北海道旅行7日目スタート。
今日は1日登山の日です。
山好きな子どもにとっては、旭岳が流れてしまったので、今回の旅行の「メインイベント」になります。

利尻山に登るのは4回目になります。
海の近くから標高1,721mの山頂まで登るので、標高差を考えるとかなり厳しい山のはずだし、札幌から数時間かけて稚内まで来てそこからフェリーに乗るか、千歳から飛行機というアクセスの悪さから、100名山のゴールにしてる人も多いようですが、北海道を旅すると北へ北へ向かい、稚内から自然と船に乗ってしまう自分にとっては、なんだか他の山よりも身近に感じているのです。

朝5時すぎのキャンプ場。
山は見えませんが、いい天気です。
ラーメンを作ろうと思ったのに火力が弱くてお湯が沸かないトラブル発生。多めに買っていたパンを朝食にしました。
隣のファミリーのテントは美しくてフレンドリーな奥様だけが起きていて、山に登れて羨ましいです、と出発前に声をかけて下さいました。何かいい日になりそう。


標高200mの北麓野営場までは車道があります。宿に泊まるとここまで送ってくれるところが多いようです。
キャンプ場からは1時間程度で歩けるのですが、行きはともかく、帰りがあまりにもかったるかったので、今回は北麓野営場まで自転車で登っていきます。30分もかからなかったでしょうか。
登山届を出して6:15に歩き始めます。
こちらは有名な湧き水の甘露泉水。
他の登山者はいません。どうやら出遅れたようです。


こんな雰囲気のいい白樺林の中を登っていくところもあります。
3年前に比べ、枝が払われていたりして登山道も整備された(少しだけ)気がします。


山の中腹にかかっていた雲の上に出たようです。


7:30、6合目「第1見晴台」。すっかりいい天気です。


急な登りになってきます。このあたりから多くの人を追い越すようになります。人がいないと思ったのは単にスタートが遅かっただけのようです。


8:15「第2見晴台」。
礼文島の方を望みます。青い海を眺めながらの登山です。


さて、8合目の「長官山」までもうひと踏ん張り。ガシガシ登っていきます。前に女の子2人歩いているのが見えますが、あっという間に追い越してしまいます。


第2見晴台から10分ほどであっけなく長官山。標高約1200m。
大雪山の鬱屈を晴らすかのようないい天気。
目前にドーンと見える利尻山。
ここから見た利尻山はとてもカッコいいです。


登ってきた道を振り返ります。


北海道本土を向いた東側は雲海です。


再び山頂に向けて歩いていきます。
赤い屋根の避難小屋が見えます。


リシリブシ(かな?)の群落。
いつもこんなにたくさん咲いていたっけ??
「いっぱい咲いてる。すげぇ!すげぇ!」ってはしゃいでしまうくらいの咲きっぷり。


9合目。「ここからが正念場」だそうです。


長官山くらいまでが雲海に飲み込まれそうになってます。


近年崩壊したらしい箇所。
脆い火山礫で、ボロボロと崩れている感じです。また崩れてしまうんだろうな、ここを歩けるのはあと何年だろう?と思ってしまいます。


沓形コースと合流し、赤い土の道を登ると山頂が見えてきます。


9:50に山頂に着きました。
登山口から約3時間半でラクラク登頂。
この日は100名山の上がりの人が二人いらっしゃいました。


稚内方面は雲海です。


礼文島方面を望む。
この周りを海に囲まれた独特の風景を見たくて何度も登ってしまうんだろうな、と思います。


こんにちは。


天気もいいので山頂には2時間くらい滞在していました。
先ほど追い越してきた二人組の女の子と仲良くなって、おやつを分け合ったりしました。札幌の大学生だそうです。


が、
帰宅後、子どもが真っ先にお母さんに報告します。

「お父さん、利尻山で女子生と仲良くなってたよ(・∀・)ニヤニヤ」

・・・小学生から見たら女子高生も女子大生も似たようなものかもしれませんが、単語から漂うヘンタイ度合いが違うので正しく報告してほしいです(というか、そんなの黙ってろよ)。
このブログのいつものことなのですが、雄大な景色を前に変な話をすみません・・・