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しらびそ高原サイクリング(1) [自転車(MTB)]

健脚なロード乗りさんからすると鼻で笑われてしまいそうなんですが、だいたい自分が自転車で走れる目安が、距離100km又は標高差1000mくらい。これを超えるとなると、走る前から厳しいなぁ、と感じてしまい、なかなか登る決心が付きません。

そんなわけで、20年近く昔から気になっていながら行けなかった峠の一つに、南信州のしらびそ峠があります。南アルプスの山々の眺望が素晴らしいと聞いてはいるんですが、最高標高点は1900m。麓の「上村」からの標高差は1300m以上になります。

そして、峠の標高差以上に、「南信州」の遠さもネックでした。中央道の飯田まで相模湖から200km、インターを下りてからも山道をくねくねと1時間近く走るとなると、横浜からは片道5時間はたっぷりかかりそうです。

それだけして行っても南アルプスが見えなかったらがっかりなので、寒い、暑い、雨降りそう、山に雲がかかる、遠い、前日残業、脚力がついていない、とかいういろんな理由もつけて、これまでなかなか行けませんでしたが、ついに、

天気が安定した3連休中日、特段予定なし、体力的な面も心配なし

と、ついに、ついに、この山奥の峠に登るチャンスがやってきたのでした(って大げさな)。

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伊那ICの先の小黒川PAで「でかソースカツ丼」を食べて、坂を登れなさそうな満腹具合になってしまいました。それに、あまりにも天気が良すぎて、中央道から見る中央アルプスはこんな感じで(無理矢理トリミング)
                ↓↓
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なんかサイクリングなんかやめて、ロープウェイ乗って木曽駒登山するかアルペンルート行った方がいいんじゃないの?と思ってしまいますが、スニーカーで地図も雨具もないし、山ならいつか行けるでしょう、ということで初志貫徹、松川ICを下りて、豊丘村から広域農道を経由し、山間のうねうね道を走っていきます。
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と、突然空中建築物があらわれます。
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ここを右折して三遠南信自動車道へ。
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このトンネルを越えて上村へ(今は合併して飯田市上村っていうのかな?)
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松川ICから1時間ほど、上村自治振興センター前の駐車場からスタートします。
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今日のルート。横着して看板で(笑)
「南アルプスエコーライン」というのを登っていきます。現地点の標高は570m。
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登り口は看板があってわかりやすいです。
いきなり急登になります。休日で車も結構多いです。
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30分くらいで登りは一段落して水平移動します。眺望も開けてきます。
向こうの山は聖岳だそうです。
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下栗の里
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これを登ります^^;
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集落を抜けて、高原ロッジの駐車場から数分登ったところ。
「天空の里ビューポイント」への遊歩道があるので、10分ほど歩くと・・・
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これが見れます!
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こんな感じの展望台(?)が作ってあります。
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「日本のチロル」というそうですが、
自分のイメージは、ポルトガル領マデイラのクラル・ダス・フレイラス村かな?
            ↓
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でも、「クラル・ダス・・・」じゃどこのことだかさっぱりわかりませんね。

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遊歩道の往復で約30分の休憩となりましたが、この場所、標高1100m程度。
まだまだ登りは続きます。

つづく。

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伊那谷でソースカツ丼の朝食を [ドライブ@ミラL200S]

いつ終わるかわからないスローペースの北海道旅行の模様はいったん中断して、最近のお出かけネタになります。
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10月、幼稚園の運動会の翌朝。
夜明け前に一人こっそりと家を抜け出しまして、
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妻田5:30→三ヶ木6:00→相模湖IC6:15で渋滞前の中央道に乗りました。

6:40 初狩からの富士山。
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7:00 真っ正面には南アルプス。
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7:10 境川PAから甲府市街を挟んで八ヶ岳。
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7:40 八ヶ岳PAから甲斐駒。
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と、見事に雲一つない青空の中央道をとぼとぼと走り、8:20、伊那ICの先の小黒川PAに入ります。
もちろん朝ご飯を抜いてきたのでお腹空きました。
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こんな看板が。
「信州伊那谷名物」
「当店おすすめ」
わくわく。気分が高まってきます。650円なのでリーズナブルですよね。
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650円ソースカツ丼が人気メニューの1位らしいですが、
それよりこちらに目が行ってしまいましたよ。
               ↓↓
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でかソースカツ丼。1121kcal!

