天塩→稚内、サロベツ原野を走る日。
この日は午後から大荒れの予報。
午前中はなんとか曇り空で済んでいたのですが、昼前から雨が降り出しました。
(というところまでが「前編」のお話。)

その雨も瞬く間に土砂降りに。
それも強い南風が遮られるものもなく吹いているので、まさに横殴りの雨。

今回、天気が良くなさそうだったので、子どもには新品のレインウェアを、自分はダメになってるパンツだけ新しく購入して行きました。
新品のレインウェアを着ている子どもは「靴以外はぜんぜん濡れない」とのことですし、よく雨の中でサッカーしてるんで、意外と雨は平気なようです。しかし、自分の方は、30分もしないうちに、ジャケットのシームテープの剥がれたところから水が容赦なく入ってきてしまいました。

稚内市に入ります。市街までもあと30kmです。
もう近い近い!なんて思いますが、30kmって東京から横浜までの距離とだいたい同じくらいなんですよね^^;
ちなみに、よく見ると利尻富士が見えます・・・・・

看板の中ですが・・・・(・O゜)☆\バシッ!!

浜勇知の休憩所「こうほねの家」で雨宿りします。自販機有。
他に一人旅のおじさんと、二人組の若者といっしょになり、軽く一休み。
若者たちは、自分が1日前に泊まった苫前を今朝出てきて、午前中に100km以上走ってきた、とのことでした。


雨も風も止む気配はありません。
でも、追い風なのは幸い。雨の中ガンガン走っていきます。
これ向かい風だったらシャレになりません。


そんな中でも、道道から少し横道に入り、"最北の無人駅"に寄り道してみました。



列車の来る時間でもないし、駅で荷物を広げて一人読書をしていた人もいたので、すぐに退散。

利尻礼文サロベツ国立公園。もうなんだかわかりません。
ちなみに、降り出してからは子どもが持ってきた防水カメラ(FinepixXP50)で撮影してます。


この坂を越えれば稚内は近い!


坂の途中からの景色。晴れてたらキレイなのに・・・


南稚内。都会だ~


14時前。稚内駅に着きました。


さて、稚内で最初に行きたかったところ。喫茶店「お天気屋」。
ちょうどホテルのチェックインまで時間があるので、立ち寄ってみます。
毎年2度3度と稚内に来ていた頃、島へ渡る船や、宗谷本線の列車の待ち時間に何度も入り浸っていたお店で、そういう旅人が集まるお店でもあります。
ただ、2002年の稚内大火などにより何度か移転したようで、今は駅前の通りをほんのちょっと南に行ったところにありました。


こんにちは~お久しぶりです!

と声をかけて入ります。
13年ぶりの訪問でしたが、マスターがちゃんと自分の大学も勤務先も覚えていてくれたり、昔の人がこうして来てくれるのは嬉しいよ、とお世辞でも言っていただきまして、こちらも嬉しい限りです。

コーヒー美味しい!


お店に3回訪れるとアルバムに載せてもらえる「お天気屋ファンクラブ」はまだ続いていました。自分が載っているのは20年以上前、まだ冊数で一桁の頃。その頃のファンクラブのアルバムを見ていろんな(笑)ことを思い出しながら、子どもはマンガと、マスターの計らいで流してくれた羽幌線のビデオを見ながら、夕方までのんびりとしました。なんて贅沢で幸せな旅の時間!

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ちなみに、ゴアテックスの靴なんですが、かかとから水が入ってしまい、こんな感じになってました。ゴアなんで、入った水は抜けないですよね(笑)


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関東地方は出勤時間に台風直撃だそうで、雨風ともに強くなってきました。
電車動きますかね~??