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河津桜を見に行く 2017年(2) [花・木]

http://expreso.blog.so-net.ne.jp/2017-02-21の続き。
河津から下田まで自転車でやってきたはいいんだけど、リアのシフトケーブルが切れてしまいました。
気を取り直しておいしい魚を食べて、お腹は満たされたんですが、壊れた自転車が治るわけではありません。
STIレバーの中には切れて残ったケーブルの「ヒゲ」が残っています。
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後のギアは一番重いところに固定されてます。それで走れないこともないし、切れたケーブルをフレームのどこかに縛って、少し軽めのギアに固定すれば何とかなるんじゃないかな。車まで約20km、自転車を押して歩いても日が暮れる前には車に戻れそうなので、とりあえずシフトケーブルを売っているようなお店を探して町を彷徨っていたら、駅の西側に1軒の自転車屋さんを見つけました。
ママチャリのパンク修理をお願いするような昔ながらの小さな町の自転車屋さんで、おじいさんが一人ストーブに当たって店番をしています。

こんなお店にはないだろうな・・・

と思いつつ、ダメ元でお店に入って、シフトケーブルありますか?と聞いてみます。

すると店主の?おじさんが出てきて、自転車を見て「パナソニックのチタンだ!」と嬉しそうに言い、店の奥の方の段ボール箱を探し出し、なんとシマノのケーブルを探し出してくれました!
作業もお店にお願いしましたが、「頭が出てこない」と。
ケーブルの切れたヒゲがSTIレバーの歯車に複雑に絡んでいてなかなか抜けず、千枚通しやラジオペンチを駆使して格闘の上、ようやくケーブルの頭を捕獲。こんなところ切れるとは・・・
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そのあとケーブルを張ってシフトの調整も完璧にしてもらいました。

お店でおじさんと、店番をしていたおじいさんと雑談。
要旨は(←復命書のようで申し訳ないですが)・・・
昔のWレバーならヒゲが引っかからないからすぐ直せるんだけどね。パナソニックのロードが好きで、カタログは毎年メーカーからいただいている。やっぱりレーシングカラーがいいね。ここは駅に近くていろいろな人が来るので、一応700cのタイヤもあって、あまりお金も持ち合わせていないだろうから安いタイヤを用意している。伊豆半島の南の方で700cあるのはうちくらいではないか。伊豆半島は坂が多くて嫌になっちゃう人もいるだろうから、電車で帰れるように輪行袋も用意している。などなど。。。

思わず話し込んでしまいました。
名残惜しいですが、お店をあとにします。「また顔出してくださいよ」と気持ちよく送り出していただきました。こういう素敵な出会いも旅の醍醐味だよね。

日暮れの時間も気になるので、みなみの桜はあきらめて河津に戻ります。
帰りは内陸のR414で。山あいの田舎道です。
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河津下田道路という自動車専用道を作っているようです。国道もガラガラなのでそれを拡幅すればいいんじゃないのと思っちゃいますが。
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軽い峠越えがあります。
下り坂の途中にもきれいな河津桜がありました。
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河津に戻ってきました。
午後は雲が取れて、午前中よりきれいに見えます。
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あっという間に山の陰になってしまいます。
去年と同じく、桜のトンネルを走り抜けて北上し、車に戻ります。
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こちらはループ橋の下の立派な桜。
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ループ橋がある河津七滝を出たのが17時前。
伊豆スカイラインに上がる頃には日も暮れてしまいました。
街がキラキラできれいだけど、山の上は風が強くて寒い!車の窓を開けてさっと写真を撮るだけしかできませんでした。
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