ランドナーに乗って30年(その2・海外編) [自転車(ランドナー)]
前回の続き。
自転車は分解して輪行袋に入れられるので、国際線に預ければ海外にも行けるんですね。そんな軽いノリで、何度か海外にも行ってみました。
ただ、国内線と違って、国際線での輪行袋の扱いは他の荷物といっしょで割と手荒いので、クイック軸やディレーラーを外し、キャンプの時は銀マットでぐるっと囲むなど、一工夫していました。
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1994年 ニュージーランド
オークランド空港。海外への第一歩。
自転車だけでなく自分も初の海外旅行。それどころか飛行機乗るのも初めて(笑)。キャンプ道具も満載で、預け荷物は30kgになりましたが、追加料金なし。ただ、現地の検疫で輪行袋もテントも開けてチェックされました。さすが農業国。
NZ最南端のスチュワート島
Mavora Lakeークイーンズタウンの対岸Walter Peakまで数十キロのダート。
NZならではの渋滞。
これを撮ってくれた日本人サイクリストとはその後も年賀状のやり取りがあるのですが、結婚式をまったく同じ日に挙げたというとても不思議な縁。
リンディス・パス
マウントクックへ向かう道。
1995年 カナダ
カナディアンロッキーの絶景の中を走る「アイスフィールド・パークウェイ」。
カルガリー空港からバスでバンフのYH前に運んでもらい、スタート。
ジャスパーまで約300km。
そこからバンクーバーまで大陸横断鉄道に1日揺られてました。
1996年 スイス・フランス
チューリッヒの街中。ヨーロッパはおしゃれだな。
ユングフラウ、マッターホルン、モンブランの超有名な山を眺めてのサイクリング+ハイキング旅行。
自転車パートも、とにかく峠満喫。
標高1962mのグロッセ・シャイデック、2,165mのグリムゼル峠、スイス・フランス国境のフォルクラ峠と、テントを積んだ重い自転車でじりじりと登ってました。
これはグリムゼル峠の下り。
ツェルマットのキャンプ場。マッターホルンがちょこんと見えます。
ジュネーブまで75km。
日本と違って青い看板は高速道路。この先間違って走ってしまいました。
1998年 オーストラリア
「婚約指輪は給料の3か月分」と言われていた時代(今はどうなんでしょう・・?)、御徒町の怪しい雰囲気の店で買ったら1か月分で済んだので、浮いたお金でMTBを購入、夫婦で出かけました。
お盆の時期しか休みが取れそうになかったので、当時発売されるようになった「正規格安」の航空券を半年以上前から予約していきました。
エアーズロックリゾートを起点に、ウルルとカタジュタへ。
グレートバリアリーフも行きました。
これはケアンズの町はずれの安いキャンプ場。ヒッピーっぽい人たちの中でキャンプ。
1999年 マレーシア・シンガポール。寒い冬にヤシの木が見たくて(笑)単独行。
クアラルンプール市街。
マラッカのYH前。
南下し、国境を越えてシンガポールへ。
700円くらいのゲストハウスが印象的だったな。
シンガポールからフェリーでビンタン島へ。
数時間だけインドネシアに滞在。
1999~2000年 スペイン・ポルトガル
「2000年問題」が騒がれていた年末年始、有給休暇をくっつけて少し長めの海外旅行に行くことができました。前のブログで10年前に旅行記書きました。(→こちら)
コスタ・デルソルのマルベーリャ
1999年12月31日。大西洋上のポルトガル領マデイラ島。
エイラ・ド・セラードという標高1000mの展望台まで登りました。
しかしこの写真、いったい何を撮りたかったんだろう?