http://www.c-nexco.co.jp/sapa/search/detail/1101aa104.html によれば、
肉屋直送の生肉1枚220~230g使用した、肉厚勝負のボリュームたっぷりな伊那名物ソースかつ丼です!食べ応え抜群の一品で満足すること間違いなし!数量限定で販売しております。


ということで、朝からなぁ・・・と数秒迷いましたが、「肉厚勝負」な一品をオーダーしました。

15分ほど待って出てきたのは、ご飯がほとんど見えない、ソースにくぐらせた揚げたての香り高い(?)カツ。
DSCF4921.jpg
    ↑
この写真じゃ迫力ないので、丼の向きを変えてみます。
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おぉ!

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いやぁ、これ、
お肉ムチムチじゃないですか!
モウタマリマセン\(*^▽^*)/

衣がカリッとしていて、アツアツの肉汁が出てくる分厚いお肉をハフハフしながらいただきました。
お腹いっぱいになりました。おいしかった!


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ちょっと贅沢な稚内の夜(2013北海道-12) [2013北海道旅行]

妹背牛から稚内まで、約250kmを3日で走ってきました。

キャンプを諦めて急遽前日に予約した稚内駅近くのホテルに夕方チェックイン。
それまでの1泊500円が1万円なので、貧乏旅行者(?)には痛いですが、同じように"逃げ込んだ"バイクや自転車の人が何人もいらっしゃったようです。
いや、もう貧乏旅行者じゃないんだけど、つい昔のくせというのもあるし、2人分財布から出て行くのが、ちょっと痛い感が・・(汗

立派な部屋・・・
床に寝袋で寝てもじゅうぶん快適なんだけど~。
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実は翌日分を事前に予約してあります。なので、結果としてこのホテルには連泊。
部屋も広くて、安心して濡れた荷物を乾かせます。洗濯もしないといけないし。

雨は一向に止む気配はありません。
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ホテルは快適ですねぇ。
テレビはあるし、ケータイの充電もできるし、洗濯もできるし。ネットも使える。
そんなわけで、久しぶりのネット環境。ブログを見ますと、出発前日の記事に皆さまのコメントが。嬉しいですね~

その中で、binpaさんのコメント

「オロロンライン走ってるなら うに丼は食べてください」

なんてあるじゃないですか!
昨日・おとといと自炊だったし、ここは贅沢にうに丼だ~!

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そんな訳で、ホテルに近い食堂へ行ってみました。飲み屋兼食堂といった感じのお店。
割と混んでいて、最初はカウンターに座ったのですが、さすがに子供にカウンターは・・・と思われたのか、すぐに空いた座敷に替えてくれました。

そんな子どもは、こちらの「うに・いくら丼」。
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普段家では反抗的で生意気ばかり言っている子どもも、この旅行中はとてもいい子でした。まぁそりゃ"生殺与奪の権"を握られてるから仕方ないんでしょうけど、なので少しくらい贅沢させてもいいかな、と財布の紐が緩む父。

そして、自分はうに丼。
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ご飯見えないじゃん・・・すごいな。
お味は、美味しかった、という以上にうまくコメントできませんが、もう帰ってから安い回転寿司のウニなんか食べれんです、全然別物、という感じで^^。

実は、うに丼を食べるのは初めてです。
稚内どころか、利尻も礼文も何度も何度も行っておきながらなぜ食べなかったのかよくわかりませんが、若い頃はそんなものより安くて腹の足しになるものが食べたかったんだと思います。

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ホテルに戻って、大浴場へ。
露天風呂からは相変わらず横殴りの雨が見えました。
でも、明日の朝には寒冷前線が通過・・・・
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午後から晴れじゃん!
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明日が楽しみです。。。

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2013.10.16 8:00AM [日常のひとコマ]

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ん?台風直撃中?
晴れてるじゃん。日差しが眩しいですよ。
外に出てみるときれいな虹が出ていました。
しかしすごい風です。電車は止まってるようです。

