http://expreso.blog.so-net.ne.jp/2015-09-12 (元記事URL)

その1 その2 

乗鞍を自転車で登り、剣が峰の登山も済ませたので、あとは出発点の奈川渡ダムまで重力に任せて降りるだけです。
しかし、乗鞍への車道は長野県側の乗鞍エコーラインだけでなく、岐阜側の乗鞍スカイラインもあります。


折角来たので、行き帰りは別のコースを通ってみたいんですが・・・
ちょっと地図見にくいですが、「現在地」から北の平湯峠へ向かっていき、車を駐めてある奈川渡ダム(地図右端)に戻る場合、もうひとつ、登り標高差500m強の安房峠を越える必要があります。

峠2つでコースを組むと、2つめのコースは足が売り切れていていつも辛い思いをするので、自分の体力を考えた場合、真っ直ぐ降りるのが順当なんです。

でもね、安房峠も行ってみたいし、今後岐阜側から乗鞍に登ることがあるのか?と思うと、もうそんなことはないかもしれない・・・と思うと、迷うところ。

幸いまだ13時半です。これなら安房峠の登りを全部押して歩いても間に合う時間です。

ということで、岐阜県側の乗鞍スカイラインを降りていきます・・・が、


最高の快走路じゃん!!

乗鞍岳方面を振り返る。






槍ヶ岳見えた!
いつの間にか雲が減っています。


黒部五郎岳~笠ヶ岳~槍ヶ岳~奥穂高~前穂高、と見えているそうです。


ここを降りていきます。


平湯峠。上から降りてきたので何の達成感もなく(笑)


とっても賑わっていた平湯のバスターミナル。
25度くらいの気温でしたが、すごく暑いところのように感じられました。


そして、安房峠(旧道)を登っていきます。


安房峠道路があるので、通る車も少ない、緑の中の静かな峠道です。


一応、ペダルを漕いでいますがこんなスピード。歩くよりは少し速いくらい。


道路から降りれるきれいな沢がありました。
ここで顔をジャバジャバ洗わせてもらいました。冷たくて気持ちよかった!


峠の近くにぽっかりと木が生えていない空間を発見。
安房平という湿原だそうです。


そして安房峠着。
平湯から70分もかかってしまいました。へろへろ。


安房峠といえば、厳しそうなヘアピンの連続。
これが国道なんだから、行ってみたくなってしまいます。
20年前はバスも通っていたそうですが、切り返しに苦労されていたそうです。


こんな感じのカーブが連続しています。下りで良かった(笑)


峠道も終わり。釜トンネルの前に出ます。
自転車を始めた頃、信州大の人に連れられて上高地に行ったので、釜トンネルも思い入れがありますが、すっかりキレイになっていました。


そして、路面の悪いトンネルが連続する嫌なところを通って、無事に奈川渡ダムに戻ってきました。この日の走行距離86km。


こうして、十数年越しの念願叶った乗鞍、登りは楽ではありませんでしたが、森林限界を超えたエリアの展望の良さというか気持ち良さはとてもよかったです。喉元過ぎればなんとやら、また行きたいなと思える山道でした。

帰り道、諏訪湖の花火大会を横目で見ながらゆっくりと帰りました。