双六テント泊登山(1)新穂高から双六小屋へ [山歩き(テント泊)]
8月の第1週、木・金と休暇が取れることになりました。
単独行の4連休。さあ、どこ行こう?
まず思いついたのは北海道サイクリングですが、天気が良くなさそうなので×。
4日あると2~3泊の行程が組めるんですが、山の日がある翌週には北アルプスの某所へ行く予定だったので、これまで足を踏み入れたことのない南アルプス南部に行ってみよう、と思ってプランを考えていました。
しかし、南の海の台風や低気圧の影響で、南の方は不安定な天気になるとの予報を受け(実際は好天だったらしい)、出発当日に急遽北アルプスへ行き先を変更、テント場も空きがあるようなので、駐車場争奪戦が激しいと噂される新穂高目指して車を走らせます。
松本1時、平湯2時と通過し、2時半過ぎに新穂高の登山者用無料駐車場に車を入れますが、既に枠外に停めている車が多数いる状況で、幸い2台分空いていたうちの一つに車を入れます。明るくなるまで2時間くらい寝れそうです。
が、目が覚めたら7時前でした。しまった寝坊した・・・
午後は雷雨に気を付けてくださいという予報の中なのに。
7:15新穂高スタート。車で下見に来たことはありますが、新穂高から歩くのは初めてです。
今日のコースは双六小屋まで約13km、標高差1600m、コースタイムは途中の鏡平までが5時間、目指す双六小屋までは7時間の行程です。
最初は林道歩きですが、山の眺めもいいのでそれほど退屈しません。
50分ほどで笠ヶ岳の登り口。
笠ヶ岳もいつか登ってみたいんだけど、きつそうだし途中水場がなさそうなのでちょっと考えちゃうな。
そして新穂高から1時間ほどで「わさび平小屋」です。
美味しそうな果物とかラムネとか売っていたのですが、スポドリを飲みながら歩いているので、ここでは水の補給だけ。
再び林道歩き。
小屋から20分ほどの8:50、いよいよ登山道に入ります。
「小池新道」って名前がついています。歩きやすい道ですが、暑くてたまらない。
槍が見えています。予想以上に眺めのいい楽しい道です。
9:40秩父沢出合。冷たいきれいな水がザバザバと流れています。水はここで汲んでもよかったかなと思いましたが、8月下旬は涸れていたそうです。
穂高に雲がかかり始めました。朝早く出てれば、と悔やまれます。
道は歩きやすいし斜度もそれほどでもないように見えるのですが、久しぶりの荷物の重さと暑さで厳しい登りとなりました。
標高2000m地点くらいから振り返ります。11時にシシウドヶ原を通過。
「あと5分」とある石を見ながらどうしても歩みが進まず10分くらい止まっていました。
11:45 鏡池。槍・穂高が湖面に写るそうなのですが。。。寝坊したのがいけないんです。
鏡平山荘。みんなかき氷を食べていました。ジュースの自販機もあります。水は有償。
お昼を食べて出発しようとしたのですが、これを食さないともう頑張れない気がして1,100円のコーヒーフロートを頼んでしまいました。しっかりと苦みのあるコーヒーの上に甘くて硬めのアイスが乗っかってる。めちゃくちゃおいしかったです。水分を取ろうと氷までガリガリ食べていたら意外と大休止になりました。12:30に小屋出発。
ここからは山梨の北杜市から来たという山慣れした明るいお兄さんと付きつ離れずであれこれしゃべりながらの登りです。
急登を過ぎるとこういう緩い道好き。晴れてれば槍穂高を一望できるすごいいい山道なんじゃないかな。
足元にはお花がたくさん。
先ほどの鏡平山荘がはるか眼下に望めます。
1時間ほどで弓折乗越。稜線に出ます。
雲の合間から槍ヶ岳が見えそうで見えない。
ここからは稜線のアップダウンになります。こんな広いところも。遠くにちょこんと頭を出しているのが鷲羽岳(と、お兄さんが教えてくれた)
夏だなー
そして、14:10。双六のテント場が見えました!
テント場と鷲羽岳アップ
しかし、テント場が見えてからもアップダウンがあって意外と長い。30分後の14:45、新穂高から7時間半もかかってやっと双六小屋に着きました。雨に降られないでよかった。
小屋は賑わってますね。
よく頑張った!
砂地の広いテント場です。この日は高校の山岳部っぽい団体が何組も泊まっていました。眺めを考えると池の方を向いた南向きかなと思ったのですが、ちょっと南から風が入ってきそうなのと、段差をベンチ代わりに使いたいので、北向きにテントを張りました。鏡平から一緒だったお兄さんが隣で、登山中に引き続き楽しいおしゃべりを続けます。
ギザギザのマットを買ってみました。サーマレストのではなく、楽天で1700円くらいで売っていた安物です。エアマットと比べ収納時に時間がかからないのがポイント(片づけ苦手なので)
この日の晩ご飯は、賞味期限切れで家に転がっていた缶詰を持ってきたので、アルファ化米は白米にしました。缶詰を汁ごと白米の袋に入れて食べたらいけました。何を食べてもいける状態かもしれませんが。
雲が多くて夕焼けは微妙な感じでした。雲は染まったんですが。
つづく
単独行の4連休。さあ、どこ行こう?