横浜市の学校は、朝7時に「暴風警報」が出ていると休みです。
「大雨」「洪水」の警報では休みにならないというのを知りました。
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/hikarigaoka/txt/hijouji.html
幼稚園は、預かり保育だけは実施中とのことですが、連れて行くのもたいへん。

なわけで、子ども4人と家にいます。

上の子は9:10の気象通報を聞いて天気図を書き、黒々と等高線を引いていました。

お昼の用意してから出社しますかねぇ・・

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サロベツ~稚内へ(後編)(2013北海道-11) [2013北海道旅行]


天塩→稚内、サロベツ原野を走る日。
この日は午後から大荒れの予報。
午前中はなんとか曇り空で済んでいたのですが、昼前から雨が降り出しました。
(というところまでが「前編」のお話。)

その雨も瞬く間に土砂降りに。
それも強い南風が遮られるものもなく吹いているので、まさに横殴りの雨。

今回、天気が良くなさそうだったので、子どもには新品のレインウェアを、自分はダメになってるパンツだけ新しく購入して行きました。
新品のレインウェアを着ている子どもは「靴以外はぜんぜん濡れない」とのことですし、よく雨の中でサッカーしてるんで、意外と雨は平気なようです。しかし、自分の方は、30分もしないうちに、ジャケットのシームテープの剥がれたところから水が容赦なく入ってきてしまいました。

稚内市に入ります。市街までもあと30kmです。
もう近い近い!なんて思いますが、30kmって東京から横浜までの距離とだいたい同じくらいなんですよね^^;
ちなみに、よく見ると利尻富士が見えます・・・・・
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看板の中ですが・・・・(・O゜)☆\バシッ!!

浜勇知の休憩所「こうほねの家」で雨宿りします。自販機有。
他に一人旅のおじさんと、二人組の若者といっしょになり、軽く一休み。
若者たちは、自分が1日前に泊まった苫前を今朝出てきて、午前中に100km以上走ってきた、とのことでした。
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雨も風も止む気配はありません。
でも、追い風なのは幸い。雨の中ガンガン走っていきます。
これ向かい風だったらシャレになりません。
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そんな中でも、道道から少し横道に入り、"最北の無人駅"に寄り道してみました。
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列車の来る時間でもないし、駅で荷物を広げて一人読書をしていた人もいたので、すぐに退散。

利尻礼文サロベツ国立公園。もうなんだかわかりません。
ちなみに、降り出してからは子どもが持ってきた防水カメラ(FinepixXP50)で撮影してます。
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この坂を越えれば稚内は近い!
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坂の途中からの景色。晴れてたらキレイなのに・・・
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南稚内。都会だ~
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14時前。稚内駅に着きました。
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さて、稚内で最初に行きたかったところ。喫茶店「お天気屋」。
ちょうどホテルのチェックインまで時間があるので、立ち寄ってみます。
毎年2度3度と稚内に来ていた頃、島へ渡る船や、宗谷本線の列車の待ち時間に何度も入り浸っていたお店で、そういう旅人が集まるお店でもあります。
ただ、2002年の稚内大火などにより何度か移転したようで、今は駅前の通りをほんのちょっと南に行ったところにありました。
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こんにちは~お久しぶりです!

と声をかけて入ります。
13年ぶりの訪問でしたが、マスターがちゃんと自分の大学も勤務先も覚えていてくれたり、昔の人がこうして来てくれるのは嬉しいよ、とお世辞でも言っていただきまして、こちらも嬉しい限りです。

コーヒー美味しい!
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お店に3回訪れるとアルバムに載せてもらえる「お天気屋ファンクラブ」はまだ続いていました。自分が載っているのは20年以上前、まだ冊数で一桁の頃。その頃のファンクラブのアルバムを見ていろんな(笑)ことを思い出しながら、子どもはマンガと、マスターの計らいで流してくれた羽幌線のビデオを見ながら、夕方までのんびりとしました。なんて贅沢で幸せな旅の時間!

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ちなみに、ゴアテックスの靴なんですが、かかとから水が入ってしまい、こんな感じになってました。ゴアなんで、入った水は抜けないですよね(笑)
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関東地方は出勤時間に台風直撃だそうで、雨風ともに強くなってきました。
電車動きますかね~??


