12月の天気のいいある日、表丹沢の一番西に位置する鍋割山に登りに行きました。
鍋割山と言えば山頂の山小屋の鍋焼きうどんが有名なところ。混んでるときには1時間以上待つなんて噂もあったりする、人気の山です。いや、人気なのは山なのか山小屋なのかうどんなのかそのどれもなのかはよくわかりませんが・・・

丹沢表尾根縦走でお馴染みの大倉からスタートです。
とってもいい天気!紅葉もまだまだきれいそうです。


このコースは長い長い林道歩きがあります。始めの方は単調でつまらないのですが、進むと紅葉がきれいだったり、徒渉箇所があったりします。それにしても長いです。


林道の終わりに水の入ったペットボトルがたくさん置いてあります。山荘で使う水だそうです。
「体力に余裕のある人、ボランティア精神旺盛な方はご協力お願いします」とあります。
ちょうど居合わせた「全身ファイントラック」みたいな方が「無理しない方がいいですよ」。たぶん、自分のジーンズ姿を見てご忠告いただいたのかな、と。2本だけザックに入れていきます。




林道終点から20分ほど登ると稜線に出ます。西から冷たい風が吹いてきます。


あまり眺望はきかない登りですが、真鶴方面の海が見えるところがありました。


そして、林道終点から1時間ほど歩くと山頂に着きました。山小屋があります。
さぁ、うどんうどん。


小屋へはザックを外に置いて入ること、みたいな”小屋の掟”があるようです。
待っていたのは数人。うどんを注文し、外に置いたザックを眺めながら10分ほど待ちました。


うわさで聞いていた鍋割山の鍋焼きうどんを食する機会がついにやってきました。
眺めのいい芝生に座って、うどんを味わいます。
具だくさんでボリュームある、美味しいうどんでした。




芝生の明るい山頂です。


湘南方面。海は少し遠め。


西には富士山。
雲がかかってちょっと、ちょっとだけ残念でした。


ということで、明るくて眺望のいい山頂を後にして下山。






林道終点までは50分ほどで下山。
そこからまた美しい紅葉を見ながらの長い林道歩きになります。


林道を下っていたら、反対に登ってくるソロの登山者がいらっしゃいました。
が、「駐車場はこっちでいいんですか?」と。この方、下山するはずが山を登ってきています。きちんと地図を持っている(パソコンの打ち出しですが)のにまったく方向を掴めていません。少し一緒に歩いて別れましたが、大丈夫だったのかな。

晩秋の山歩きはいいですね。山影になった紅葉もまたよし。


こうして大倉に戻ってきました。
公園で見かけたのは、山の中では見たことのない鮮やかな紅葉。


この日は大倉までバスではなく車で来ていました。
帰り道、ミラー越しに富士山を見ながら東へ向かいます。夕方になって雲が取れたようです。