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横浜-京都サイクリング(3) [自転車(ロードバイク)]

3月の春分の日を利用して、横浜から西へただただ走っていくサイクリング。
2日目、掛川スタートで浜名湖を経由し、渥美半島に入り伊良湖岬の近く、自宅からの走行距離はちょうど300kmを過ぎたあたり。
サイクリングロードから車道に戻ると激坂が待っていました。距離が短いからいいのですが。
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坂の途中で振り返るとこの海岸。うわあ!って声が出る。
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そして、坂を上り切った向こう側もまたきれいな海岸。
恋路ヶ浜という名前がついています。
その昔、高貴な身分の大序が許されぬ恋に落ち、都を追放されてこの地に逃れてきた伝説からこの名が付いたともいわれています。 島崎藤村の抒情詩「椰子の実」の舞台となったことでも有名 https://www.aichi-now.jp/spots/detail/187/

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ここから坂を下りれば鳥羽へのフェリー乗り場はすぐですが、せっかくなので岬の先っぽまで行こう。
おいしそうな海鮮の食堂が並ぶ駐車場の先、遊歩道を歩いてさらに自転車を担ぎ下ろすと灯台がありました。
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遊歩道を岬の向こう側に回り込んでいくとフェリー乗り場があります。
ターミナルが工事中で、お昼にはありつけなさそうです。
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伊良湖と鳥羽、地図を見るとどちらも同じ「国道42号」。このフェリーの区間は国道42号線の「海上区間」になっています。
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フェリーの待ち時間に宿の予約をします。
亀山の近くの関という宿場町にゲストハウスがあるので、そこまで行こうと思います。フェリーを降りた鳥羽からは約80km弱。足の調子は悪くなさそうなので、5時間かからず走れると思います。しかし、電話口で宿主さんから「えええ?大丈夫ですか?」と心配されます。後で聞いたところだと、そこに泊まる人は自転車日本一周みたいな重装備の人が多いから、とのことでした。

片道1時間の船旅。時間に余裕があったので自転車は輪行して船室持ち込みにしました。そのまま乗ると自転車は1300円です。
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13時出港。1時間の休憩でもあります。
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船を降りたらすぐに走りたかったので、船の中で軽食にしました。いかにも冷凍食品な焼きおにぎりですが美味しかった。
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三島由紀夫の潮騒の舞台になった神島の横を通ります。
昔、通信添削の国語の問題に潮騒が出ていて、ちょうど主人公の二人が抱き合ったところで文章が切られており、更に解説には「その続きは新潮文庫で」とあって、悶々とした若かりし頃の思い出が 笑
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フェリーもいいな。
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鳥羽に着いて自転車を組み立てて、14:15午後の部スタートです。
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知らない電車を見るとテンションが上がりますね。
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ただの郊外がのっぺりと広がる国道23号バイパスをひたすら北上します。
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この区間も南からの追い風に乗って、津までの50km超を2時間半で快走。
17時前に三重県庁前を通過します。立派だなー
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そこから約20kmも順調に消化。18時には関に着きそうです。
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通りがかりに駐車場の広い食堂があったので、ここで晩ご飯にします。外装も内装も昭和の雰囲気を残す食堂です。
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お腹がすいていたので焼肉定食をお願いしましたが、これですよ!まさに「定食」
甘辛い味付けがとても美味しい。
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すっかり暗くなってしまいましたが、東海道五十三次の宿場町、関。当時の町屋が数多く残り、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。
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いい雰囲気ですね。
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今日の泊りは、そんな関の古民家をゲストハウスにした「旅人宿 石垣屋」さんです。
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あちこちから来た旅人が夜遅くまでワイワイやるところのようで、宿泊というか交流がメインなんでしょうか。沖縄でいう「ゆんたく」ですね。たまにはいろんな旅人から刺激を受けたいな、と、ここを選んでみました。若い人たちには迷惑かもしれないけど・・・
そして、フレンドリーな宿主さんや常連さん、近くに住んでる外国人の方など交え、深夜まで楽しく過ごしました。しかし、コロナもあって、こういうの久しぶりですね。

(この宿に興味を持たれた人のために追記)
ちなみに、遅いときはそれこそ明け方まで宴会状態のようですが、談話室と男性の寝室(ドミトリー)は襖一枚なので、ワイワイしている音は筒抜けです(離れがあるようですが)。静かに過ごす普通の宿ではないので、泊まりたいと思われたら、「宿泊心得」(http://www.ishigakiya.net/kokoroe.html)をよく読んでからにされたら良いかと思います。

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