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サロベツ~稚内へ(前編)(2013北海道-10) [2013北海道旅行]

朝起きると雨は止んでいました。ラッキー。
しかし、朝ご飯を食べて荷造りをしている最中にざーざー降られました(T_T)

仕方なく濡れた荷物をパッキングして出かけます。
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この日はサロベツ原野を通って稚内を目指します。
晴れだったら今回のハイライトだったのに、残念です。

大きな地図で見る


雨は、最寄りのセイコマートに着く頃に止みました・・・
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まずは、天塩の市街地で歴史資料館を発見。
またここも雰囲気のある建物です。
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朝早いからやってないとは思ったけど、「今年はおしまい」って・・・??
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気を取り直して、次はホームセンターへ(笑)
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こんな小さい町(天塩町の人口は3,800人弱)なのに、自宅近くの某HCと遜色ない立派な品揃え。
ダイキと同じDCMグループだそうです。

9時半になってしまいました。では走りましょう!
ここは左折の「サロベツ原野経由 稚内」。
昔道道909号線だった道道106号線を北上します。
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天塩川に架かる橋を渡りますが、
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迫力の泥水。
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オトンルイ風力発電所。
平原に一列に並ぶ様は壮観です。
でもこれ、羽の回る音が「ぶるるん、ぶるるん」としていて、けっこう耳障り。
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北緯45度線モニュメント。
北国にいるような気がしますが、45度なので赤道と北極のちょうど間ですね。
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廃屋があったり、道ばたでおじさんが立ってたりしますが、空が暗いので寒々しい印象しかありません。
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11時。稚咲内。
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あぁ、あの雲やばいよな~と思っていたら、
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まもなく雨になりました。
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鏡沼海浜公園@天塩(2013北海道-09) [2013北海道旅行]

前回の記事のタイトルが、「築別→初山別→遠別」と、どれも「別」で終わって韻を踏んでいるみたいなのに気付きました。

北海道留萌振興局が地名の由来のHPを作ってまして、
http://www.rumoi.pref.hokkaido.lg.jp/kk/rkk/kannai-timei.htm
それを見ると、
築別:アイヌ語 「チュクペツ」 秋の川
初山別:アイヌ語 「シュサンペツ」 小さな沢にある川
遠別:アイヌ語 「ウイエペツ」 相語る川

となっています。「別」は川だったのか~。
確かに、いくつも川を渡りました。
こんな感じで護岸が自然のままの、静かな印象の川が多かったです。
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さて、旅の続き。
コンビニでもクレカ使えるし、キャンプだからそんなにお金かかってませんが、金曜日ですので、念のため郵便局で現金を下ろします。
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遠別市街からはオロロンラインは海岸を少し離れたルートを取っていますので、
こちらは国道を離れて海沿いの道を行ってみます。

が、ここが標識もなんもないし、走る車もほとんどないすごい道!
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途中、車で通りかかったおじさんが車を降りて自分たちを遮って何かと思ったら自分は昔横浜に住んでてなんて話をしてきた以外は、スムーズに走れましたが、この気持ちいい道も途中で通行止でした。
先の橋が工事でかかってないようなので、突破も無理かと・・・
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大人しく国道に戻ります。
登り坂だと置いて行かれます。
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夕方、天塩町の鏡沼海浜公園キャンプ場へ。
過去に2回、ここのライダーハウスに泊まったことがあります。
キャンプ場は500円、ライダーハウスは200円なんだけど、子どもが他の人がいるのはちょっと・・と渋ったので、テントにしました。
敷地に微妙な高低差があるので、ちょっと小高いところにテントを設営。これが後に「命拾い」することになるとは。
この日は風が強くて米炊き失敗してアルデンテなゴハンになりましたorz。
温泉は奥に見えます「てしお温泉夕映」。昔はその隣の林業研修センターのお風呂に入れてもらった記憶があります。
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明日の午後は荒れるよ~とキャンプ場の管理人さん。
月も出てるのに。どうせ今日みたいに雨の予報で晴れちゃうんじゃないの?って思う。
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さて、「てしお温泉夕映」に入りに行き、
WiFiが使えたので、iPodTouch使って天気図見てみました。(2枚合成)
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・・・げげっ。

