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礼文島・知床へ(2017北海道15) [2017北海道旅行]

利尻島、キャンプ場のある鴛泊から、ぐるっと4分の3周して、沓形に着きました。ここからフェリーで礼文島に渡ります。
自分が最初に利尻島に「上陸」したのはこの沓形港でした。しかし、稚内からの船はこちらには来ないので、それ以来沓形港を使ったことがありません。

確かこの建物がフェリーターミナルだったんだけど、今は食堂だけ?
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少し離れた先に新しいフェリー乗り場がありました。
大きな岸壁に小さい乗り場。
沓形港へのフェリーは6~9月の間、1日1本のみです。お客さんも少なく窓口ものんびりしています。
切符を買いながら、
自分:「前沓形港に来たことあるんですよ。小樽からフェリーがあった頃ですね」
係員:「そうそう、おたる丸。でもなくなったのだいぶ昔よ(平成5年廃止)」
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山は雲に隠れています。
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出航。40分のショートクルーズです。
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礼文島は快晴のようです。
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礼文島上陸!
フェリーから自転車で降りるのはなんとも楽しいです。
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さて、ちょうどお昼時なので、セイコマ・・・ではなく、港の近くの食堂に入ります。漁協が運営しているそうで、窓からは利尻島が望める眺めのいいところです。
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こんな感じ。
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ホッケがぐるぐる回っていたのが頭から離れなかった自分は、ホッケのちゃんちゃん焼きにしました。ホッケってこんなに美味しいんだ!と。こうして写真を見ていてもまた食べたい。
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そして子どもはうに丼です。
上二人が北海道旅行でうに丼を食べているのに、この子だけダメとは言えないですからね。礼文の極上のウニじゃなくてもいいような気もしますけど・・・
お盆中は休漁だったようですが、この日から漁を再開、バフンウニだけ用意できるそうです。
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「こんなにたくさんウニなくてもいいだろ?少し食わせろ」とウニを強奪して自分のご飯に載せます。
このつぶつぶが見える新鮮なウニ、たまりませんねぇ・・・
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こうしてウニを目と舌で堪能していたところ、子どもがうに丼を箸でぐわーっとかき回し、たまごかけご飯のように黄色くなった丼を、まるでサラリーマンが牛丼を食べるかのように掻き込んでます。信じられません。思わず、

「お前、何やってんだよ!!!!!!」

と声を出してしまいますが、うに丼をかき混ぜて食べるなんて、大人になってからでは勿体なくてちょっとできない、貴重な体験ですよね。ホッケがウニに引けを取らないくらい美味しかった(と思ってる)ので、まあいいとしましょう。ちくしょう・・・

さて、贅沢な昼食後、いったん北へ向かいましたが、利尻山にかかる雲が減ってきたので、急遽南へ折り返し、礼文島南端の「知床」に行ってみることにします。
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知床はアイヌ語で大地の突端とかいう意味のようで、道東にも同じ名前の地名があります。というか、道東の知床の方がはるかに有名ですよね(笑) ちなみに知床の「しれ」と利尻の「しり」は同じ意味だそうです。
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礼文島も何度も訪れてますが、知床は初めて。果ての地への旅はワクワクします。
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道が細くなって集落を抜けると、
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突然道が終わります。
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すごい最果て感。
少し広くなっていて、車が折り返せるようになっているほかは、何もありません。

振り返ると利尻島。
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先客にバイクの若者がいましたが、「しばらくここにいて、折り返す車をぼーっと見てるんです」と。
そういう感覚、旅人だなぁ、と嬉しくなります。
自分たちも、少しの時間でしたが、この何もない場所で何もせず過ごしました。


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