子どもが小学生のうちに、父親と自転車旅に出る・・・
もう二十歳になった一番上の子と行った2013年、その後2014年2017年と続き、ついに4番目の末っ子が小学校6年生の夏を迎えました。

この「コロナ禍」において旅行なぞ行ってよいものかどうか、正直かなり悩みました。
8年前に上の子が行きたいって言うから行くようになっただけで、「視野を広げる」とか「何か体験させる」とかそういう「教育的なお仕着せ」が目的なわけではないので、行く義務はないのですが、それでも兄姉がみんな行っている中、一人だけ行けないというのはなぁ、と。

神奈川県はまだ緊急事態措置の発令前だったし、北海道庁も、来道するなら「基本的な感染対策」と「体調確認」を徹底してください、というレベル。でも、6月にいったん落ち着いていた感染者数は7月になると日に日に増えてきました。これでオリンピックやったら8月には感染が急増し、そうなったら「県またぎの旅行」は道義的に難しいだろう・・・

そこで、いつもはお盆の時期だった日程を、オリンピック休暇を使った7月下旬に前倒し、医療体制の脆弱な離島へは行かない、ということにしました。

直前に自費(といっても2000円ですが)で受けたPCR検査は無事陰性。
年々休暇がとりにくい立場になりつつも、急に時期を変えることにも「命令だ、休め。」という理解ある上司に恵まれたことに感謝し、1週間の旅がスタートです。
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当時札幌市内でコロナの感染者が多く出ていたことから、飛行機で旭川空港に乗り込もうとしたのですが、「連絡船が見たい」と言われ、急遽新幹線に変更。また今回も長い長い電車での旅が始まりました。コロナ禍とはいえなかなかの混雑でしたが、満席ではありませんでした。


東北新幹線、コーヒーの車内販売が中止になったと思っていたのですが、なんと、あるじゃないですか!


出発前に終わらなかったので車内で夏休みの宿題をやってもらいます。夏休み初日なのに行く前に終わらせろというのも無理がありますが、「できなきゃホテルに缶詰めにするぞ」とパワハラ上司のようなことを言いつつ、自分はコーヒーを堪能してます。結局車内でドリル1冊の半分程度終了、このあと旅行中になんとか1冊やり終えました。


青函トンネルに入ります。


4時間ほどで新函館北斗に着きました。盛岡から北はガラガラでした。


今日はここで泊まり。何もない駅前にそびえたつ東横インに荷物を預け、ふたたび駅へ。


電車で函館へ。この形のディーゼルに乗るのも最後かもしれないな。


函館駅のセブンイレブンで買ったいかめしで遅い昼食です。


青函連絡船摩周丸。http://mashumaru.com/
8年前に来たはずですがまったく覚えてないとのことでした。まあそうだろう。


展示をゆっくり見ます。
洞爺丸台風の時の新聞記事も閲覧できました。


自分は1度だけ連絡船に乗ったことがあります。
当時をしのんで座敷席でごろんとなって、


路面電車を駅前で見てから、新函館北斗駅に戻ります。


ラッキー!帰りも古いディーゼルだ。


大好きな「直角シート」。これなら何時間でも耐えられる「大垣夜行」世代です 笑






窓を開けて涼しい風を浴びながら戻ってきました。


周りに何もないからか、ここの東横インは夜ご飯にカレーがサービスでした。
輪行袋はそのまま部屋に持ち込みます。
翌日も旭川まで輪行です。