箱根紅葉サイクリング（３）

箱根紅葉サイクリング（１）　箱根紅葉サイクリング（２）　の続き



シュークリームへの想いも湖畔で富士山を眺めていたい気持ちも断ち切って、また坂を登ります。
ここから標高1000m弱の大観山まで距離5km、登りの標高差は250mほど。既にここまでで足に来てるのでつらいです。


ここまで来ると紅葉は終盤です。


空に向かって登っていくような道です。


富士山だけでなく、ずっと奥にも雪をかぶった山が見えました。ホントに１日澄んだ空気の日。
車で来るときよりも自転車の時の方がずっと景色がキレイにみえます。きっと気分的なものでしょう。


しかし、なんていう山なのかさっぱりわかりません。


休み休み、40分ほどかけて15時前に峠へ。


車関係ではお馴染みのターンパイクの終点です。


下りになります。海を見ながら、椿ラインを降りていきます。


この道を自転車で下るのはホントに楽しいです。車より楽しいです。


こんなところを降りていくんだから、登った甲斐があったというもんだ！やっほ～～～




そして、別の山道へ。


ここは極上のフラットダート。
シュークリームとはまた別の「ご褒美」です。


で、これで普通に走り終われば、本当にすばらしい秋のサイクリングだったのですが・・・

秋の日はつるべ落とし。
木々が赤く染まってきました。


暗くなる～～～急げ～～～～～～～～


でも、日は沈んでしまいました。


ダート道のナイトラン。街灯も車通りもまったくないので、ホントに暗いのです。
ライトは地面を照らすに不十分。慎重に走るのですが、ダートの石を見落としてバランス崩すこと２回。
ケータイも圏外です。路面が見えないけど、絶対怪我できない。でも走らないと終わらない。焦る・・・


17時を過ぎると本当に何も見えなくなりました。写真ではストロボたきましたが。。
下り坂もコースアウトしないようにゆっくり走るしかありません。
空には細い三日月が出ていましたが、道を照らすには全然光量が足りませんでした。


こうして、真っ暗になってからも40分ほど走って、何とか無事灯りのある道に出ました。ああ怖かった。
こんなに心細い思いをしたのは20年ぶりくらいでしょうか。それもこんな近くで・・・
シュークリーム食べて山を下りてればこんな思いをしなくても済んだんです。

車でも自転車でも何度も来ているし道も知っている箱根。
他の場所を走るときと違い、緩い気持ちで、地図もちゃんとチェックしなかったのが裏目に出ました。
もう30分でも早く走っていれば、良かったんでしょうけど。以後、気をつけます。


ここで家族へのお土産に箱根のお月様を買って、車で７時過ぎに帰宅しました。

お付き合いいただきましてありがとうございました。