丹沢山地を北端の道志川沿いから、県内最高峰の蛭ヶ岳を通り、丹沢山→塔ノ岳→大倉とまるまる縦走するコースを2年ぶりに歩いてみました。

距離22km上り標高差2100mって、中房温泉から燕山荘ー大天井ー常念小屋ー一ノ沢に相当します。なお活動量の2600kcalはごはん茶碗11杯分ですね(どうでもいい)

まずは横浜線の橋本駅からバスを乗り継いで、丹沢の北端、道志川沿いの登山口へ向かいます。この道志川沿いのバスは朝夕1本ずつ。それに間に合うように朝6時過ぎに橋本駅に着きましたが、2年前と比べてバス待ちの列は半分以下、三ヶ木からの小柄なバスも増便なしでした。

さて、丹沢エリアを走る神奈中バスには1050円で1日フリー乗車券があります。
最初のバスで料金を払うときに「1日フリー乗車券ください」と運転手さんに告げて料金箱にタッチするとsuica(pasmo)に記録され、次からはお金が引かれない仕組みです。

その1日フリー乗車券ですが、いつの間にか「土日祝は同伴者1名無料」となっています。
橋本から三ヶ木で乗り換えて下車予定の東野へのバス代は954円。下山後のバスが210円なので、一人でも元が取れるのですが、2人で1050円で済むなんて実に家計に優しい。あまり知られてないようで、他に使っている人はいなさそうです。ヤビツ峠の方は小田急のフリーパス使う人はよく見るのですが。

7時半、標高400mの青根でバスを降りて歩き始めます。さあ20km頑張らないと。


最初の40分ほどは車道歩きです。


車道から山道に入ると急登の連続。石段もないホントの上り坂で、アキレス腱が伸び切りそうです。それでもきれいな新緑に癒されます。


ツツジがきれいなところを過ぎるとだいぶ上がったなという感じです。


歩き始めて2時間でひとまずきつい登りは終了。
焼山ー黍柄山を通る「ホントの丹沢主脈縦走」と合流です。


10時、標高1,420m、ベンチもある姫次に到着。
富士山は見えそうで見えない、いや、ちょっと見えるかな、という感じ。


姫次のちょっと先、西側に開けているところから富士山が見えました。


そして遠くには南アルプス。
雲が多い日だけどなんか得した気分です。


蛭ヶ岳までは楽しい林間の散歩道。
姫次と蛭ヶ岳の中間地点は10:40に通過。
このコースを歩く人は健脚が多いのか、何人もの人に抜かされていきます。


ここから丹沢名物(?)木の階段になって登っていきます。




11:30に標高1673mの蛭ヶ岳山頂に着きました。富士山はもう雲の中に消え入りそうですね。


山頂の東側、丹沢湖が見えるところでお昼を食べました。


12:10、午後の部スタート。ここからしばらくアップダウンの繰り返しです。
西からの風が強く吹いてました。雨になったら辛そう。


ちょびっと鎖場もある。


12:50、県内で2番目に高い不動ノ峰から。これからずーっと歩いていく丹沢山~塔ノ岳の稜線と、奥に見える大山。


いったん下って、丹沢山へ登り返し。


登山道わき、強風に負けずに散らずに残る桜をあちこちで見れました。


13:25丹沢山。右奥が100名山用(?)の看板です。
夫婦二人の写真を撮ってあげますという親切な人が多いのですが、「いや、ちょっと写真まずいんで・・・」と断ったらどうだろう、なんていう下らないことを考えました。


丹沢山と塔ノ岳の間はホントに桜がきれいだった。GWの丹沢も侮れないです。




14:30塔ノ岳。ガスってきました。


ここからは歩きなれた大倉尾根。
登山口まで1時間40分ほど、ちょっと寄り道をして17時前という全然明るい時間に大倉からバスに乗りました。