鹿児島空港を出て鹿児島市街まで自転車で移動です。
空港の標高は260m。そこからまずは海沿いまで下りです。


9kmを20分かからずに下って加治木の街へ。
加治木の駅で、新たに作ったJR九州のカードにチャージして再スタート。
駅前通りは真正面に桜島。


崖がむき出し?そんなに地盤が脆いのか??と思ったのですが採石場跡だそうです。


姶良の市街地を抜けると、いよいよシーサイドルートになります。


とても静かな錦江湾、そしてずっと眺められる桜島。
山の斜面が直接海に落ちるような地形で、その淵に道路を通してある感じです。


鹿児島市エリアに入ります。


途中駅があるので急斜面を少し登って寄ってみます。


日豊本線の竜ヶ水駅。コンクリート造りの簡素な無人駅。
ホームの向こうには桜島。旅心をくすぐられる駅です。


ホントに山肌にへばりついているような駅です。


平成5年8月、豪雨の影響でこの駅に足止めされていた列車2本に土石流が直撃。避難した乗客も土砂崩れの影響で漁船やフェリーで救出されるという災害があって、テレビでも取り上げられていたので記憶にある方もいらっしゃるかと思います。その時の石碑もホームに立っています。


確かに、地形図を見ても標高300mの急斜面。
その上に平坦そうな土地が広がっているのが不思議な感じです。


それでも、今日みたいな好天で、桜島も煙を吹いていないと普通の山だし、海も穏やかで、平和な景色に見えるのですが・・・

色々調べてみると、この海じたいが「姶良カルデラ」というでっかい噴火口に海水が貯まったもので、桜島は外輪山の一つだとか。約3万年前にここで大噴火があって、火砕流(!)が鹿児島全土を覆い、火山灰は関東まで飛んできたそうです。
地図を見ると阿蘇山、霧島山、桜島、開聞岳、そしてここ数日噴火している諏訪之瀬島と、一直線に火山が並んでるんですね。この錦江湾もそうですね。


高校生の時にもっと物理と地学をちゃんと勉強しておけばよかったと今になって思う。

(つづく)