http://expreso.blog.so-net.ne.jp/2015-11-07 (元記事URL)

横浜の自宅をスタートし、相模湖からは学生さんたちと一緒に走って、日本海側の糸魚川までやってきたというのがその1のお話です。

学生さんのイベントは糸魚川がゴールなので、ここから帰る人、輪行して次の旅に出る人など様々です。9月中旬だとまだ大学は夏休みですからね。(うらやましい)
自分は皆さんと別れ、もう少し走ってみようと思います。これからは単独行で、荷物も自分で背負わないといけません。近くのセブンイレブンで寝袋や着替えを自宅へ送って荷物を軽くします。

15時。針路は西へ。目指すは約85km先の富山です。


初めて走る国道8号線。なんだかワクワクする!


親不知。高速道路は海の上を走ります。


このあたり洞門が多いです。大型車が来ると気を遣う。


海岸沿いの坂を登ったところ天険トンネルは、旧道へ迂回するようになってました。




昭和48年までの旧国道。現在は遊歩道となっています。ちょっと自然に還りかけているところもありました。


この旧国道もなかった時代はこの海伝いを歩いていたそうです。険しすぎる・・・


国道に戻り、いよいよ富山県入りです。16:00.
県境すぐ先を右へ入ると古い街並みが残っていたようだし、海沿いの平坦な道なんですが、知らずに国道(バイパス)を直進してしまい丘を一つ越えることになりました。


越中宮崎駅の先から海沿いの県道60号線へ入ります。車の量がぐっと減ったのでのんびりサイクリングといきたいところですが、日が傾き始めてます。初めての場所なので、あまり時間に追われるサイクリングはしたくなかったのですが、ナイトランになると景色どころではなくなってしまうので、ガシガシと走ります。


17時、黒部川を越えます。


大きな川を渡るとかぐや姫の「遥かなる想い」が頭の中で流れてきます(笑)


富山県道2号線。魚津のあたりはちょうど海岸線を走ります。夕陽がきれい。




17:40、魚津漁港で日が暮れました。
まだ25kmも残ってるのに。。。


常願寺川。


富山ライトレールの岩瀬浜駅。終着駅っぽい雰囲気は残ってます。電車が来るまで待っていたいんですが、そんな時間的な余裕はもうありません。


運河もチラ見するだけで通過。信号の多くなった市街地を南下して、


18:50、富山駅に着きました。
富山まで自転車で2日で走って来ちゃったよ!俺すげえ!!(笑)
でも・・・なんかショボい駅だな。


自宅からの走行距離は約412km。よく走りました。
1日200km×2という数値的な距離もあるのですが、それよりも北陸地方まで自転車で走ってこれた、という満足感が大きいです。
平均速度は21.7km/h。糸魚川までが20.9km/hだったので、糸魚川→富山の単独行は平均25.6km/hです。頑張った!というよりも追い風のお陰でした。


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さて、せっかくここまで走ってきたのでゆっくりしたいところですが、残念ながら1時間後の新幹線に乗って帰ります。富山に夜自転車で着いて、その日のうちに家に帰れるなんて、不思議な感じです。
今回がロードバイク初輪行。
輪行袋を担いで駅の窓口に行ったのですが、富山駅北口では新幹線の切符を買えないことが判明。どうりでショボい駅だったわけだ。仕方なく輪行袋を担いで長い地下通路を駅の南口まで歩いていきました。


今度は新幹線にふさわしい大きな駅が現れました。最初から自転車でこちら側に走ってきておけばよかった。


駅には路面電車が乗り入れていました。



乗ったのははくたか号(たくさん止まる方)の自由席。シルバーウィークの2日目だからか、空いていました。


やはり富山と言えばますのすし。車中でひとり祝餐とします。


じゃん!


食べてるうちにコーヒーとデザートも運ばれてきました。


こうして糸魚川まで26分、東京までも3時間かからずに戻ってしまいました。