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出発~輪行で旭川へ(2017北海道01) [2017北海道旅行]

3年ぶりに北海道を自転車で旅行してきました。

2013年に一番上の子(※リンクしてます)、翌2014年に2番目の子(5年生だったけど)とそれぞれ北海道を自転車で旅行していて、今年は3番目の子が6年生の年。自分が言い出すまでもなく、自然と「お父さんと旅行行くんだよね?」という流れになってしまっています。

だからと言って休暇は自然と降ってくるわけではありませんが、幸い今年は1週間連続で休暇を取得しても大丈夫そうです。会社に一斉の「お盆休み」がないので、旅行に行くには混んでるし高いし通勤電車は空いているし電話が少ない(らしい)お盆の時期は、他の人と休みが重なることが少なくて休みが取りやすく、更に今年は「山の日」が金曜日。

ということで、8/14(月)~18(金)で5日休暇を取ると自然と10連休!自然とですよ!結果、部署でいちばん長い連続休暇をまんまとGETできたのでした(いいのかなぁ・・・笑)

しかし、旅行に行くには混んでいて高い時期です。
GW明けくらいには「今年どうするの?」と本人に聞きましたが、イメージが沸かないのか、北海道新幹線で行くという以外になんとも反応がありません。
なので、行き場所を決める前に早々と旭川のホテルと稚内からの帰りの飛行機を予約してしまいました。前回2014年と同じなので、もう行く場所は決まったようなものです。

前回と今回の大きな違いは、北海道新幹線ができて、夜行急行の「はまなす」がなくなってしまったことです。

(「はまなす」。ちょっと季節が全然違いますが。。。)

それまでだと、夕方(17時過ぎに東京を)出発→青森から夜行→朝6時過ぎ札幌着、ということで、午前中ゆっくり準備して出発、寝ているうちに札幌まで運んでくれて、北海道到着1日目からまるまる使えていて非常に便利だったのが、新幹線ができたお陰で朝からまる1日移動して道内で1泊しないといけなくなってしまったのです。
何度か「行きも飛行機で行かない?」と子どもに聞いたんですが、青函トンネルで行きたい、と。

ということで、朝8時20分の新幹線で東京駅を出て、新函館北斗と札幌で乗り継ぎ、夕方6時前に旭川に着くような電車で行くこととし、出発1か月前の販売開始日にみどりの窓口に「10時打ち」をお願いしに行きました。北斗星とかだと6時受付開始のところ5時半には列に並んでたんですが、まぁ新幹線は椅子たくさん付いてるし大丈夫だろう、と思い、7時半ごろ申込書を出し、夕方仕事帰りに結果を見に行きました。

 が、まさかの「△」。

第2希望の20分後の新幹線が何とか取れたのですが、「お父さん今回気合入ってないよ」と言われてしまう始末。まさか新幹線が満席だとは!この日の午前中の新幹線は「即日完売」だったようです。
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ということで迎えた出発当日。

早起きして、地元の駅で輪行し、到着した東京駅。
うげげ。こんなに混んでいるのを見るのは初めてです。
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自分が乗った新幹線。
ホームに入線したはいいんですが、なかなかドアを開けてくれず、指定席なのにホームには長い行列。乗れるようになったのは発車数分前。輪行袋を1台は座席の後に、もう1台をデッキになんとか乗せるともう出発時間。慌ただしく発車します。飛行機だったら、荷物を預けてしまえば楽なんだけどなぁ。
全車指定席なのに、なぜかデッキや通路に立っているお客さんがたくさんいます。
DSCF7901.jpg
この新幹線、全車指定席なんですが「立席特急券」を販売していたようです。