ポルトガル・リスボン市内
2000年1月2日。リスボン、コルメシオ広場。
この日が海外で過ごした最後の日となりました。
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95年のカナダ以降は有給休暇での短期の旅行でしたが、仕事をしながら旅行の準備をしたり、帰国した翌日から平然と働くなんて、まあ若かったからできたんだろうなと思うし、旅行会社は昼間に会社に普通に電話してきてて、それを聞いた上司がボソッと「リスボン・・・」なんて呟いたり、今思えば、おおらかな時代だったのかなとも思います。
振り返るとまた行きたくなっちゃうな。
プリントで残ってる写真の中から自転車が写っているのだけ載せたので、写りが微妙なのも多いですが、「30年」ということで、こうして2回にわたり古い写真を掘り起こしてみました。ご覧いただきありがとうございました。
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<おまけ>自転車の基本データ
NZから帰国後、自転車の改造を実施。後ろのギア周りを、8段の600アルテグラ+DeoreXTに換装し、それまでの18段変速から24段変速にしました。
今のロードバイクの値段を考えると、1990年とはいえ、ずいぶん安い自転車ですね。知人のつてでこれを5万円くらいで売ってもらいました。5万の自転車でここまで楽しめるとは。
今は「街乗り」にしか使っていませんが、もうしばらく楽しもうと思っています。
自転車は分解して輪行袋に入れられるので、国際線に預ければ海外にも行けるんですね。そんな軽いノリで、何度か海外にも行ってみました。
ただ、国内線と違って、国際線での輪行袋の扱いは他の荷物といっしょで割と手荒いので、クイック軸やディレーラーを外し、キャンプの時は銀マットでぐるっと囲むなど、一工夫していました。
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1994年 ニュージーランド
オークランド空港。海外への第一歩。
自転車だけでなく自分も初の海外旅行。それどころか飛行機乗るのも初めて(笑)。キャンプ道具も満載で、預け荷物は30kgになりましたが、追加料金なし。ただ、現地の検疫で輪行袋もテントも開けてチェックされました。さすが農業国。
NZ最南端のスチュワート島
Mavora Lakeークイーンズタウンの対岸Walter Peakまで数十キロのダート。
NZならではの渋滞。
これを撮ってくれた日本人サイクリストとはその後も年賀状のやり取りがあるのですが、結婚式をまったく同じ日に挙げたというとても不思議な縁。
リンディス・パス
マウントクックへ向かう道。
1995年 カナダ
カナディアンロッキーの絶景の中を走る「アイスフィールド・パークウェイ」。
カルガリー空港からバスでバンフのYH前に運んでもらい、スタート。
ジャスパーまで約300km。
そこからバンクーバーまで大陸横断鉄道に1日揺られてました。
1996年 スイス・フランス
チューリッヒの街中。ヨーロッパはおしゃれだな。
ユングフラウ、マッターホルン、モンブランの超有名な山を眺めてのサイクリング+ハイキング旅行。
自転車パートも、とにかく峠満喫。
標高1962mのグロッセ・シャイデック、2,165mのグリムゼル峠、スイス・フランス国境のフォルクラ峠と、テントを積んだ重い自転車でじりじりと登ってました。
これはグリムゼル峠の下り。
ツェルマットのキャンプ場。マッターホルンがちょこんと見えます。
ジュネーブまで75km。
日本と違って青い看板は高速道路。この先間違って走ってしまいました。
1998年 オーストラリア
「婚約指輪は給料の3か月分」と言われていた時代(今はどうなんでしょう・・?)、御徒町の怪しい雰囲気の店で買ったら1か月分で済んだので、浮いたお金でMTBを購入、夫婦で出かけました。
お盆の時期しか休みが取れそうになかったので、当時発売されるようになった「正規格安」の航空券を半年以上前から予約していきました。
エアーズロックリゾートを起点に、ウルルとカタジュタへ。
グレートバリアリーフも行きました。
これはケアンズの町はずれの安いキャンプ場。ヒッピーっぽい人たちの中でキャンプ。
1999年 マレーシア・シンガポール。寒い冬にヤシの木が見たくて(笑)単独行。
クアラルンプール市街。
マラッカのYH前。
南下し、国境を越えてシンガポールへ。
700円くらいのゲストハウスが印象的だったな。
シンガポールからフェリーでビンタン島へ。
数時間だけインドネシアに滞在。
1999~2000年 スペイン・ポルトガル
「2000年問題」が騒がれていた年末年始、有給休暇をくっつけて少し長めの海外旅行に行くことができました。前のブログで10年前に旅行記書きました。(→こちら)
コスタ・デルソルのマルベーリャ
1999年12月31日。大西洋上のポルトガル領マデイラ島。
エイラ・ド・セラードという標高1000mの展望台まで登りました。
しかしこの写真、いったい何を撮りたかったんだろう?
