丹沢主脈縦走 202105(1) [山歩き(丹沢)]
丹沢の山塊の真ん中に蛭ヶ岳という県内最高地点1673mの山があります。
そして、その蛭ヶ岳から南北に延びる稜線を「丹沢主脈」と呼ぶそうです。
(神奈川県ウェブサイトより)
今回、この「丹沢主脈」を、北の道志川沿いから蛭ヶ岳に登り、丹沢山、塔ノ岳と南下する縦走路を歩いてみました。
標高千数百メートルしかない丹沢とはいえ、丹沢山塊を北から南に「縦走」となると、ヤマケイオンラインの地図「ヤマタイム」では距離21km、登り標高差は2300m近くになります。同じような標高差や距離のコースを探してみると、
・尾瀬 御池→燧ヶ岳→至仏山→鳩待峠(21.8km、↑1880m)
・八ヶ岳 美濃戸口→赤岳鉱泉→硫黄岳→赤岳→行者小屋→美濃戸口
(20.8km、↑2080m)
・北アルプス 中房温泉→燕岳→大天井岳→常念小屋(常念岳はパス)→一ノ沢登山口
(21.4km、↑2300m)
※写真はイメージ
と、日帰りではなかなかのハードコース並み。地図上の歩行予定時間は11時間です。なので、日が長く、暑くなく、ヒルも出ない新緑のきれいなこの時期がねらい目ですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ということで、5月の休日に決行。
当初予定してた日は「午後から雷雨の可能性」とのことで、1日順延しました。2年前には丹沢の鍋割山で落雷事故があったし、古くは大山近くのハイキングコースの東屋に落雷して雨宿り中の人が亡くなった事例もありました。丹沢ならいつでも行けるからね。
まずはバスで丹沢の北端、道志川沿いの登山口へ向かいます。
道志みちを走るバスは、津久井の三ヶ木から出ていますが、1日2本。朝は7時ちょうど発の1本のみです。
これに乗るために、朝5時前に家を出て、横浜線の橋本へ。橋本6:20発のバスは満員でした。三ヶ木7時発のバスは増車していただきまして、小ぶりのバス2台で山道を走っていきます。
多くの人が「焼山登山口」で下車します。
「丹沢主脈縦走」だと、ここから焼山を経由して蛭ヶ岳に向かうのが「正統」なんでしょうが、6キロほど先の東野でバスを下車します。ここで全員バスを降りてしまいました。
橋本からバス代は954円。神奈中の1日フリー乗車券が1050円なのでそちらを利用します(最初のバスの下車時に運転手さんに申告するとフリー乗車券をパスモに付与してくれる)。
久しぶりにこのピンクの郵便局を見ました。
7:30スタート。
すっきり青空というより、若干白みがかった空ですがまずまずのいい天気。
最初は舗装路、その後ダートと舗装を繰り返す林道を歩いていきます。
ゲートまで30分、そこから15分ほどで「八丁坂の頭分岐」。ここから山道に入ります。なかなかの急坂を登っていきます。
新緑がきれい!
2時間ちょっと登って稜線に出て視界が開けます。向こうにはこれから上る蛭ヶ岳。
丹沢の北端からでも関東平野が見えるんですね。少しかすんでます。
八丁坂の頭。焼山から来る登山道と合流。向こうは「幹線路」なのか木道が整備されています。
稜線はまだ桜が咲いています。
これは何の花かしら。
焼山から続く稜線の道は「東海自然歩道」に指定されています。八王子から箕面へ続く(?)道ですね。ここが最高点だそうですが、後ろに白いものが!
10時 ベンチもある「姫次」着。
カラマツの向こうにきれいな富士山が見えます。
いったん標高を下げ、フラットな稜線をいい感じで進んでいきます。
右手の木々の間から富士山が見えるのがいいです。
蛭ヶ岳が近づきます。結構登らされそうです。
丹沢名物(?)木の階段登り。
植生回復のために木道を整備しているようです。
そして、階段を上がっていくと大展望。
視点を右にずらすと、富士山から南アルプスがずっと見えます。富士山の手前にそびえるのは檜洞丸かな。眼下には深い渓谷と、林道に架かる橋も見えています。
ここからの0.4kmがちょっときつかった!
