更新日が空いてしまいましたが、秋の木曽駒の続き。
ロープウェイを下りて千畳敷のあたりを1時間ほどウロウロ。
それではこの道を木曽駒ヶ岳に向けて登っていきます。


ロープウェイで高いところまで登れてあとは登りは少しだけとなめてかかってますが、途中からけっこう急な登りになります。
道幅はそこそこあるのですが、杖を左右に広げゆっくりと登る方が多くてなかなか追い越せません。


あっという間に標高を稼いだ感じですが、200mくらいしか登ってないんだよなぁ。


たった200mの登りなのに、息を切らしてます。
体力落ちてしまったんだろうかと思いながら、30分ちょっとで山小屋のある乗越浄土までやってきました。


あの岩山が宝剣岳なんですが、おっかなくて登れる気がしない。


ちょっと登るペースが速すぎたのか、軽い頭痛がします。
もしかして高山病なのかな?
この日は天気も持ちそうなので、山頂に向かうのはやめて、北東方向の濃ヶ池に向けて高度を落としていこうと思います。ロープウェイの駅と同じくらいの高度なので、登った分リセットされちゃうわけですが(笑)


あの黄色い山肌に突っ込んでいくのかと思うとワクワクします。
スキップ気味で(うそ)円形の谷を下りていきます。


途中の駒飼ノ池は水が溜まっていませんでした。
振り返ると地学?地理?の教科書に出てきそうなカール地形です。

圏谷ともいう。急な谷壁で囲まれた、半円形ないし半楕円形の平面形を持つ谷で、典型的なカールは肱掛椅子のような形態を示し、三方を急峻なカール壁に囲まれ、平坦か、ときには上流側へ逆傾斜したカール底を持つ。
(国土地理院 https://www.gsi.go.jp/kikaku/tenkei_hyoga.html


紅葉の中の気分のいい散歩道。先に山頂に行く人が多いからか、誰にも会いません。
しかし、東側の谷なので、日が差す午前中に歩くのがいいんじゃないかな、と思い始めました。頭痛くて山登れなかったくせに。


上を見ればこんな感じ。


下を見ればこんな感じ。


向かうは紅葉のトンネル。






1時間半ほど歩いて濃ヶ池に着きました。
コースタイムは50分なんですが、紅葉がきれいすぎて。
山の中腹にこんな平らなところがあるのが不思議ですが、先の「平坦か、ときには上流側へ逆傾斜したカール底」に水が溜まった池なのだそうです。さっきの駒飼ノ池も同じですね。


池の周りには人がたくさんいましたが、ちょっと奥に見晴らしのいいところがありました。
向こうは八ヶ岳連峰が見えます。


ちょっと右には、三角定規のような甲斐駒ヶ岳。頭が白いのですぐわかります。
さらにその右には白根三山や富士山も見えました。


近くにいたご夫婦(たぶん)にミカンをいただきました。ありがとうございます。


ここでお昼にします。いつものマーガリン入りパンですが。


30分ほど休憩ののち、濃ヶ池を後にします。
高度順応も済んだと思いますので、いよいよ山頂に向けて登っていきます!


つづく