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白川郷・五箇山サイクリング(2)美濃市スタート [自転車(ロードバイク)]

高山の一つ南の駅、飛騨一ノ宮から高山本線を輪行、美濃太田で長良川鉄道に乗り換えて、美濃市駅までやってきました。

奇しくも数日前にソネブロのあおたけさんがここをご訪問されていましたが、美濃市に素晴らしい「見どころ」があるとは、この時点ではまったくのノーマーク。ここに何か目的があったわけでなく、単に美濃太田から約20km自転車で走るのが面倒で、レールバスでワープしただけなのです。

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地下道をくぐって駅の外に出ます。
しかし渋い駅だなぁ。
国登録有形文化財だそうです。http://www.city.mino.gifu.jp/pages/11271
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今日は、ここ美濃市からまっすぐ白川郷までR156を北上します。およそ110km。
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8:50、美濃市駅を出発します。
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が、出発して2分としないうちに予想外のものが出現します。
古い名鉄の軌道線の車両が、駅で自然に佇んでいるような形で保存されているとは!!
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数年前に岐阜市内の公園に「丸窓」の保存電車を見に行きました(→こちら)が、同形式の車両が美濃市に保存されていることをこのときになって思い出しました。

旧名鉄美濃線美濃駅。こちらも国登録有形文化財だそうです。
もちろん、こちらに吸い込まれていきます。
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旧名鉄美濃駅は、大正12年10月1日に現在地にて開設されたもので、平成11年4月1日の名鉄美濃町線新関-美濃間の廃止により、当時の駅舎、プラットホーム、線路が保存されているものです。(中略) 保存されている駅舎・プラットホーム・線路(カーネギー製、1919年)はほぼ当時のままであり、大正期の近代建築の様相をそのまま残しています。美濃橋(重要文化財)とともに、大正期の貴重な近代化遺産です。(http://www.city.mino.gifu.jp/pages/2275


平成11年まで走っていたなら、乗りに来ておけばよかったのに。
廃線を見るたびにそう思うのですが・・・
駅の中では、昭和の歌謡曲のレコードが並べられていたりBGMで流れていたり、鉄道グッズが売られていたりして、ちょっと不思議な雰囲気がしますが、こうして切り取ると、今でも電車が出ていくんじゃないか、という雰囲気が残っています。
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「丸窓電車」モ512、「馬面電車」モ601。丸窓電車は大正時代の車両です。
架線がないのと、線路の先が道路になってるけど、ホームは現役時代のままのようです。
どちらの車両も乗車可能ですが、車内はがらんどうでした。
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鉄道グッズを買っていきたい気がしましたが、荷物が増えるので残念ながら見送り。
というか、先が長いのでそうゆっくりもしてられません。
後ろ髪引かれる思いで名鉄美濃駅を後にしますが、数分走ると「うだつの町並み」があったので、また寄り道です。
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観光案内などは「うだつの上がる町並み」となってます。
「うだつのある町並み」でなく、「うだつの上がる町並み」というコピーが、自分のようなうだつの上がらない観光客を引き寄せるのかどうかわかりませんが、なかなかいい雰囲気の町並みでした。
建物と建物の間の少し飛び出て瓦屋根の付いた壁が「うだつ」ですね。
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ですが、先が長いのでそうゆっくりもしてられません。
9:30、ようやく国道に出て、白川郷に向けて走ります。
いざ看板で108kmなんて数字を見ると先は長いな、って思う。
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長良川を右に左に眺めながら国道を北上していきます。
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つづく。
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