おまけ)
羽幌町は広報誌「広報はぼろ」(http://www.town.haboro.lg.jp/kouhou/)を昭和35年からすべてPDFにして公開しているので、古くは市への昇格を目指した話、羽幌線の廃止、ふるさと創生1億円交付税(もうそんなのみんな知らないか(笑))の使い道なども調べられる。調べてどうするんだって^^

なので、郷土資料館オープンの記事もこちらで見れるんですが、
http://www.town.haboro.lg.jp/kouhou/h8/files/05/311(1989-05)-0.pdf
これを見ると開館時には羽幌炭砿の資料はそれほど大々的に展示していなかった様子。廊下に資料を所狭しと展示しているのは後から「付け足し」たのかもしれません(勝手な推測)。もしかしたら広報はぼろを平成元年以降全部探せば載ってるかもしれませんが・・・

(おまけ2:10/4追記)
羽幌炭?羽幌炭?羽幌炭?どれが正しい?町のHPでも両者が使われているのですが、ここでは、資料館に置いてあった「羽幌炭砿探訪MAP」に倣って「砿」の字を使ってます。

それでいいのかも。↓
DSCF3691.jpg




今回は文字多いですね。読みにくくてすみません。

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