 992hpの前線を伴う低気圧が発達しながらちょうどこのエリアを通過だそうで。
 さすがにそんな強そうな低気圧や寒冷前線の下でキャンプする根性はないし、稚内だとドームってのもあるけど、南風だったら意味なさそうだし。ということで、その場で稚内市街のホテルを予約しました。とりあえず宿があれば雨でも服干せるし。

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 テレビでは、花火大会の事故のニュースをやっていました。
 ここの名物らしいChuChuプリンを食べて、キャンプ場に戻りました。

 子どもが寝てもなかなか寝付けない夜。
 外に出て地図を見ていました。晴れてほしかったな。。。
DSCF3830.jpg

で、いったん寝付いた夜中の1時頃。
雷とともに土砂降りの雨が降ってきました。
テントの防水が心許ないので、寝袋をしまって雨具を着て、ひたすら雷落ちないでくれと祈る気持ちで過ごしました。テントが全部光るし、雨音もすごいし。
雨は1時間ほどで止み、テントもなんとか雨が入らずにすみましたが、キャンプ場の低地が池のようになっていたようで、テントを撤収する音、じゃぼじゃぼと水たまりを歩く音が聞こえました。


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築別→初山別→遠別(2013北海道-08) [2013北海道旅行]

11時過ぎに羽幌を出て数キロ先、築別という駅があったのでちょっと探してみます。
看板のところを右斜めに入っていくはず・・・
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1972年の地形図。
築別駅からは羽幌炭砿鉄道が出ていました。(鉄道は1971年に廃止)
1972haboro.jpg

ここらかなぁ・・・
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短い舗装路が入っていて、いかにも駅前っぽい。
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このあと、ここの民家のおじさんが出てきたのでお話してみたところ、
ここ駅だったよ~、駅跡探しの人が来るけど、もう何もないよ^^、と。

草ぼうぼうだし・・・(許可を得て撮影しています)
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なんとなくそれらしきものが見れた(?)ので、北へ向かいます。
アップダウン多いなぁ。
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ちょっといい天気です。
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今日も追い風。
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12:30。
初山別駅跡はバスターミナルになっていました。
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ホクレンのスタンドで旗を買いました。
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1993年撮影。
この頃はまだ羽幌線の陸橋が残っていました。
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豊岬への登り坂のところはまだ陸橋が残っていました。
国道からもよく見えます。
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いい天気じゃん!
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今度は牧場と陸橋のセット。
この区間(初山別~遠別)は線路ができたのが1953年と比較的新しいので廃線跡も近代的。
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稚内まで100km切りました。
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オービス発見(笑)
夜だと全然気付かないだろうなぁ。
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15時前ですが、遠別町の道の駅「とんがりかん」で遅い昼食にします。
ちなみに、羽幌から遠別まで40kmコンビニありません。初山別にも道の駅があったんですが、何となく気乗りしなくてここまで来てしまいました。
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今日も暑いです。
こういうお冷やの出され方超嬉しい。水美味しいです~~
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塩ラーメンにしました。ホタテ入り。
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この日はあと20kmちょっとです!

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羽幌の街にて(2013北海道-07) [2013北海道旅行]

今北上している日本海沿岸のオロロンラインですが、昔これに沿うように国鉄羽幌線が走っていました。
留萌から宗谷本線の幌延まで約140km。1987年3月に廃線となりました。
今回の旅は、いわば羽幌線の跡に沿って北上している感じですね。
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自分を北の大地へ誘った『北海道廃止ローカル線写真集「追憶の鉄路」』(https://www.facebook.com/tsuiokunotetsuro)にも、羽幌線の旅心(鉄心?)あふれる写真が数多く掲載されてます。

話はそれるんですが、今この本を見ていると、こんな風情あふれるローカル線がたくさんあって、廃止されるのがわかっていたならなんで乗らなかったんだろう?受験勉強なんか放り出して北海道に行っていた方がよかっただろ?そうやって昔から自分の殻を破れないから、今も平凡でだら~っとした生き方しかできないんじゃないか・・・なんて思い詰めてしまうんですが(考えすぎだって(笑))

はて?

