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DL YOGISHA碓氷 [電車]

今日は余談からスタートです。

突然ランニングを初めて、ちょうど1年くらいになりました。
体育の持久走が大嫌いだった自分ですが、なんとか細々と1年続きましたねぇ。
そんな中、会社の若手から、

「今度の金曜日、みんなで軽く走りませんか?プレミアムフライデーですし」

とお誘いがありました。
それも、なんとなんと、若手女性社員も参加するとのこと。これはぜひ行かなきゃ。普段の仕事着とは違う、20代女子のランニングウェア姿を拝めながら走れるだなんて、考えただけでも(以下略)!

でも、GW前のプレミアムフライデーです。
既に予定を入れてしまっています。

なので、ランニングウェア姿は泣く泣くあきらめ、仕事も途中で投げ出して、圏央道から関越道へ北上。
昔からなんですが、こういう時に女の子と仲良くするより自分の趣味を優先させちゃうから、ダメなんだよな。
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横浜から2時間ほどで着いたのは群馬県高崎市。
駅近くのコインパーキングに車を停めて、高崎駅へ。
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この日は平日ですが、夕方から、旧型客車を用いた「DL・SL YOGISHA碓氷」が、高崎と横川の間を往復するとのこと。かねてから旧型客車に乗りたいと思っていて、ソネブロのあおたけさんのブログ(名前だしちゃってすみません)を、指くわえながら眺めるだけだったんですが、ようやく自分が乗車できる日がやってきたというわけです。それも、夜汽車の雰囲気を味わいながら乗れる。なぜか夜は平日のこの日だけなんですよね。

18:20過ぎ、ディーゼル機関車に引かれて、入線しました。
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DD51が引っ張ります。
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30年前の山陰本線の客車鈍行を彷彿とさせる光景です。
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反対側には蒸気機関車が連結されています。D51(デゴイチ)です。
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客車はどれも古いですが、一番先頭にはスハフ32という、その中でもひときわ古く、窓の小さい客車が連結されています。戦前の客車だそうです。
赤いランプがついているのは、ドアが自動で閉まるように改造されているからでしょうか。昔は完全手動で、走行中も開けっ放しだったんですよね。
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車内は重厚なニス塗り。
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自分が乗るのは、「オハ47」
戦後に急行用として作られた車両のようです。
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「頭もたせ」がついています。
旧型客車に乗るまでは手すりだとばかり思っていました。
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18:58、ディーゼル機関車と蒸気機関車の両方の汽笛を鳴らして高崎駅を出発。
車内は各ボックス2人ずつくらいの混み具合で、これもまた客車鈍行っぽい。
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窓の開く鈍行列車で、風を感じながらの旅なんて、久しぶりじゃないかな。
こういうシーンだと、小学校の国語の教科書に載っていた話で、「窓が開かない特急だと汽車酔いしてしまう子どもと、今度は窓の開く夜行列車で帰省しようか」という感じの話だった随筆(※注)を思い出します。
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安中で「長時間停車」です。
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車内販売があったので反射的にコーヒーを買ってしまった・・
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高崎から1時間ちょっと、20時過ぎに終点の横川に到着。
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40分ほど停車して、今度は蒸気機関車を先頭に高崎間で折り返しとなります。

※注 三浦哲朗『春は夜汽車の窓から』だと思います。
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