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丹沢表尾根ハイキング [山歩き(丹沢)]

もう二十数年前の話ですが、信州のどっかの峠道を走りに行こうと、輪行袋を担いで中央東線の「441M」という夜行の鈍行列車に乗り、明け方小淵沢駅のホームに降りたところ、偶然高校の同級生に会いました。大学の山岳系のサークルに入っていた彼女、これから八ヶ岳に登りに行くとのこと。自分はこれから○○峠に行くんだと話したところ、

「うちら、峠はスタート地点だからね」

と。
別に向こうも自転車乗りをけなすつもりはなく、こちらも劣等感とかそういう感じではないんですが、早朝の薄暗いホームで聞いたその言葉がすごく印象的で、いまでもそのシーンとともに忘れられないんですね。そのコのことが忘れられないわけじゃないんですが(それはどうでもいいか)。

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で、やってきたのは、ロード乗りの皆さんが大好きなヤビツ峠です。
名古木交差点からのタイムは約30分でした。
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さすがバスは速いというか、ここを自転車で30分台で登る人って速すぎ。
バスは登りの追い越しだけでなく、コーナーの先に降りてくる自転車を見ると、手前で止まって待ってたりして、相当気を遣っているようでした。

ここから、標高1490mの塔ノ岳を目指す表尾根縦走コースを歩きます。
コース案内はこちら
http://www.kankou-hadano.org/hadano_mountain/mountain_o2js.html

この夏、南アルプスのどっかの高い山に登るカミさんがトレーニングがてらちょっと山に行くのでついて来いと言われ、夏の丹沢なんか暑いしヒルも出そうでやだなと思いつつ、たまには骨に重力かけないとな、と、きちんとヒル剥がしの食塩持参でついていったところです。
実は夫婦で山歩きなんて新婚旅行以来だったりしまして、ようやく子供たちを放置して二人で山に行けるようになったのか・・・とちょっと感慨深いところがあります。ちょっとだけですが。

最初20分ほど裏ヤビツの舗装路を歩いた後、山道へ。
登りの途中で振り返ると大山がきれいに見えます。
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が、二ノ塔から先は雲の中に入ってしまいました。展望も何もありません。それに強い南風。
トレーニングですから、とおしゃべりしながら淡々と歩きます。
歩きは話ができていいですね。何を話したか全く覚えてないんですが。
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鎖場もあります。ちょっとだけですが。ここは下ります。
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こんなところもあります。道はよく整備されてます。天気のいい春秋は人がすごいんでしょう。
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白い花がたくさん咲いていました。
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幻想的な森の中の散歩道(?)って景色も悪くない。
コースは登ったり下ったりなので、大山の直登と比べるとあまり疲れない気がします。
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バス停から3時間半ほどで塔ノ岳に着きました。もちろん展望はありません。
この日、下界では35度くらいまで気温が上がったそうですが、ここは別世界。休憩中はレインウェア着てないと寒いくらいでした。
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サクッとお昼を取って、大倉尾根を2時間半ほどかけてバス停まで降りていきました。標高差は1200mほど。
この尾根、「バカ尾根」って呼ばれるそうですが、由来はよくわかりません。
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帰りの小田急の渋沢駅から見ると、雲は少し取れてますね。あはは。
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というわけで、久しぶりの夫婦でのハイキングは終了。
やっぱり山歩きは下りはきついなー。
これくらいなのに、下る途中で膝は痛くなるし、1時間も降りてると飽きてきちゃって。
そこが克服できないと山歩きは厳しいな、というところでした。

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