美味しそうなアイスクリーム。
落ち着いたところでコーヒーとアイスを、と思っていたんですが、混雑により車内販売のワゴンが回れないとのことです。飛行機だったらコーヒー持ってきてくれるのに・・・
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八戸を過ぎるとようやく空席が見られるようになり、青森から車内販売ワゴンが動き出し、青函トンネル前の三線軌条のところでようやくコーヒーとアイスにありつけました。コーヒー待ってたよーーーーー。長かった。飛行機ならもうとっくに着いてるのに・・・
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東京から4時間ちょっと、13時前に新函館北斗に着きました。
新函館北斗は「対面ホーム」による平面乗り継ぎができると聞いたんですが、それは函館からライナーに乗ってきて青森方面の新幹線に乗り換える場合のようで、青森から来ると普通の乗り換えが待ってます。輪行袋を担いで階段をのぼります。(エスカレーターもありますが)
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が、なんと降りるホームを間違えました。
(新函館北斗駅 略図(抄))
         3番線
      ーーーーーーーーーーーーーーーー
   ←札幌      (在来線)     函館→
      ーーーーーーーーーーーーーーーー
         2番線      
           ーーー0 0 0ーーー  
            新 幹 線

非常に単純化してしまったのですが、こういう駅なので、札幌行きは進行方向左側のホームだろうと思ってよく確認せず勝手に2番線に降りてしまったんですね。
でも、2番線に来るのは函館行の特急で、札幌行は3番線とのことで、また跨線橋登り直しになってしまいました。「?」と思いましたが、札幌行の特急は臨時なので、こういう扱いなんでしょう。たぶん。

跨線橋からは入線してくる特急が見えて焦りましたが、幸い待ち合わせで少し遅れてたのでなんとか乗り換えできました。汗だくです。もう輪行嫌だ。
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駒ケ岳は残念な感じでした。
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森のあたり、海が見えると気分も落ち着き、ようやく北海道に来た実感がわいてきました。
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トンネルの間の秘境駅ですね。なんとか撮れた。
IMGP7197.jpg

17時札幌。
本日最後の列車。網走行きのオホーツクに乗ります。古めのディーゼルカーです。
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そして、19時過ぎに旭川に着きました。
第1希望だった東京8:20発の新幹線だと、旭川には18時前に着いたはずなんですが。
キハ40がうようよしてる旭川駅好きだなー。「帰ってきた!」って感じがします。
DSCF7965

東京から旭川まで電車で来る人はあまりいないと思いますが、所要10時間半で、乗車券と特急料金合わせて片道約3万円かかります(昔のワイド周遊券(学割)と同じくらい!)。乗車券はJR各社通算ですが、新幹線の特急料金はJR東と北海道を「それぞれ計算」→「合算」なので、青森まで7400円なのに函館11,330円と、4千円くらい跳ね上がります。

これが飛行機だと、席は狭いけど立客でざわざわしないし、コーヒーやジュースいただけるし、空港はカートがあるし上り下り少ないし、電車より早いし安いし、なのです。電車は嫌いじゃないし、時期が悪いのは承知ですが、新幹線ではもう来たくない。そんな感じです。子どもがどう思っていたかはわかりませんが。

でもね。
みんなこうやって重い自転車担いでエスカレーターもない駅で何本も電車を乗り継いで、混んでる自由席に無理やり自転車ねじ込んで、肩にあざ作ってまで北海道へ向かっていたんですよね。もっと昔の人たちは、青森駅や函館駅の長い長い連絡船の通路を輪行袋担いで歩いてたんだろうし。
陸路で来ることで、やっぱり北海道は遠い北の大地なんだというのを実感できるし、こうやって重い荷物に苦労するのも旅の一風景なんだよ、と思うのです。まるでブラック企業のような「総括」ですが、こんな感じで、移動ばかりの1日目を締めくくります。
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さて、旭川駅近くのホテルにチェックインし、晩ご飯にします。
が、せっかく旭川に来たんです。
上川エリアの美しい写真を撮られているソネブロのbinpaさんと、ごはんでも食べましょう、と、ホテルの裏にある「大雪地ビール館」で落ち合います。手土産を持ってくるのを忘れてしまったという失態付きです。
DSCF7972.jpg

ラム肉をつつき、軽く飲みながら、初対面なのに何年も前からの友人に久しぶりに会ったような感じで、子どもそっちのけで盛り上がってしまいました。
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binpaさん、短い時間でしたが本当にありがとうございました!この場であらためてお礼を申し上げます。
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