普段サイクリングというときれいな景色か青空が見たくて日帰りで自宅発着のものが多いんですが、そういうサイクリングを繰り返していると、たまにはただひたすら意味もなく遠くに走っていくサイクリングというのをしてみたくなります。この前横浜から甲府に行ったばかりですが。
そういう無意味な行動に走りたくなるときって、普段の生活でなにか鬱屈を抱えていたりするのかな、一歩間違えれば自傷行為じゃねえかそれ、と思うのです(心理学とかは知りませんが 笑)。

12月中旬の週末、横浜の自宅から西へひたすら走る、そんなサイクリングに出かけました。

と言ってもそんな動機なので朝早起きできるわけもなく、少し寒さが緩んだ7時半頃に家を出ます。8:20相模川を渡ります。富士山がきれいです。


伊勢原からR246といういつものルート。


2時間ほど走り、9:30松田町。


10:30。静岡まで100km弱ですが日が暮れる前に通過できるのだろうか・・・


御殿場までは富士山を正面に見ながらの登りです。この登りで富士山が見えると嬉しい。


昔子どもがサッカーの遠征に来た御殿場のグラウンドに寄ってみました。懐かしい。


4時間経過の11:30。
家から約70kmの御殿場。通りがかりの業務スーパーでお昼にしました。


御殿場からは下り坂基調。広い国道246号を表定時速25kmくらいで快調に下っていきます。


が、とある橋のところで突然プッツンと自転車通行止めになります。


こんなところを下りていって・・・


国道から離れないように適当に走っていたら復帰ポイントに出れました。


13:15 沼津駅。通過するけどなかなか駅の外には出ないよな。


家を出てから100kmになりました。6時間かかっているので平均時速は17kmくらい。


沼津からは海沿いの「千本街道」を走っていきます。暖かいのか紅葉がきれいに残っています。海沿いとはいえ防風林や防潮堤があって海が見えません。


なので、防潮堤の上に上がってみます。海は穏やかです。


かなり高さのある堤防。数キロここを走りましたが、工事していたので元の県道に戻ります。


そのまま田子の浦の埠頭に入ってしまいます。


「富士山登山ルート3776」
富士市が海抜0メートルから富士山頂(標高3776メートル)を目指す登山ルートとして設定したそうです。
https://www.city.fuji.shizuoka.jp/fujijikan/enjoy/kb719c0000002n3y.html
個人的には事故のために夜中に奥に見えるバイパス上に4時間くらい閉じ込められた思い出の場所。


14:30、富士川を渡ります。自宅から120km。


富士川から見る富士山。
この角度で見ると富士山頂の中でも剣ヶ峰が一段高いのがよくわかります。


富士川橋の先は自動車専用の由比富士バイパスとなって自転車は通れません。
線路の北側に抜けて蒲原・由比と旧東海道を走っていきます。
この街をゆっくり散策するのも楽しそうだなあ。


集落の終わりで旧東海道は激坂になります。
まっすぐ西へ向かうなら海沿いに出て歩道を走る方が早いんですが、この激坂をのぼっていくと「
薩埵峠」。さったとうげ、と読むそうです。


細い坂を10分ほどじりじり登ると駐車場があり、そこから5分ほど歩くと展望台に着きます。
眼下に広がる海と、狭い陸地にへばりつく高速道路とバイパスと東海道線、向こうに富士山が見える、お馴染みの絶景が広がっていました。登った甲斐がありました。

ただ走るだけのサイクリングでも天気や眺望はいい方がいいですね。

続きます。