8月下旬の木曜日。
夕方天気予報をチェックすると、翌金曜日は好天、仕事の予定もぽっかり空いてます。急遽金曜日を休暇にして山に行くことにしました。これはチャンスですね。
土曜日は天気が崩れるとのことなので、日帰りで仙丈ヶ岳でも行こうかと準備していたら、奥さまが、富士山見るなら北岳の方がいいとか言って、6年前に登った北岳の話をいろいろし出し、それを聞いていたら北岳もいいなと気が変わってきました。

北岳の稜線にはテント場が2カ所あります。南側の北岳山荘は予約制で既にいっぱいでしたが、北側の肩の小屋は予約不要のようなので、そこを目指し、急遽テント泊の荷造りをして、23時頃家を出ました。

登山口へ向かうバスの発地点である芦安までは2時間半ほどで着きました。甲府のちょっと先なので近いですね。道も走りやすかったです。


朝5時前の駐車場。ジャンボタクシーが何台も並んでいます。


道路の向かいのバス乗り場。マイクロバスかと思ったら少し小ぶりな普通のバスが2台止まっています。バスの発時刻は5:15。建物の下にバス待ちの人が並んでいますが、100人近くいます。


普通のバスなのでPASMOも使えるようですが、持ってこなかったので現金で切符を買います。


途中の夜叉神峠にも駐車場があり、そこから乗る人もいて、満員になって芦安から細い林道を1時間ほど、登山口の広河原に着きました。


晩ご飯の残りをおにぎりにして持ってきました。おにぎりを食べていたら、甲府からバス2台、奈良田からバス2台が次々と到着してごった返しています。みんな恰好がガチです。


が、結局ぐずぐずしていて、バス到着30分後の6:40に歩き出します。


これから目指す北岳。あんな高いところまで歩いて行かないといけないのか。
広河原から肩の小屋まで標高差1500m、コースタイムは6時40分。山頂までは標高差1700m近くあります。登りが厳しいと聞いているので、今回カメラは小さいのにして荷物を軽量化しています。


つり橋を渡って登山道へ。


しかしこの登りがえぐい。なかなかの急登です。
ペースも上がらず、汗だくになって苦しい時間が過ぎていきます。


40分ほどで少し開けた場所に着きました。奥には鳳凰三山。多くの人が休んでいますがここは先に進みます。


その後もしばらく急登が続きますが、広河原から1時間半ほどで斜度が穏やかになり、8:30、白根御池小屋に着きました。小屋の蛇口から水が汲めるので2Lほど補給。


標高2250mなので、肩の小屋までちょうど半分登った感じです。
池のほとりがテント場になっています。雰囲気いいですね。
しかし、その横の草の急斜面に人が歩いているのが見えます。


坂えぐいな。


反対側は鳳凰三山が見えるいいところです。


8:50 北岳に向けて再スタート。
黄色いお花に囲まれた斜面を登っていきます。


足元見るといろんなお花が咲いているんですよね。






きつい登りです。


しかし、振り向くと鳳凰三山がそびえて、先ほどの池が眼下に小さく見えます。


白根御池小屋から1時間半ほど登って10:15、別ルートと合流します。


合流から15分ほど歩くと富士山が見えました!


つづく