今回のキャンプ、せっかく山の稜線に泊まるんだから、星空を撮りたいな、ということで、出発日の夕方、ハードオフのジャンクコーナー300円の三脚を買い担ぎ上げてきたのですが、7月初めの夜空はなかなか暗くなりません。夜8時前になってもまだ薄明るい感じです。


夜9時、すっかり暗くなったのでカメラをもってのそのそと出ます。
西の空に月が沈んでいくところです。裏銀座の稜線がきれいです。


燕岳と北斗七星。


こちらは南側の空。
初めてさそり座を自分の目で見た(認識した)気がします。星座には疎くて・・・


燕山荘と盆地の夜景


燕山荘と槍ヶ岳


さて、じっくり夜遊びのあとテントに戻ると奥さまが「冷たすぎて眠れない」と。
確かに雪の冷たさがじんじんと伝わってきて凍えそうです。
エアマットをパンパンに膨らませて、さらにはレスキューシートを出してマットの上に敷いて、あとは我慢するしかありません。

そういえば子どもたちとはキャンプしていたけど夫婦でというのは久しぶり。前回二人でキャンプしたのは20年以上前というか、もう前世紀の、ポルトガルのリスボンでのこと。その時は一晩中雨が降り続き、明け方テントが水没しました。
なんか、一筋縄では行かないよな・・・

今夜もこの寒さに寝れずに過ごすのかなと思ったのですが、レスキューシートのお陰かいつのまにかテントが明るくなっていました。寝た気がしないのですがしっかり寝ていたようで朝の4時になっていました。もうテントを片付けて出発する人もいます。


雲は多め。




燕山荘でもたくさんの人が朝日が昇るのを待っていました。


水平線の雲の中で弱弱しい太陽が見えました。ちょっと冴えない日の出ですが、


雲の隙間からの太陽が向こうの山を赤く染めてくれました。




燕岳にも陽が当たるようになりました。
実に美しい日の出でした。


そして、みんなが日の出を見終わった頃にわざわざ人前に現れる雷鳥。
今日もまた何十人にも追っかけられてました。