歩き始めて4時間ちょっと、姫次から1時間半、蛭ヶ岳山荘が見えてきました。
続く。
そして、その蛭ヶ岳から南北に延びる稜線を「丹沢主脈」と呼ぶそうです。
(神奈川県ウェブサイトより)
今回、この「丹沢主脈」を、北の道志川沿いから蛭ヶ岳に登り、丹沢山、塔ノ岳と南下する縦走路を歩いてみました。
標高千数百メートルしかない丹沢とはいえ、丹沢山塊を北から南に「縦走」となると、ヤマケイオンラインの地図「ヤマタイム」では距離21km、登り標高差は2300m近くになります。同じような標高差や距離のコースを探してみると、
・尾瀬 御池→燧ヶ岳→至仏山→鳩待峠(21.8km、↑1880m)
・八ヶ岳 美濃戸口→赤岳鉱泉→硫黄岳→赤岳→行者小屋→美濃戸口
(20.8km、↑2080m)
・北アルプス 中房温泉→燕岳→大天井岳→常念小屋(常念岳はパス)→一ノ沢登山口
(21.4km、↑2300m)
※写真はイメージ
と、日帰りではなかなかのハードコース並み。地図上の歩行予定時間は11時間です。なので、日が長く、暑くなく、ヒルも出ない新緑のきれいなこの時期がねらい目ですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ということで、5月の休日に決行。
当初予定してた日は「午後から雷雨の可能性」とのことで、1日順延しました。2年前には丹沢の鍋割山で落雷事故があったし、古くは大山近くのハイキングコースの東屋に落雷して雨宿り中の人が亡くなった事例もありました。丹沢ならいつでも行けるからね。
まずはバスで丹沢の北端、道志川沿いの登山口へ向かいます。
道志みちを走るバスは、津久井の三ヶ木から出ていますが、1日2本。朝は7時ちょうど発の1本のみです。
これに乗るために、朝5時前に家を出て、横浜線の橋本へ。橋本6:20発のバスは満員でした。三ヶ木7時発のバスは増車していただきまして、小ぶりのバス2台で山道を走っていきます。
多くの人が「焼山登山口」で下車します。
「丹沢主脈縦走」だと、ここから焼山を経由して蛭ヶ岳に向かうのが「正統」なんでしょうが、6キロほど先の東野でバスを下車します。ここで全員バスを降りてしまいました。
橋本からバス代は954円。神奈中の1日フリー乗車券が1050円なのでそちらを利用します(最初のバスの下車時に運転手さんに申告するとフリー乗車券をパスモに付与してくれる)。
久しぶりにこのピンクの郵便局を見ました。
7:30スタート。
すっきり青空というより、若干白みがかった空ですがまずまずのいい天気。
最初は舗装路、その後ダートと舗装を繰り返す林道を歩いていきます。
ゲートまで30分、そこから15分ほどで「八丁坂の頭分岐」。ここから山道に入ります。なかなかの急坂を登っていきます。
新緑がきれい!
2時間ちょっと登って稜線に出て視界が開けます。向こうにはこれから上る蛭ヶ岳。
丹沢の北端からでも関東平野が見えるんですね。少しかすんでます。
八丁坂の頭。焼山から来る登山道と合流。向こうは「幹線路」なのか木道が整備されています。
稜線はまだ桜が咲いています。
これは何の花かしら。
焼山から続く稜線の道は「東海自然歩道」に指定されています。八王子から箕面へ続く(?)道ですね。ここが最高点だそうですが、後ろに白いものが!
10時 ベンチもある「姫次」着。
カラマツの向こうにきれいな富士山が見えます。
いったん標高を下げ、フラットな稜線をいい感じで進んでいきます。
右手の木々の間から富士山が見えるのがいいです。
蛭ヶ岳が近づきます。結構登らされそうです。
丹沢名物(?)木の階段登り。
植生回復のために木道を整備しているようです。
そして、階段を上がっていくと大展望。
視点を右にずらすと、富士山から南アルプスがずっと見えます。富士山の手前にそびえるのは檜洞丸かな。眼下には深い渓谷と、林道に架かる橋も見えています。
ここからの0.4kmがちょっときつかった!
歩き始めて4時間ちょっと、姫次から1時間半、蛭ヶ岳山荘が見えてきました。
続く。
主脈・主稜ともにまだ通しで歩いたことはないので、いつか歩いてみたいです。
若干黄色いのはアセビの花??新緑も綺麗。
来年は歩いてみたいな。
by Atwight (2021-05-23 22:50)
山で逢う花、春の山歩きは花があってイイですね。
晴れ間に見えた富士山は雪が減ってしまいました。
by hanamura (2021-05-24 10:53)
新緑って本当にいいですよね、元気が出ます!!
by トモミ (2021-05-25 14:53)
こんばんは、
このコースいつか登ってみたいと思っておりました。
当地からでは橋本からのバスに間に合わないので前泊かなと思っておりました。
この先が楽しみです。
by Azumino_Kaku (2021-05-25 21:32)
>Atwightさん
自分も何年も前から歩いてみたかったコースですが、歩行時間の長さとバス便の不便さでなかなか実現できませんでした。
丹沢主稜のほうはきつそうだなあ。
>hanamuraさん
花と新緑と富士山を見ながらの楽しい山歩きです。
今年は富士山の雪は少な目な気がします。
>トモミさん
新緑のライトグリーンの明るい色がいい感じです。
新緑がきれいだと紅葉もきれいなんだろうなと思いながら歩いています。
>Azumino_Kakuさん
自分ところの駅も始発では間に合わなくて、小田急線の駅まで車で行きました。同じ県内なんですけどね(笑)
三ヶ木へは橋本からのほかにも中央線相模湖駅6:31のバスがあって、そちらの方が間に合う範囲が広そうな気がします。
by えすぷれそ (2021-05-28 21:44)
富士山の雪の積もり方
理想的な綺麗な富士ですね
by ハイマン (2021-06-01 15:35)
>ハイマンさん
5月の上旬だと、例年はもっと雪が多い気がします。
でも、今年のこれはまたいい感じの積もり方でした。
by えすぷれそ (2021-06-05 00:28)