じゃあ、平成になって廃止になった深名線は・・・?なぜ乗ってないんだろ??いや乗ったかな?記憶が・・・

と考えると、当時は廃止予定線そのものに対しそれほど関心がなかったのかもしれない。
それこそ函館本線だって根室本線だって、文句の付けようのない北海道のローカル線なのだから。

ということで、気を取り直して閑話休題。

苫前のキャンプ場を出て、この日の予定は天塩まで。

大きな地図で見る
昨日多く走ったので、この日はまっすぐ走れば70km程度と余裕があります。
なので、羽幌線の駅の跡をいくつか見ながら移動しようかと思います。

苫前を出てさっそくアップダウンの繰り返しになりますが・・・
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20分ほどで羽幌の市街地へ。
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このエリアを走る沿岸バスの本社を見つけました。
このバス、写真撮ったときには気付きませんでしたが、出て行くのをみて唖然・・・
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痛バス?
それも・・・スカート履かずに水着??
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沿岸バスHP↓「萌えっ子仕様」だそうです。
http://www.engan-bus.co.jp/information/info_20130402_moekko_express.html

で、この子は「観音崎らいな」ちゃんといって、スクール水着&セーラー服、そして太ももが眩しい(!)中学1年生という設定だそうです。ってどうでもいいか(笑)。
ちなみに「観音崎らいな号」ってのもターミナルにありました。
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(沿岸バスのHPにはキャラクターの丁寧な解説まであります)

街中をうろうろして、旧羽幌駅だったターミナルへ。
長細いスペースが駅だったんだなぁと思わせます。
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石碑には、

数多き思い出のせし羽幌線 昭和とともに名残り惜しまむ

っていうようなことが書いてあったと思うけど、読めない・・・

で、開館時間になったので、羽幌の郷土資料館へ行きました。
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ここはS63に廃止になった羽幌簡裁を改築し、築別にあった旧資料館の引っ越しという形で平成元年にオープンしたそうで、建物も雰囲気があります。

あまり広くない建物の、それも「元廊下」みたいなところに羽幌炭砿(炭砿鉄道も)の資料がぐちゃ~っと並べてあって、じっくり見ていたら結構時間がかかりそうな上に、話し好きの学芸員さんと話してるとますます時間が・・・(笑)

羽幌線の資料はあまりなかったのが残念・・・

で、ここ見てると、炭砿の遺構を見に行きたくなるんだけど、内陸に20kmくらい入っていかないといけない(つまり往復40km)ので、それはちょっと時間的にも厳しいので、省略。

国道へ戻り、ここから北にはないと思われる(※美深にあるのがホントの北限らしい)セブンイレブンで最後のコーヒーを。
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でお店出たら見知らぬ人がこれくれた。嬉しい。。。
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この日も暑いです。
渇きをいやして、再びオロロンラインを北上します!

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(おまけ)
羽幌町は広報誌「広報はぼろ」(http://www.town.haboro.lg.jp/kouhou/)を昭和35年からすべてPDFにして公開しているので、古くは市への昇格を目指した話、羽幌線の廃止、ふるさと創生1億円交付税(もうそんなのみんな知らないか(笑))の使い道なども調べられる。調べてどうするんだって^^

なので、郷土資料館オープンの記事もこちらで見れるんですが、
http://www.town.haboro.lg.jp/kouhou/h8/files/05/311(1989-05)-0.pdf
これを見ると開館時には羽幌炭砿の資料はそれほど大々的に展示していなかった様子。廊下に資料を所狭しと展示しているのは後から「付け足し」たのかもしれません(勝手な推測)。もしかしたら広報はぼろを平成元年以降全部探せば載ってるかもしれませんが・・・

(おまけ2:10/4追記)
羽幌炭?羽幌炭?羽幌炭?どれが正しい?町のHPでも両者が使われているのですが、ここでは、資料館に置いてあった「羽幌炭砿探訪MAP」に倣って「砿」の字を使ってます。

それでいいのかも。↓
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今回は文字多いですね。読みにくくてすみません。

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