まず思いついたのは北海道サイクリングですが、天気が良くなさそうなので×。
4日あると2~3泊の行程が組めるんですが、山の日がある翌週には北アルプスの某所へ行く予定だったので、これまで足を踏み入れたことのない南アルプス南部に行ってみよう、と思ってプランを考えていました。
しかし、南の海の台風や低気圧の影響で、南の方は不安定な天気になるとの予報を受け(実際は好天だったらしい)、出発当日に急遽北アルプスへ行き先を変更、テント場も空きがあるようなので、駐車場争奪戦が激しいと噂される新穂高目指して車を走らせます。
松本1時、平湯2時と通過し、2時半過ぎに新穂高の登山者用無料駐車場に車を入れますが、既に枠外に停めている車が多数いる状況で、幸い2台分空いていたうちの一つに車を入れます。明るくなるまで2時間くらい寝れそうです。
が、目が覚めたら7時前でした。しまった寝坊した・・・
午後は雷雨に気を付けてくださいという予報の中なのに。
7:15新穂高スタート。車で下見に来たことはありますが、新穂高から歩くのは初めてです。
今日のコースは双六小屋まで約13km、標高差1600m、コースタイムは途中の鏡平までが5時間、目指す双六小屋までは7時間の行程です。
最初は林道歩きですが、山の眺めもいいのでそれほど退屈しません。
50分ほどで笠ヶ岳の登り口。
笠ヶ岳もいつか登ってみたいんだけど、きつそうだし途中水場がなさそうなのでちょっと考えちゃうな。
そして新穂高から1時間ほどで「わさび平小屋」です。
美味しそうな果物とかラムネとか売っていたのですが、スポドリを飲みながら歩いているので、ここでは水の補給だけ。
再び林道歩き。
小屋から20分ほどの8:50、いよいよ登山道に入ります。
「小池新道」って名前がついています。歩きやすい道ですが、暑くてたまらない。
槍が見えています。予想以上に眺めのいい楽しい道です。
9:40秩父沢出合。冷たいきれいな水がザバザバと流れています。水はここで汲んでもよかったかなと思いましたが、8月下旬は涸れていたそうです。
穂高に雲がかかり始めました。朝早く出てれば、と悔やまれます。
道は歩きやすいし斜度もそれほどでもないように見えるのですが、久しぶりの荷物の重さと暑さで厳しい登りとなりました。
標高2000m地点くらいから振り返ります。11時にシシウドヶ原を通過。
「あと5分」とある石を見ながらどうしても歩みが進まず10分くらい止まっていました。
11:45 鏡池。槍・穂高が湖面に写るそうなのですが。。。寝坊したのがいけないんです。
鏡平山荘。みんなかき氷を食べていました。ジュースの自販機もあります。水は有償。
お昼を食べて出発しようとしたのですが、これを食さないともう頑張れない気がして1,100円のコーヒーフロートを頼んでしまいました。しっかりと苦みのあるコーヒーの上に甘くて硬めのアイスが乗っかってる。めちゃくちゃおいしかったです。水分を取ろうと氷までガリガリ食べていたら意外と大休止になりました。12:30に小屋出発。
ここからは山梨の北杜市から来たという山慣れした明るいお兄さんと付きつ離れずであれこれしゃべりながらの登りです。
急登を過ぎるとこういう緩い道好き。晴れてれば槍穂高を一望できるすごいいい山道なんじゃないかな。
足元にはお花がたくさん。
先ほどの鏡平山荘がはるか眼下に望めます。
1時間ほどで弓折乗越。稜線に出ます。
雲の合間から槍ヶ岳が見えそうで見えない。
ここからは稜線のアップダウンになります。こんな広いところも。遠くにちょこんと頭を出しているのが鷲羽岳(と、お兄さんが教えてくれた)
夏だなー
そして、14:10。双六のテント場が見えました!
テント場と鷲羽岳アップ
しかし、テント場が見えてからもアップダウンがあって意外と長い。30分後の14:45、新穂高から7時間半もかかってやっと双六小屋に着きました。雨に降られないでよかった。
小屋は賑わってますね。
よく頑張った!
砂地の広いテント場です。この日は高校の山岳部っぽい団体が何組も泊まっていました。眺めを考えると池の方を向いた南向きかなと思ったのですが、ちょっと南から風が入ってきそうなのと、段差をベンチ代わりに使いたいので、北向きにテントを張りました。鏡平から一緒だったお兄さんが隣で、登山中に引き続き楽しいおしゃべりを続けます。
ギザギザのマットを買ってみました。サーマレストのではなく、楽天で1700円くらいで売っていた安物です。エアマットと比べ収納時に時間がかからないのがポイント(片づけ苦手なので)
この日の晩ご飯は、賞味期限切れで家に転がっていた缶詰を持ってきたので、アルファ化米は白米にしました。缶詰を汁ごと白米の袋に入れて食べたらいけました。何を食べてもいける状態かもしれませんが。
雲が多くて夕焼けは微妙な感じでした。雲は染まったんですが。
つづく