ポルトガル・リスボン市内
2000年1月2日。リスボン、コルメシオ広場。
この日が海外で過ごした最後の日となりました。
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95年のカナダ以降は有給休暇での短期の旅行でしたが、仕事をしながら旅行の準備をしたり、帰国した翌日から平然と働くなんて、まあ若かったからできたんだろうなと思うし、旅行会社は昼間に会社に普通に電話してきてて、それを聞いた上司がボソッと「リスボン・・・」なんて呟いたり、今思えば、おおらかな時代だったのかなとも思います。
振り返るとまた行きたくなっちゃうな。
プリントで残ってる写真の中から自転車が写っているのだけ載せたので、写りが微妙なのも多いですが、「30年」ということで、こうして2回にわたり古い写真を掘り起こしてみました。ご覧いただきありがとうございました。
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<おまけ>自転車の基本データ
「ミヤタ アルフレックスツーリスム」価格:72,800円パーツメーカーのサンツアーはもうないし、後6段とか、発電機付きとか時代を感じます。
フレーム:Cr-Mo鋼トリブルバテット/フレームサイズ:550mm
シフト:Accushift対応(サンツアーコンポ)18段(前3×後6)
タイヤ:26×13/8(650×35A)オープンサイド
重量:12.8kg(520mm)
リムドライブ式ダイナモライト、分割式泥除け、フレームポンプ
NZから帰国後、自転車の改造を実施。後ろのギア周りを、8段の600アルテグラ+DeoreXTに換装し、それまでの18段変速から24段変速にしました。
今のロードバイクの値段を考えると、1990年とはいえ、ずいぶん安い自転車ですね。知人のつてでこれを5万円くらいで売ってもらいました。5万の自転車でここまで楽しめるとは。
今は「街乗り」にしか使っていませんが、もうしばらく楽しもうと思っています。
何を撮りたかったんだろう?って書いておられますが、マデイラ島の展望台の写真、
地面に落ちた冬の木の枝の影がすごく素敵。 いい雰囲気で好きです^^。
by Inatimy (2020-05-16 20:41)
素晴らしい写真ばかり...堪能いたしました。
こうやって過ごす日々は一生の思い出ですね。
わたしも、えすぷれそさんには質量とも及ばずとも、
これからも少しずつ愉しんでいこうと思います。
by ナツパパ (2020-05-17 10:19)
いつかプーケットにも足を踏み入れてくださいっ♪
by mee (2020-05-17 16:48)
何とも羨ましい(笑)!!
by トモミ (2020-05-18 13:06)
いいな〜いいな〜
なんたって自分の自転車を旅先で乗るっていうのが素晴らしいですね。私もいつかやってみたいと思いつつ、いつも現地でレンタサイクル調達です(笑)
日本のような島国に暮らしていると、陸続きで国境を超えるのってちょっと感動ですよね。マレーシアからシンガポールは通勤で行き来しているのを見てびっくりしました(笑)
by barbie (2020-05-20 21:17)
羨ましいなぁ。。
すっごく豊な思い出。
今のえすぷれそさんの色んなスキルを高めてくれてるんでしょうね^^
by sae (2020-05-21 22:12)
うわぁ♪ なんて素敵な旅。
若さ溢れていますねぇ♪
いいな、いいなぁ。
by よしころん (2020-05-22 08:32)
>Inatimyさん
ありがとうございます。
きっと逆光がきれいだなと思って撮ったんでしょうが、自転車を
撮ったにしては中途半端な写真だなーと思います。
>ナツパパさん
ありがとうございます。
今思えばなんでこんなに気軽に(?)海外行ってたんだろう?
と思います。またやってみたいけど勇気ないなあ。
>meeさん
ビーチリゾートも好きなんで、プーケットもいつも検討の
俎上には上がってたんですが、行ったことないんですよ。
>トモミさん
こうして振り返るとよく行ったもんだと思います。
>barbieさん
そうそう。いつも乗ってる自転車なのに、風景が全然違う。
とても不思議な感じがします。
自転車の国境越えもワクワクするんですが、いざしてみると、
料金所通過する程度なのが面白いです。
>saeさん
どうでしょうか。何かあったかなぁ?
さすがに一人で観光地でないとこ回るんで英語は話せるようになりました(が、もう忘れてるかも)
>よしころんさん
インターネットもスマホもない時代、ガイドブックの頼りない
情報と、現地で手に入れた地図で良くこれだけの旅行ができたな
と思います。若かった!
by えすぷれそ (2020-05-23 21:37)
世界各国を自転車で周られて・・・
これはすごいですね!
by TakiHaru (2020-05-24 09:19)
すごいですね @@;
自転車で、世界を股にかけ~ !! なんですね。
色んな苦労もあったのでしょうが、でもでも、とても素敵な思い出がたくさん。自転車も !! ^^v
by moz (2020-05-24 13:18)
>TakiHaruさん
何年もかけて世界を自転車で回る人もいるので、
1週間くらいだとほんのちょびっとではありますが、
こう並べてみるといろいろ行ったなと思います。
>mozさん
そうなんです!
自転車と、カナダの写真で写ってる緑色のザックに思い出が詰まってます。どちらもまだ現役(笑)
by えすぷれそ (2020-05-26 22:17)
想い出いっぱいの素敵な写真ですね。
私も過去の旅の記録をまとめようかな。
by cheese (2020-05-28 12:50)
楽しく読ませていただきました。
若かった頃だからできたこともあるでしょうけれど
今振り返ってもワクワクするでしょうね。
海外で自分の足で走るって、普通の旅行者とは全く違う
景色が見えたのでしょうね。
by ようこくん (2020-05-30 19:21)
>cheeseさん
ありがとうございます。
外出自粛で古い写真を見返すいい機会となりました。
>ようこくんさん
今思えばよくもこんな大変な旅行ができたな、と。
観光地以外でも印象に残る場面がたくさんありました。
by えすぷれそ (2020-05-31 18:39)