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宮崎・椎葉村へ(2) [ドライブ@307SW]

鹿児島からえびの。人吉を経由し、熊本宮崎の県境の湯山峠を越えて椎葉村に入りました。

日本三大秘境というのがあるそうです。岐阜の白川郷、四国の祖谷渓、そして、椎葉村。
白川郷は合掌造りの超有名観光地で高速道路も通ってるし、祖谷渓も電車の駅からそうそう離れていない。それに比べ、この椎葉村の「秘境」度合いはなかなかのもの。県境から村の中心まではまだ30km以上あり、もう一つ峠越えをしていかないといけません。ホントに山奥のさらに奥という感じがします。あまりに山が深すぎて今でも中学生は寮生活をしているそうです。

県境から10分ほど下ると何もない山の中に突然立派な標識が現れました。村を東西に横切る国道388号線と、南北に走る265号線の交点です。椎葉市街はまっすぐ行けばいいことになっています。
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ここを曲がって265号で行くつもりだったのですが、国道よりも林道の方がメインストリートになっているんだろうか・・・? 
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予定通り265号を走ります。
途中バス停がありました。
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国道ですが狭い道が続きます。
「酷道」と呼ばれているそうですが、狭いと言っても国道だからそう感じるだけで、あちこちの登山口に向かう山道にこれくらいの細さの道は普通にあるよな。
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運転席から見ると狭く感じます。
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分岐から20分ほど走ると飯干峠に着きます。
ぱっと視界が開けますが見渡す限りの山です。
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40分ほど走って細い峠道は終わります。この間すれ違ったのは、ツーリング中と思われるバイク3台、軽トラ1台、ダンプ1台だけでした。
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まだ村の中心部まで15kmもあるのかよ。もう16時を過ぎてしまいました。
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上椎葉ダムと、下にある施設は中学校のようです。
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椎葉村は日本の民俗学発祥の地とされているそうです。村の中心部に民俗芸術博物館があるのですがお休みでした。まあ自分なんか民俗学と考古学と歴史学の区別がつかない無教養人なので見てもなんだかわからないんだろうな・・・
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椎葉村からは国道を北上していきます。
30年前のツーリングマップルはこんな感じ。「国見峠」の標高は1100mほど。「ガードレールもない完全1車線”酷道” 断崖・ハード」なんて書かれています。30年前、「酷道・断崖・ハード」という文字に憧れはあったのにそれを超える勇気(と脚力)がなかったんだろうな・・・
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今は峠越えもトンネルになり、2車線の快走路が走っています。
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そして、峠越えの旧道は廃道状態となっているらしい。もうこの峠を、九州酷道最凶と噂されるこの峠はもう越えられないのか。
トンネルの北側から10mだけ旧道に車を乗り入れて、写真を撮って元の道に戻りました。
IMGK7550.jpg

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コメント 2

Jetstream

「酷道」ですね。国見峠「通り抜け不可」と書いてあれば、ギブアップというか諦めもつきますね。
by Jetstream (2022-09-16 12:37) 

えすぷれそ

>Jetstreamさん
 走りごたえのある道でした。
 旧道はもう行けないのでしょうがないんですがやはり自転車で越えたかったですね。ただ山しかない、他と代わり映えのない道のような気がします。
by えすぷれそ (2022-09-18 19:25) 

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