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雷鳥沢でファミリーキャンプ(6)剱御前から見る日の出 [山歩き(テント泊)]

立山・雷鳥沢のテント泊、天候にも恵まれ、星空も2晩とも見れて、いうことない素晴らしい山行なのですが、敢えて言うなら、このテント場は東にそびえたつ立山連峰に阻まれてご来光が拝めないのです。ここまで天気がいいテント泊の登山で、何か一つ欠けているような気がしてしまいます。

そんなテント泊家族旅行3日目の朝3:40。朝の苦手な自分はもちろん自力で起きることができず、奥さまに起こされてテントを開けると、きれいに月が輝いています。そして山腹にも動く明かり。
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剱御前小舎の前に行けば日の出が見れるのではないかと思い、朝4時に出発、昨日登った雷鳥坂を再び登ります。しかし、日の出まで1時間しかありません。
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かなりハイペースで登り、約50分で山小屋が見えてきました。
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雷鳥沢→剱御前小舎まで52分でした。
しかし、空の赤味加減からしてどうやらここでは日の出は見れません。
左手の小高い丘の「剱御前」までもう一登りします。
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5時ちょうど。剱御前に着いたタイミングで東から太陽が登りました。ギリギリ間に合った!
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角度的に剱岳は赤く染まらないんだな。
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振り返って見た立山。その向こうにはうっすらと槍ヶ岳が見えます。
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龍王岳や、遠くに見える薬師岳には日が当たっています。
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今日は帰る日なので早々に下山します。山小屋のところは5:30になっても日が当たりません。
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剱岳を目に焼き付けて下山します。
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テントに戻り、朝ご飯を食べて帰る準備です。
今回、奥さまと下の子は黒部ダムまで歩いてみたいとのこと。一ノ越から山腹を下っていくあの道です。黒部ダム建設時に資材を運んだ歩荷道でもあったそうです。ちなみに室堂から黒部湖まで、トロバスとロープウェイとケーブルカーを乗り継ぐとひとり5,050円かかります。
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「黒部ダム隊」はスポドリも用意して準備万端。地形図も持参して7:30に一ノ越に向けて出発していきました。
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そして残った二人でテントを片付けて下山します。
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室堂方面に戻るにもこの階段からスタートです。
きつそうに見えますがそれほどでもありません。
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またそのうち来るんだろうな、と思いつつ、テント場を後にします。3回目ですが何度来てもいいテント場だと思います。
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室堂まで40分ほど歩き、ちょうど来ていた9時発のバスに飛び乗ります。
帰りはケーブルカーを使って10時過ぎに立山駅に戻りました。
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「荷下ろし隊」は車に乗ったら「アッシー」。ここからアルペンルートの反対側、長野県の扇沢まで車を回します。距離は約170km。
なお、「回送サービス」というのもあって、2万数千円で車を回してくれるそうです。
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途中、親不知のところは下道を走り、
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15時過ぎに扇沢に着きました。
途中ゆっくりしていた黒部ダム隊とも16時前に合流。会う人も少なく、途中ちょっと難度の高いところもあるコースだったようです。
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こうして2泊3日の家族旅行は終わりです。
ファミリーキャンプどころか毎日歩いてばかりだし、「言い出しっぺ」の末っ子は結局アルペンルートのうち美女平→室堂のバスと黒部ダム→扇沢の電気バス以外歩かされることになりましたが、まあ貴重な経験ができて良かったかと思ってます。一番最初の「材木坂」はきつかった、と今でも言われますが 笑

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