木曽駒ヶ岳登山（３）木曽駒山頂へ

千畳敷から宝剣山荘の乗越まで登り、木曽駒を前にしていったん濃ヶ池へ。
濃ヶ池からは稜線を登り返して山頂へ向かいます。


池から２５分ほどで「濃ヶ池分岐」。


この稜線を登っていくのか。
たいしたことなさそうに見えて、この後難儀しました。
右の二つ先のこぶが山頂でしょうか？右にはとんがった宝剣岳が見えます。


登りの途中、右側に見えるのは御嶽山


さらに視線を右にずらすと北アルプスの山々が見えています。


振り返って見えるのが、桂木場ルートの長い稜線。これをずっと歩くのは結構きつそうだな。


先ほどの濃ヶ池が下方に見えます。不思議な地形です。


あの岩の上とても気持ちよさそう・・・


駒ヶ岳と中岳の間の鞍部へ向かう分岐を過ぎると、草紅葉のきれいな最後の登り。
岩がゴロゴロしたところを登って・・・


濃ヶ池分岐から1時間20分、祠が２つある山頂に着きました。標高2,956m。
二つあるのは木曽側と伊那側でそれぞれあるからでしょうか？そんな縦割り行政的な・・・（真実はわかりません）


山頂からは360度の展望です。今日は天気もいいので、いろんな山が良く見えます。


木曽側の風景。向こうは御嶽山。
眼下の山小屋が気になります。


北アルプス。槍ヶ岳が見えます。


そして、さらに視線を右にずらして、目を凝らすと・・・　あれは剱・立山なのかなぁ？と思う山々が遠くに見えました。違うかもしれませんが（トリミングしてます）


南の方角、中岳と宝剣岳です。
１時間ほど山頂でぐるぐるぐるぐる回りの山を見ていましたが、きりがない（笑）ので山を下ります。


中岳から駒ヶ岳を振り返るの図。
テント場もいい場所にありますね。ここなら自分でもキャンプできるんじゃないかと思いつつ、標高の高い鞍部は風が強そうだなとも思う。


中岳山頂はこんな感じです。標高は2,925mと、駒ヶ岳よりちょっと低い。
駒ヶ岳とみる景色があまり変わらないので、通過。


朝登ってきた宝剣山荘まで戻ってきました。あとは千畳敷まで下山するだけです。


ここで、うちの人に下山すると連絡すると、
「（宝剣岳に登らないで）後悔しない？」
「行けるところまで行って、無理だと思ったら引き返してもいいじゃん」
とプレッシャーをかけてきます。

宝剣岳は、例えばwikiには、

宝剣岳の登山道は過去に多くの滑落事故が発生しており、多くの人命が失われている。頂上を目指す為には岩場を登るための知識及び登攀技術（「三点支持法」など）、標高の高い山の登山に適した服装や装備が必要となる。

なんて書かれているように、高度感のある鎖場を登っていきます。
高いところは苦手なので無理して行かなくてもいいかなと思っていたのですが、そこまで言われるとは。もし自分に事故でもあったらそれこそ後悔しないんだろうか。

もう山荘でゆっくりコーヒーでも飲んで、宝剣山は登らずに下山しようと思ったのですが、山荘に着いた時には食堂の営業は終わっており、時間に余裕ができてしまいました。
そして、岩は乾いていて、風はなく、雲もなく、寒くもない、絶好のコンディション。
これは山に登れということなんでしょう。

ということで、宝剣岳へ（続く）

コメント 4

快晴でよかったですね。!(^^)!　遮ることのない全方位の大展望は素晴らしいですね。宝剣岳の山容は登攀意欲をそそりますね(笑)、私はまだ未踏です。
by Jetstream (2019-11-23 10:45) 

こんにちは＾＾
頂上から360度の展望、さぞ素晴らしい事でしょう。
青い空が眩しいぐらいですね。気持ちが良かったでしょうね〜＾＾

by いろは (2019-11-23 15:48) 

珈琲飲めなくて残念だったけど　一つの踏ん切り
背中押されてって気分になったのね。
さて　どうなるのでしょ？
by ゆうみ (2019-11-23 22:36) 

>Jetstreamさん
　次回が宝剣岳です。
　木曽駒と見える景色変わらないのでは？と思ったんですが、空木岳方面への縦走路や、高いところから見下ろす千畳敷カールなどの景色が楽しめました。

>いろはさん
　ほんとにいい天気に恵まれました。
　ぐるーと周りの山々を見渡せて爽快でした。

>ゆうみさん
　小屋に入って営業時間終了を（ほんの数分違いで）知った時点で、ああこれは登ってこいってことなんだな、と思いました。
　コーヒーは結局下山したあとまで飲みそびれてしまいました。
by えすぷれそ (2019-11-24 16:08)