「夫婦で同じ趣味お持ちで良いですね」こう言われることがあります。

二人で楽しめるという点ではそうなんですが、まだ小中高と子供がいる家庭なので、いつも揃って山に出かけられるわけではなく、お互い空いた時間に勝手に出かけてくる、そんな感じです。

すると、同じ趣味であるがために、かえって「不平等感」が出てきます。山登りは自分の方が「新参者」なのに、車乗り回して遠方にもひょいっと登りに行ってしまうので、

「私も紅葉見に行きたいな・・・」

などと言われてしまうと、いつも一人でずるいな、家のこと気にせず気楽でいいよな、などと暗に言われているようで、まさに「針の筵」です。

ここはゴマをすらないとね。

ということで、10月中旬の日曜日、紅葉がきれいそうで、普段あまり行かない北関東エリア、尾瀬か苗場か谷川のどれかにお連れしようと準備、前日の寒波で積雪も予想されたので、標高が低くても楽しめそうな尾瀬へ行くことにしました。
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尾瀬のマイカー規制は10/11で終了なので、中旬になると鳩待峠に直接車を乗り入れることができます。いつものとおりの夜出発、沼田IC1時、鳩待峠駐車場に3時前につくと、残り数台しか空きがありませんでした。
そして夜明け。

至仏山です。山が白いですね。初冠雪だったようです。

鳩待峠の周りの紅葉がきれいそうだったので、十分明るくなってからスタートします。




まずは尾瀬ヶ原の方へ向かいます。標高差にして約200mの下りになります。
が、山の鼻への木道が凍ってしまっていて、おもしろいように滑ります。転倒者続出。子供はそこをわざと滑って遊んでるんですが。
この木の階段もツルツル。
うかつに勢いよく足を着くとツルンといってしまいます。




紅葉は素晴らしいです。
でも、足元が気になって紅葉どころではありません。








1時間半ほどかけて山の鼻へ。
ここにはテント場があるんですが、熊が出るとのことで閉鎖されてしまってます。途中の木道の間に黄土色のでっかいふんもありました。


しばし湿原を散策。




少しだけ湿原の中を尾瀬沼方面へ歩いていきます。


燧ヶ岳も初冠雪です。






湿原風景を堪能し、折り返して至仏山に登ることとします。
なんだかこうしてみるとなだらかそうな山ですね。
もう山の雪も溶けてきているようです。


つづく。